ポルトガルのシントラ観光、続いては「レガレイラ宮殿」をレポートします!ここは元々12世紀に建てられた王族の別邸だった所を改装したテーマパークなのですが、行ってみると宮殿あり洞窟ありのドラクエの様な世界で、なかなか冒険心が掻き立てられる所です!
“魔宮”とも称されるレガレイラ宮殿、そのチケット購入から内部まで詳しくお伝えします。
目次
レガレイラ宮殿の場所とアクセス
レガレイラ宮殿の場所はコチラ。シントラ駅からも程近く、徒歩でも行ける距離ですが、私は435番のバスを利用しました。シントラの路線バスについてはコチラに詳しく記載しています→【シントラ】路線バスMAPと乗り場、乗り方など詳しく!(ポルトガル)
エントランスは、Google Mapの表示から少し離れた所にあります。道路の進行方向に従って上り坂を100m程進んだ所、Palácio de Seteaisホテルとのちょうど間くらいにあります。その為、435番のバスを利用の場合は「Quinta da Regaleira」では降りずに「Palácio de Seteais」まで行って少し戻った方が便利です。
チケットは€10
チケットオフィスは、エントランスから入って奥の右側にあります。整列用のロープが張られていて、チケットを買い求める場合は右側のレーン、オンラインチケットを持っている場合は左側のレーンへ。
券売機が無いので必ず窓口へ並ぶ必要がありますが、午後2時頃に訪れて待ち時間は10分程でした。恐らく午前中は超陀の列が予想されるので、心配な場合は予め公式HPでEチケットを購入しておくのが良いかもしれません。
入場料は€10。私が訪れた時は€8だったのに早くも値上げです…。※価格は為替レート等により常に変化します。
尚、チケットと共にMAPが貰えますが、このMAPはコチラからもダウンロード出来ます。PDFになっているので、スマホに入れておくと便利です。
また、チケットオフィス界隈にはコインロッカーがあり、スーツケースが入るサイズのボックスもあります。レガレイラ宮殿は比較的アクティビティーな観光スポットなので、大き目の荷物はここへ預けておいた方が良いかもしれません。
ドラクエの世界が広がる!
さてさて、宮殿の中は広い遺跡群の様な所で、至る所にゴシック様式を基本とした石造りの宮殿が建ち並んでいます。一応順路のような矢印が書かれていますが、館内は自由散策OK!
取り合えず適当に歩いてみたのですが、中世の城を思わせる様な石造りの建物が点在していて、まるでドラクエの様な世界が広がっています!遺跡には触る事は勿論、上る事も可能。
遺跡の数はあまり多くないですが、緑生い茂った所に石造りの塔が隠れていたり、ちょっとした所に洞窟の入口があったりと、なかなか冒険心が掻き立てられる所も多いです!
洞窟も複数ありますが、幾つかの入口が中で繋がっているので、思わぬ所へ出て来るという様な発見もあります。中には滝壷に繋がる洞窟もあって(後述)、なかなか情緒的な雰囲気も楽しめます。
レガレイラの象徴「Unfinished Well」
レガレイラ宮殿の中で一番の見所になっているのが、この「Unfinished Well」。一見すると井戸の様な所なのですが、この横にある階段から中へ入って行く事が出来ます。
中は螺旋状の回廊になっていて、岩の隙間から井戸の底が徐々に見えて来るという何とも好奇心を煽られるアトラクション!こんな体験、日本じゃなかなか出来ないですよ。
この洞穴は、高さ30m以上もあるのだとか。
底の方から上を眺めた所。この感じ、なかなか良い雰囲気出てますね!“地球の歩き方”はじめ、様々なガイドブックでもこの構図がよく使われていると思います。
洞窟→滝へと続いている
井戸の底は洞窟になっていて、これが先述した色々な出口へと繋がっています。場所によっては照明が全く無く真っ暗な所もあるので、ペンライトは必携!
この洞窟を暫く進むと、やがて外の光が差し込む幻想的な雰囲気の所へ出て来ました!これまたフォトジェニックな景観ですよね。
その先へ進むと藻の張った池があり、飛び石の橋を渡って外へと出られます。ここには小さな滝もあって、なかなか雰囲気の良い所!
もう一つの洞穴「Initiatic Well」
この様な洞穴式のアトラクションはもう一つあって、それが「Initiatic Well」という所。こちらは先ほどよりも人気がある為か、入口に行列が出来ていました!
中へ入ってみると、こちらも同じ様な回廊が穴の底まで続いています。穴の大きさは先ほどよりも大きいですが、壁面や柱が余りにも人工的過ぎて、ちょっとファンタジックさに欠けるかなと…。
穴の底まで続く回廊は、すれ違いが困難な程の狭さ。一見すると上から下へ一方通行の様に見えますが、特に決まりは無いらしく、たまに下から逆走してくる人が居ると大変…!
でも岩の隙間から上を見上げれば、木洩れ日の差し込む幻想的な景観が望めます!回廊の途中で止まると後ろの人に迷惑ですが、皆お互い様なのか上手い事避けるのが暗黙の了解になっている様子。
穴の底はこちらも同じく洞窟になっていて、これがそのまま先ほどの池に繋がっています。こうやって少しずつ洞窟の構造を理解する事も楽しみのひとつ!
立派なゴシック様式の礼拝堂と博物館
尚、レガレイラ宮殿の中には礼拝堂や博物館もあって、どちらもゴシック様式の外観が見事!何れも自由に出入りする事が出来ます。
礼拝堂はワンフロアの小じんまりとした建物で、壁には幾つかの宗教画が配置。ステンドグラスもありますが、中へ入る事が出来ないので、ちゃんと見られないのは残念な所。
また博物館があるのは、出口付近にあるこの大きな建物。“Main House”と書かれた白亜の城、こちらもなかなか立派ですね!
建物の中はちょっと豪華な内装になっていて、このレガレイラ宮殿に関わりのある人物やその軌跡を紹介する品々が展示。比較的新しい内装ですが、天井の梁に沿って並べられた王族の肖像画など、他では見られない内装に仕上がっています。
ペンライトはあったほうが良い?
と言う訳で、なかなか見応えのあったレガレイラ宮殿。観光客がドっと押し寄せるテーマパークではありますが、冒険心を沸きたてる要素が幾つもあって、大人でも童心に帰って楽しめる所だと思います。
上記でも触れましたが、洞窟内は灯りの無い所も多いのでペンライトは必携!スマホ付属のライトでも十分ですが、落としてしまわない様注意が必要です。
Quinta da Regaleira
- 住所:R. Barbosa du Bocage 5, 2710-567 Sintra
- 営業時間:9:30~20:00(10月~3月は18:00迄、最終入場は閉館の1時間前迄)
- ホームページはコチラ
こちらも合わせてご覧下さい→ポルトガル・シントラ記事一覧