聖ポール天主堂跡‐マカオ歴史地区で最も有名な世界遺産を見る

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香港の隣、マカオには20以上もの構成遺産を含む「マカオ歴史地区」という世界文化遺産があります。私の参加した香港・マカオツアーでは、香港から日帰りでマカオを訪れる行程が組まれていて、香港とは別の添乗員の下、世界遺産を巡ってきました。

今回はその内の一つ、マカオで最もベタな世界遺産「聖ポール天主堂跡」にスポットを当てたいと思います。

様々な要素が入り混じる独特な雰囲気

世界文化遺産「マカオ歴史地区」は、ポルトガルの植民地だった頃の西洋建築と中国の文化が織り交ざった、ハイブリッドな街並みが特徴です。西洋建築に中国語の看板が掲げられた光景は、確かに本家欧州ではなかなか見られない光景ではないでしょうか?

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ただ“欧州”と“中国”のどちらかと言えば、中国寄りという感じがしますね。無造作に建てられた低層建築の密集した風景は、ヨーロッパの厳しい建築基準の下で統制された街並みとは一線を画していると思います。

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再開発の著しいエリアも目と鼻の先。この様な新旧入り混じる独特な光景も、マカオの街並みの特徴なんですね。

ハリボテ感満載の「聖ポール天主堂跡」

歴史地区をゾロゾロと歩いて行くと、やがて見えて来るのが「聖ポール天主堂跡」。これは017世紀に建てられたポルトガルの教会ですが、18世紀に火災に見舞われてからは、建物の正面の部分のみを残す形となったものです。

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そのファサードまでは、66段の石段が続いています。ここは恐らく、マカオの観光施設の中で最もベタなスポットなのではないでしょうか?

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最上部には青銅で作られた鳩のエレメント、その下には少年イエスと聖母マリアの像。その周囲には彼らに関連のある物象が描かれていて、こういう点では西洋の教会そのものなのですが、所々に漢字(中国語)が彫られている点には注目すべきところでしょうか。中には「菊」の紋章が彫られた箇所もあって、これは日本人との関与を表したものなんだとか。

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ファサードの裏に回って見ると、なんだか張りぼての様…。コンクリートでしっかり支えられているのですが、今にも崩れ落ちそうで近くを歩いているとちょっと怖いです。階段が設けられているので、ファサードの中腹までは登る事が出来ます。

この聖ポール天主堂は、建造された16世紀末頃にはアジア最大のカトリック教会だったと言いますから、これの在りし日の姿はどんなにか立派なものだったんでしょうね。

ナーチャ廟と旧城壁

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このすぐ近くには、同じく世界遺産構成遺産の一つ「ナーチャ廟」という寺があります。建物の屋根を見ると、香港で訪れた「 」と色使いや構造がすごく似ていますよね。

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聖ポール天主堂跡の方は多くの人で賑わっていたのですが、このナーチャ廟の前は我々(団体客)以外あまり人がいませんでした(笑)。それだけ目立たないのかもしれませんが、すごく小さな建物なので丁度良いかもしれません。建造は1888年という事で歴史は浅いですが、ここには西遊記にも搭乗する「ナーチャ」という道教の神が祀られています。

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この横にある「旧城壁」の世界遺産の一つ。これはポルトガル人の居住区域を守る為に17世紀に作られたものですが、添乗員からそう言われないと決して目に留めるものではないですよね。

街歩きのついでに立ち寄るのがベター

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聖ポール天主堂跡は、遠くから離れて見てみると大したものではありませんが、近寄って細かな彫刻や石造りの壁面を観察すると歴史の重みが感じられて来る様な気がします。入場料がかかる訳でもありませんし、歴史地区の街歩きがてら気軽に立ち寄るのが良いと思います。

次回はマカオにある西洋の教会を見ていきます。

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