パリの4つ星ホテル宿泊レポート!Mercure Paris La Défense Grande Arche

私がパリ滞在で宿泊したホテル「メルキュール・パリ・ラデファンス・グランデ・アーシュ」の宿泊レポートをお伝えします。

Expediaの口コミによる評価は3.8(※現在の10段階評価では7.6)。高得点の目安となる「4」には届かないものの、各レポートには軒並み高評価が並ぶ当ホテル、実際に宿泊してみました!日本よりも物価の高いパリ市内、少しでもコスパの良いホテルに泊まろうと、Expediaの評価を頼りに検討を重ねたところ、中心部から少しはなれた郊外に駅近で利便性の高いホテルを見つけました。

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アクセス、利便性

このホテルの場所は、ルーヴル美術館などがあるパリ中心部から北西方面へ10kmほど、Nanterre(ナンテール)という所にあります。

最寄駅はRER-A線のNanterre Préfecture。ホテルは駅前…というよりも地下駅の上に建っている駅ビルがホテルになっている様な感じです。

電車は終電前を除いて4~5分間隔で走っており、凱旋門のあるCharles de Gaulle Étoileまで2駅6分、オペラ座のあるAuberまで3駅9分という好アクセス!“ゾーン3”という郊外ながら、パリ市内の主要観光地へドアtoドアで30分もあれば着いてしまいます。

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Nanterre Préfecture駅で列車を降りて、東側の改札(駅インフォメーション等がある方)を出てエスカレーターを上がると、駅前の広場に出てきます。駅ビル兼ホテルはガラス張りの建物で、左右対称の斬新なつくりです。Mercureのマークを目印に、駅に向かって右側がレセプションになります。

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チェックイン時の女性担当者は、親切丁寧な対応でGood!しかし最終日にチェックアウトとキープ・バゲッジをお願いした若い男性スタッフは、客を待たせた手前で20分も長電話…他に担当者が居なかったので永遠と待たされました。もし日本のビジネスホテルでこの対応をしたら、それこそ血を見る事になるでしょうね。

レセプションとは別棟のアパートメント

さて、私が予約した部屋はStandard Apartment。部屋が2つにキッチンまで付いた広々ルームですが、一般のダブルルームと料金が大差無かったので思い切って選択しました。

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アパートメントの部屋はレセプションとは別棟。駅に向かって左側の建物に入ります。入口にはこの様にカードリーダーがあって、ルームキーをスキャンしないと自動ドアが開かない仕組みです。

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こちらにもソファや自動販売機などを備えたロビーがありますが、ホテルマンは誰も居ないため、各種手続きや要望などがある場合は外に出てレセプションの棟まで行かなくてはなりません。ただ、ホテルから外出する度にレセプションと顔を合わせる必要が無いので、滞在中はとても気楽でした。

スタンダード・アパートメント・ルーム

私に宛がわれた部屋は最上階の7階(日本の8階相当)。エレベーターにほど近い升席ながら、駅前の喧騒から離れた上層階はありがたいもの。

私はこれまでにExpediaから海外のホテルを予約して、条件の悪い部屋に当たった記憶はあまりありません。以前“じゃらん”から予約をした時には、エレベーターの扉から数十センチしか離れていない部屋(しかも最低階…)を宛がわれた事があり、二度と使わないと心に決めています。

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部屋に入ると、はじめにあるのは玄関ホール。ここにバスルーム、トイレ、キッチン、そして2つの部屋へ繋がる扉が集約されていました。

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そう、バス・トイレが別なんですね。これは非常にポイント高いです!

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トイレの隣の扉を開けるとキッチン。手狭ながらIHコンロ、冷蔵庫、電子レンジが備わっています。

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ナイフやフォーク、包丁に加え、鍋やフライパン、お皿もあります。これだけ揃っていれば、この部屋で本格的に“滞在”するのに事欠きませんね。

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もう一つの扉はバスルーム、バスタブ付き。広さは申し分ありません。ただし、アメニティグッズが皆無です。この辺はアパートメントルームの特性上仕方ないかもしれません。

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シャワーの水圧は十分。古い造りからか、壁の黒ずみが気になりますが、一応清掃は行き届いている様です。

ベッドルームとリビングルーム

それでは二つの部屋を見て行きましょう。

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先ずはベッドルーム。クイーンサイズのベッドは超広く、両手を横に広げて寝てもなお余裕がありました。普段からこんなベッドで寝てみたいものです。

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ベッド横には三段の箪笥、横には冷蔵庫。尚、冷蔵庫はキッチンと合わせて二つあります。

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私はこの部屋に数日間滞在しましたが、ウェルカムドリンクがあったのは初日だけでした。まぁ冷蔵庫が二つもあれば、大きなペットボトルを入れても邪魔になりませんね。

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隣のリビングルームとは、部屋同士でも繋がっています。勿論扉を閉めて完全な個室にする事も可能です。

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続いてリビングルームですが、広さはベッドルームと一緒。ただし床がフローリングになっています。加えてこの二つのソファ、“超”が付くほど旧式のスプリングタイプで、片方は原型を留めていられないほどガタが来ていました。カバーがかけてあるのはそれを隠すためか…?

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リビングルームにはちょっとしたカウンターがあって、それに合わせたカウンターチェアーがあります。

しかしこのアパートメントルームには“デスク”と呼べる様な机は無く、デスクワークはこの背の高い椅子に座って行わなければなりません。コンセントはありますが、ここで長時間PCをいじっていると疲れてきます。

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手狭ながら、両部屋ともクローゼットがありました。尚、セーフティボックスはリビングルームのクローゼットにしか付いていません。しかも操作が良く分からず…使わず仕舞いです。

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最後に眺望をチェック。最上階とはいえ、周りのビルと同じ高さなので眺望は望めません。しかしレセプションのある棟の部屋であればLa Défenseにある「新凱旋門」見えると思いますが、アパートメントに宿泊する以上は仕方ないですね。

Standard Apartment Roomのまとめ、宿泊料金

  •  バス・トイレ別(完全独立型のトイレ)
  • キッチンは調理器具、電子レンジあり
  • 古い設備だが一応清掃は行き届いている
  • 毎日ベッドメイキング有り
  • アメニティグッズは無し
  • デスクはカウンターテーブルとチェアのみ

宿泊は6月初旬、Expediaのキャンセル不可料金で¥14,250(1泊平均・諸税込み)でした。安い日は¥11,000台でしたから、曜日を選べばもっと安く泊まれるかもしれません。※コロナ騒動後、パリのホテル代は高騰しており、時期によってはこの2倍程度かかる場合もあります。

パリ市内から離れたちょっと古い4つ星ホテルですが、この広さと利便性を考えるとExpediaの評価3.8というやや高い得点は、納得のいくものでした。

次の機会があれば、また宿泊の候補に入れたいを思いますが、隣のLa Défense駅周辺には近年の再開発によって新しいホテルが林立していると聞きますから、もっと安くて綺麗なホテルが見つかるかもしれませんね。

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