《聖ヨハン・ネポムク教会》ウィーン郊外の静かな教会へ

St-Johann-Nepomuk (22)

ウィーンの教会巡り、最後の一つはウィーン旧市街から少し郊外にある「聖ヨハン・ネポムク教会」です。

ちょうど近くにヨハン・シュトラウスの記念館があってそこへ訪れようとしたのですが、あいにく休館日で入れず…。代わりに、そのすぐ近くに教会があったので、飛び入りで入ってみる事にしました!


大通り沿いの静かな教会

場所はウィーン市街の北東部。郊外と言えども、ドナウ川の支流を越えてすぐ。地下鉄U1のNestroyplatz駅の近くで、オペラ座のあるKarlsplatzからも3駅で行ける所です。

St-Johann-Nepomuk

大通り沿いに建つ、一本の細い塔が目印の聖ヨハン・ネポムク教会。周囲の建物に溶け込んだデザインながらも、一際貫禄のある佇まいですよね。

入口/St-Johann-Nepomuk

教会全体の開館時間についてはHPに記載が無かったのですが、ミサの時間等から鑑みると、概ね観光客が入れるのは10時~18時頃かと。入口は、ファサード正面にある3つの扉の内、建物に向かって右側の扉です。

前室/St-Johann-Nepomuk

鋼鉄の重い扉を入ると、前室があります。この教会、やたらと掲示板ばかりあって、ここだけ切り取るとなにやら公民館の様な雰囲気ですよね。

質素な内装

内装/St-Johann-Nepomuk

内部は、2列の座席を持つ身廊と、二層構造の側廊があって、祭壇とは対面の上階に大きなパイプオルガンがあるという標準的な配置。煌びやかな装飾等は殆ど無く、質素で厳かな教会です。

修復/St-Johann-Nepomuk

教会HPの情報によると、この教会が建てられたのは19世紀中頃ですが、1945年3月に第二次世界大戦の爆撃によって深刻な被害を受け、鐘楼以外の建物は全壊してしまったのだとか。その後段階的に修繕され、現在の姿を取り戻したのは1990年頃との事。

ステンドグラス/St-Johann-Nepomuk

縦・横ともに標準的なサイズの教会ですが、天井はあまり高くありません。また、本来ステンドグラスが付いていそうな窓は幾つもあるのですが、いずれも自然光が差し込むだけのシンプルな窓になっています。

祭壇の大きなフレスコ画

祭壇/St-Johann-Nepomuk

あまりトピックスの見出せない教会ですが、この祭壇に描かれた大きなフレスコ画は一番の見所になるかもしれません。これはオーストリアの画家Leopold Kupelwieserによる1814年~1844年作のもので、天使に囲まれたキリストと聖Johann Nepomuk(ヨハン・ネポムク)の被昇天が描かれているのだとか。

フレスコ画/St-Johann-Nepomuk

この教会の名前にもなっているJohann Nepomukという人物は、14世紀に生きたボヘミアの司教。周囲との対立により、拷問によって最期を迎えるという悲劇を味わった人物との事です。

祭壇のフレスコ画には、彼が最期を遂げたプラハの街が描かれているそうですが、祭壇に隠されて見えなくなっています。

パンフレット/St-Johann-Nepomuk

尚、パンフレットもありますが、日本語版はなし。教会の歴史や内装に関する解説がHPに英語版PDFで載っていますので、詳しく知りたい方はそちらを参照されるのが良いと思います。

J.シュトラウス記念館とセットで訪問がベター!

ウィーンの教会/St-Johann-Nepomuk

洗練された外観と、落ち着いた内装の聖ヨハネ・ネポムク教会。今回、私が訪問している間は誰一人として教会に来る者はおらず、静かに心落ち着かせるには絶好の場所でした。

ただ、他の教会にある様な豪華さや華やかさは全くと言って良いほど無いので、観光地としてそれらを求めているとガッカリするかもしれません。

観光で訪れるなら、既述したヨハン・シュトラウスの記念館とセットで訪れるのが一番かも?シュトラウスの記念館は、この教会と道路を挟んだ向かいにあります。

johann-straussミュージアム

ひょっとしたら、彼も生前この教会を訪れていたのかもしれませんね。以上、聖ヨハン・ネポムク教会の模様をお伝えしました!

ウィーンの観光情報については、観光ガイドのページも併せてご覧下さい→オーストリア・ウィーン旅行ガイドと“一人旅”体験レポート!



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