数日前、東京・神田にある“うな重”の老舗「神田きくかわ」を訪れました。“土用の丑の日”を直前に控え、うなぎをどこで食べようか検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自身うなぎなんて高級料理を普段から食べる事は全く無いのですが、友人の強い勧めもあって久しぶりに味わいました。昭和38年創業の老舗「神田きくかわ」のうな重はどの様な味か、試してみたいと思います。
「神田きくかわ」の場所
場所は東京・神田。中央通りの須田町一丁目交差点にあります。

こじんまりとした3階建ての茶色いビル、その一階に暖簾が掛かっていました。時刻は18:30、行列必至との情報を得ていたのですが、全く並ばずに入店できました!

入口横にはテイクアウト用のカウンターがあります。ここでうな重を買って弁当に…何とも豪勢ですよね!

神田の他にも日比谷、上野毛、御殿場にも店舗があるそうです。
それでは老舗の暖簾をくぐって、中へ入ってみましょう。
店内の様子と座席


店内は4人掛けテーブルが5つくらいあるのみですが、HPによると神田店は68席という事なので、2階にも席がある様です。

テーブルの殆どが埋まっていましたが、運よく1グループが抜けるタイミングだった為、すぐに案内されました。座席のシートピッチは狭いです。
メニューをチェック

看板メニューのうな重は3種類あって、それぞれ鰻の量が違います。ここは奮発して中間の「ロ」あたりを…と思ったのですが、この時間帯は既に鰻の残量が少なく「イ」のみしか提供出来ない、との事でした。


うな重以外のメニューの数は少なく、アルコールもビールと日本酒のみ。
ビールと白焼きのたたき

まずはビールで乾杯です!Asahi「塾撰」なんて私はあまり見ない銘柄ですが、Asahiらしいスッキリした飲み心地。ただ個人的にはもう少しコクのある銘柄を好みます。

サイドメニューに注文したのは「白焼きのたたき」。身は10切れほどですが、歯応えのある食感とさっぱりした味わいはGood!暑い夏にはぴったりの一品でしょう。
うな重を味わう

さて、本題のうな重がやってきました!重箱を開けると香ばしい香りが漂います。最低ランクの「イ」は鰻が一尾しか入っていませんが、それでも十分なボリューム。

身はすごく柔らか、欲を言えばもう少し肉厚だと嬉しいのですが。タレは甘すぎず丁度良い感じ。

タレが足らない場合は付け足す様に言われましたが、これだけかかっていれば十分です。ギトギトになってしまっては折角の魚の身が台無しですからね。

椀に入っているのはお吸い物です。

付け合せの茶色い物体は一瞬“栗”の様にも見えたのですが、実際はライチでした。

お会計は一人¥4,295也。まぁこんなものかな~。満足度としてはギリギリのライン…、味は上々でしたが、これ以上値段が高いと敬遠するかもしれません。※価格は社会情勢により随時変動します。
ピーク時間帯は行列必至か

時刻は19時過ぎ、数グループが行列を作っていました。やはり19時頃になるとピークになるんですね。18時半に入っておいて良かったです。

でもそれだけスッと身体に入っていくという事は、上質な鰻の証拠なのかもしれませんね。いつか違う店のうな重も食べてみたいと思います。
神田きくかわ(神田店)
◆営業時間
火曜~金曜:11:00~20:20ラストオーダー
土日祝日:11:00~19:50ラストオーダー
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
◆土日祝日は全席禁煙
◆℡03-3251-1506(7925)
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