さぁ、ついに長い戦いも今日で幕を閉じます。少し寂しい気もしますが、今夜の結果発表の瞬間に、今から胸が高まります。
本日の演奏日程は次の通りです。
- 25:00-25:40 Charles Richard-Hamelin (Canada)/Concerto in F minor Op. 21
- 25:40-26:20 Dmitry Shishkin (Russia)/Concerto in E minor Op. 11
- 26:50-27:30 Yike (Tony) Yang (Canada)/Concerto in E minor Op. 11
(日本時間)
注目のCharles Richard-Hamelinさんは、唯一の「コンチェルト2番」選択者で、これが審査にどう影響するのかが見所です。他人より秀でた演奏アピールの場において他と異なる演目である事は、一般的には有利であると推測するのですが、他の演奏者にここまで敬遠された「2番」なだけに、どう料理されるのか注目したいと思います。
魔術師現る!! Szymon Nehring (Poland)
圧倒的な実力を見せてくれた20歳の秀才に、大きな拍手です。これからも多くの聴衆を魅了し続けるでしょう。
個性的な演奏のGeorgijs Osokins (Latvia)
昨夜の最後に演奏されたラトヴィアのGeorgijs Osokinsさんは、その個性的な演奏が光っていました。
音価の倍を超える長さで止まったりする等、その旋律の歌い方が特に個性的です。そのせいか、指揮者が合わせるのに大変そうでした。若干ミスはあるものの、音は洗練されていたと思いますので、これがどの様な結果に繋がるか、見ていきたいと思います。
また、彼は特別な椅子を使用していました。恐らく規格外に低い椅子なのだと思います。私が使用している椅子(ショパン国際ピアノコンクールの“ピアノ椅子”が凄い!参照)は、ひょっとしたら彼に気に入ってもらえるかもしれませんね。
※この写真は公演終了後に撮影したものですが、Vn.の楽団員が雑談の為に座ってしまい、椅子のみのショットは適いませんでした…
さぁ、泣いても笑っても今夜がラストです。Finalist発表の時は、演奏終了の3時間後でしたので、今夜の発表は日付が変わる頃になってしまうかもしれません。私の体力が続く限り(連日の悪天候&寒さによって風邪をひきました)、発表の瞬間を抑えられれば良いなと思っています。
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