パリの楽譜店へ行ってみた![ARIOSO]と[LA FLUTE DE PAN]の店内と品揃えをチェック

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今回は、フランス・パリで訪れた楽譜店を2軒ご紹介したいと思います。

これまでに長年西洋クラシック音楽を演奏、研究してきた身としては、ヨーロッパの現地の楽譜店は“聖域”の様に感じていました。今回せっかくパリへ行くので、自分の好きな作曲家Francis Poulencの作品の中で、日本では手に入り難い楽譜が見つかったら良いなと思っていました。

パリの楽譜店について調べてみると、市内北西部にあるSanit-Lazare駅近く、Rome通り沿いに何軒か店舗がある事がわかりました。

LA RLUTE DE PAN (17)

私は近くを走る地下鉄3号線のEurope駅から向かいました。ここからなら出口を出てすぐRome通りに出る事が出来ます。

ARIOSO (2)

Rome通りはSanit-Lazare駅の西側を南北に走っている道路で、南に向かって下り坂になっています。

LA RLUTE DE PAN (3)LA RLUTE DE PAN (2)

周辺を見渡すと、幾つもの楽器屋が軒を連ねている他、カフェも割りと多く見られます。

LA RLUTE DE PAN (6)

また、通りを歩いていると楽器を持った若い人の姿を良く目にしました。彼らの持っている楽器を見ても、ヴァイオリンやギター、管楽器まで多彩。ここは音楽家が集う街である事を物語っています。

LA FLUTE DE PAN

さて、地下鉄3号線Europe駅出口からRome通りに出たすぐの交差点にあるLA FLUTE DE PANという楽譜店。

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ここは楽器によって取り扱い店が3店舗に分かれており、この交差点にあるのはヴァイオリンやフルート等のオーケストラ楽器。

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そこから北方面へ数十メートル進んだ所に、ピアノやオルガン等の鍵盤楽器、および声楽の楽譜を取り扱う店舗があります。

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入口が閉ざされていてちょっと入るのに躊躇しましたが、他の人の出入りを確認。「ボンジュール」と挨拶をして中へ入ります。

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店内はそれほど広くありませんが、2フロアに分かれています。日本の楽譜店と同じ様に、見たい楽譜を自分で手にとって閲覧する事が出来ました。

歌曲のフロア

最初のフロアは歌曲の楽譜が陳列されていました。その中でPoulencのコーナーを発見!さすがはフランス、ここへ来る前に訪れたロンドンの楽譜店に比べると、はるかに多くの作品が揃っています。

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≪la Courte paille≫。プーランクはある意味“歌曲専門”とも言えるほど多くの歌を残した作曲家ですよね。管弦楽やピアノ作品を聴いていると、転換の早い細切れなフレーズばかり聴こえてきますが、歌曲には長いフレーズでしっとり歌う作品も多いです。

Francis Poulenc: Oeuvres completes
F. Poulenc
Warner Classics
2012-10-22

ちなみにプーランクの全作品は、このCD全集で聴く事が出来ます。かなりマイナーな作品から、プーランクの自演音源まで収録されているので、なかなか聴き応えあります。


その他、プーランク作品の作曲年やエピソード等が書かれた伝記が、3年程前に出版されました。それまでプーランクに関して書かれた日本語の書籍はそれほど多くなかったので、これはとても重要な資料に成り得るものだと思います。

ピアノ曲のフロア

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続いて奥のフロアへ進んでゆきます。こちらにはピアノ譜が陳列されていました。

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品揃えはそれなり…。ただ日本のYAMAHA銀座店と比べると、特に日本で人気の高いNikolai Kapustinの楽譜等のラインナップに関しては、若干貧弱だなと感じました。加えてPoulencの作品も、Durand版やSalabert版など日本でも買える出版社のものばかり。価格も大阪の「ササヤ書店」の方が安かったりします。と言う訳で収穫はなし…。

続きは、次のページへ!もう一つの楽譜店ARIOSOをレポートします!


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