今日の話題は、クラシック系の音楽家・演奏家にとって欠かせない輸入楽譜を専門に扱う大阪の楽譜店「ササヤ書店」です。
ササヤ書店では「ササヤスタンプ」というポイント型クーポン券を発行しているのですが、私は何年も前から少しずつ貯めていたところ1,000円分貯まっていたので、この度使ってみる事にしました。如何せんチェーン展開していない全国でココでしか使えないクーポンなだけに、使える時に使っておかないと損をしてしまいます。
場所は「大阪駅前第2ビル」
ササヤ書店があるのは、大阪駅前第2ビルの2F。場所は大阪北新地のビル街にあって、大阪駅からだと徒歩10分程かかります。
この辺りは道路が綺麗に整備されたオフィス街です。“大阪駅前ビル”は第1から第4までありますが、高層ビルでない黒いガラス張りの建物が第2ビルです。
ビルへの入口は周囲四方にありますが、公民館かと思うくらい余りにも質素な外観の為、初めて訪れた時はちょっと入るのに躊躇してしまいました。大阪駅方面から地下でも繋がっている為、その方が入りやすいかもしれません。
“昭和感”漂うビルの2階へ
ビルの内部は、いかにも“The 昭和”という感じ。古めかしい床の色や柱の造り、照明の配置からも数十年の月日を感じます。そしていつ行っても人の入りはまばら…
それもそのハズ、ビル内の店舗は殆どシャッターが閉まっており、たまに営業している店が点々とする有様。ここは“大阪市北区梅田一丁目”という超一等地でありながら、微妙に繁華街から外れた所にあるので人の入りが期待できないのでしょう。賃料が高いという一等地ならではの理由も、なかなか店が入らない理由なのかもしれませんね。ピアノ譜は「西館」
さて、ササヤ書店はこの廃れたビルの2Fにあるのですが、エレベーターがあるので地下からでも直通で行く事が出来ます。店舗は「西館」と「東館」に分かれているのですが、両方同じフロアにあります。
東館は一部の管楽器(Sax,Fg,Euph,Tubaなど)と打楽器、ギターやリコーダーなど、ちょっとマイナーな楽器の楽譜が置いてあるのみで、メインは西館の方になります。
西館には楽譜の他、音楽情報雑誌や書籍、五線紙などもあるので便利です。専ら私は、作曲のスケッチに使う五線紙は全てFinaleで作成して印刷したものを使うので、随分と長い間五線紙ノートを購入していないのですが、手書きの物を人に見せる場合には、市販の五線紙は重宝しますよね。
西館の店内はワンフロア+エキストラスペースのみ。手狭ながら細長い店内には天井までギッシリ詰った書棚があって、所蔵数はまぁまぁ。勿論、海外への取り寄せも対応してくれます。
輸入楽譜に特化していますが、たまに「全音版」のピアノ集があったり、輸入楽譜と言えども日本ライセンス版であったりします。この辺はロンドンの楽譜店で見た光景に似ていますよね。何と言っても日本の楽譜市場は世界最大級ですから。
ササヤスタンプが使える商品は?
それでは今回の来店の目的である「ササヤスタンプ」を利用してみようと思います。ササヤスタンプは5点・10点・20点の3種類があって、500円の買い物ごとに5点が付与されます。現金での決済でないと貰えないのですが、有効期限が無いのが嬉しいところ。
それこそ学生の頃に貰ったスタンプも出て来ました。それらを集めて合計150点分。スタンプは50点で300円、100点で700円の割引になるので、今回1,000円分利用出来る事になります。
今回お目当ての楽譜は見つからなかったのですが、そうそうに来店する事も無いですし、何とかして使い切ってしまおうと思って購入を決めたのが雑誌。
丁度「音楽の友」が税込998円だったのでコレにします!普段“立ち読み”が資本の音楽情報誌ですが、たまには念入りに読んでみようとかと。
ササヤスタンプの利用について楽譜以外の決済にも使えるのか聞いてみたところ、基本的に店内の商品には何でも利用可能だそうです。よく雑誌やグッズには使えなかったりしますが、ここは良心的ですね。尚、ササヤスタンプでの清算には、おつりは出ません。
ササヤスタンプの還元率は高い?
ササヤスタンプの還元率は6~7%。現金支払いでしか貰えませんが、クレジットカードの一般的な還元率(1~2%)と比べてもかなりお得。しかし余程日常的に楽譜を購入する人でなければ、あまり意味を為すものではありませんね。とは言え、10年も前に付与されたスタンプを利用できる店は他にあまり見当たりませんから、長い目で見て利用価値を見出せば良いと思います。折りしも、スタンプはただの“紙切れ”ですから無くさないようにしないといけませんが…。
次の機会にも訪れてみようと思います。以上、ササヤ書店の「ササヤスタンプ」についてお伝えしました。
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