ショパン国際ピアノコンクール2015 結果発表!動画で速報

速報です!! ショパン国際ピアノコンクール2015は、先ほど結果発表が行われました。結果発表の瞬間を映像に捕らえましたのでお伝えします。

※2021年に行われた第18回の結果発表はこちら→ショパン国際コンクール2021結果発表!日本人2名も入賞

当選者を以下にまとめます。

  • 6th prize – Dmitry Shishkin(ロシア)
  • 5th prize – Yike (Tony) Yang(カナダ)
  • 4th prize – Eric Lu(アメリカ)
  • 3rd prize – Kate Liu(アメリカ)
  • 2nd prize – Charles Richard-Hamelin(カナダ)
  • 1st prize – Seong-Jin Cho(韓国)
  • Polonaise賞 – Seong-Jin Cho(韓国)
  • Mazurka賞 – Kate Liu(アメリカ)
  • Sonata賞 – Charles Richard-Hamelin(カナダ)
  • Concert賞 – 該当者なし

HONORABLE MENTIONS(佳作)

  • Aljoša Jurinić(クロアチア)
  • Aimi Kobayashi(日本)
  • Szymon Nehring(ポーランド)
  • Georgijs Osokins(ラトビア)

演奏終了の4時間後となる午前0時40分頃の発表でした。凄まじい人ごみの中、手がつりそうになりながら何とかその発表の瞬間を捉えました!そしてなんと、順位に関しては恥ずかしながら私自身最下位をつけたSeong-Jin Choさんが優勝されました。

彼がポロネーズを演奏した2次予選を聴いてみますと、確かにポロネーズは素晴らしい演奏だと思います。しかしソナタはペダルの多様によってダイナミックになり過ぎている様に感じました。

そして、一環して彼の音は“ピアノが鳴っていない”という印象を受けました。Finaleを生で聴いていても、左手の音があまり聴こえて来ずにピアノとの調和が無く、根本的な問題として選外だと思っていました。そんな彼が1位だとは、とても理解できません

しかし、2位のCharles Richard-Hamelinさんの結果には、私自身も納得しています。

彼の演奏については、これまで何度も語って来ました。特筆する点は、Finaleで「2番」を演奏した事。「協奏曲第2番」は、特に3楽章はひたすらアルペッジョやスケールの連続で、“聴かせどころ”に乏しい作品だと感じています。彼が敢えてこの作品を選択した理由はあるのだと思いますが、もし「1番」を選択していたならば、結果は変わっていたかもしれませんね。

惜しくも受賞を逃した小林愛実さんですが、特に2次予選で魅せたバラードの旋律の美しさや音のコントロールは見事ですし、次回も是非挑戦して頂きたいと思います。

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