ミュンヘンの王宮「レジデンツ」の中にある施設の一つに、Cuvilliés Theatre(キュビリエ劇場)というコンサートホールがあります。王宮の中と同様、普段は博物館として一般に公開されていますが、訪れてみると馬蹄形をした超豪華なオペラ劇場でビックリ!
レジデンツ博物館に続き、こちらもミュンヘンで必見のスポット!今回は、ちょっと分かり難い入口の場所も含めてレポートしたいと思います。
博物館とは異なる入口の場所
キュビリエ劇場の入口ですが、バイエルン国立歌劇場のあるマックス・ヨーゼフ広場からレジデンツを見て左側、レジデンツ通り(Residenzstraße)にあります。同じレジデンツでも、博物館や宝物館の入口とは異なるので注意が必要。
エントランスから入って通路をひた進むとレジデンツの中庭があって、この一角にキュビリエ劇場の入口があります。
入口を入って、通路の奥にチケットブース、および劇場入口があります。ここにはカフェの様なテーブルもありますが、恐らくこの劇場でコンサートが開催される際に利用するものだと思います。
入場料は€3.5。レジデンツ博物館の方にもチケットブースはありますが、このキュビリエ劇場単独の入場チケットはここでしか取り扱っていないのだそう。尚、レジデンツ博物館および宝物館にも入場できるトリプルチケットを持っている場合は、そのまま入れます。
館内MAPとホワイエ
このキュビリエ劇場ですが、MAPを見ると“Comitehof”と呼ばれる中庭および“Ostfoyer”というホワイエがあって、その奥に客席の講堂があるという構造をしています。
特に見学順路は決まっておらず、そのまま客席の講堂を目指して進んで行けば良い様です。
チケットチェックを受けて入口を入ると、すぐに中庭を取り囲む回廊があります。絵画もあって、ちょっと小洒落た空間ですね。
ここにはクロークもありますが、これはコンサートの時に使用されるもので、今回の様な博物館としての訪問の場合は使えず、リュック等の荷物はチケットブースの所で係員に預ってもらいます。
8角形をした中庭(Comitehof)も開放されていて、入ってみると天窓から日が差し込む明るいフロアです。
中庭と回廊を抜けると、すぐにホールのホワイエへと入って行きます。ちょっと洒落た感じのシャンデリアがあるものの、何の飾り気も無い真っ白な壁とフローリングで、何だか殺風景ですよね…。2階席へ通じる階段もありますが、この時は残念ながらロープが張ってあって立ち入る事は出来ませんでした。
豪華絢爛!美しい劇場
ホワイエから講堂へ入ると、風景が一変!煌びやかな装飾が施された馬蹄形の典型的なオペラ劇場で、フランス・パリのガルニエを思い起こす様な、煌びやかや装飾が見事です!王宮の劇場らしく、中央には大きく口を開けたVIP席もしっかりありますね。
大きさとしてはかなり小ぶりな劇場ですが、3階層ものバルコニーを備える本格的な造り!上階へ上がる事が出来ないのが残念です…。
この劇場が造られたのは1751から1755年、設計者はベルギー生まれの建築家Francois de Cuvillies(フランソワ・ド・キュヴィイエ)という事で、劇場の名前もここから来ているという訳ですね。
創建以来、イタリアオペラを中心に数多くの公演が行われ、1781年にはモーツァルトのオペラ「イドメネオ(Idomeneo)K.366」がここで初演を迎えたという、由緒あるオペラ座でもあります。
照明が点いたり消えたりする…
ところで、今回この劇場へ足を踏み入れた時、劇場内は真っ暗でした!その後、1分くらい経つと突然照明が点いて明るくなるものの、10秒程で再び暗転。これを常に繰り返しています。
いったい何の意味があってそんな事するのか全く不明ですが、これじゃロクに写真も撮れませんよね。せかっく美しいオペラ座でゆったり鑑賞に浸りたいのに…。
コンサートチケットの予約
そんなキュビリエ劇場ですが、現在でもたまにコンサートが開かれている様です。あまり頻繁には開催されていませんが、コチラのサイトでチケット予約できる様なので、興味のある方は是非!
照明が点いたり消えたりする博物館仕様の時よりも、コンサートの方がゆっくりオペラ座に浸れて良いかもしれません。
と言う訳で、ミュンヘン・レジデンツにあるオペラ座「キュビリエ劇場」のレポートでした!レジデンツ博物館については、前回の記事をご覧下さい→ミュンヘンの超豪華な王宮「レジデンツ」の見所をチェック!
Cuvilliés Theatreの営業時間
- 14:00〜18:00(日曜祝日、及び7/30~9/10は9:00~)
- ※冬季(10/22~3/23)は14:00~17:00(日曜祝日は10:00~)
- ミュンヘン・レジデンツのHPはコチラ
その他、ドイツ・ミュンヘン観光に関する記事一覧はコチラ→ミュンヘン
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