博多で屋台料理が食べられる居酒屋「屋台おかもと」中洲店

博多と言えば“屋台”。ですが、実際に行くとなると「観光客はぼったくられる」とか「一見さんお断り」など、ちょっと敷居が高いイメージが先行してしまいますよね。

そこで今回私達が訪れたのは、屋台の店が経営しているという居酒屋「屋台おかもと中洲店」。家庭的な雰囲気と質の高い料理は、なかなか高い満足度を提供してくれましたが、そのプライスも高かった…。

屋台が経営する居酒屋

屋台おかもと中洲店の場所は、博多区中洲2丁目。地下鉄の中洲川端駅から徒歩5分くらいの距離にあります。

屋台おかもと店舗

赤い暖簾が目印。この店は、渡辺通(天神南)で屋台を営業している「おかもと」が経営する居酒屋という事もあって、屋台の味が楽しめるとして人気なんだとか。

この日は日曜日で辺りの居酒屋の多くが閉まっていたのですが、この店は日曜日でも深夜まで営業しているとの事。

芸能人のサインがズラリ

屋台おかもとの店内

屋台おかもと中洲

店内は、4人がけのテーブル席が幾つかと、カウンターが10席ほど。家庭的な雰囲気を出しているというこの店ですが、ズラリと並べられた日本酒が良い雰囲気出していますね。

日曜日だと言うのに、この後23時を過ぎても客足が途絶えませんでした。

芸能人のサイン/屋台おかもと

壁には芸能人のサインが沢山!色紙を飾らず壁に直接というのがコンセプトなんでしょうか?この時同行していたアイドル好きの友人が、HKT48のサインを一生懸命写メしてました(笑)。

肉料理中心のメニュー

屋台おかもとメニュー

メニューを見てみると、豊富な種類の串揚げに焼き物はステーキが数種類。炒め物はホルモンのみそ炒め等、肉料理が中心となっています。

アルコールメニュー/屋台おかもと

焼酎メニュー/屋台おかもと

アルコールに関しては、焼酎が豊富な割に日本酒が3種類のみ(言えば他の銘柄も出してくれるのかもしれません)。ワインやチューハイ等も種類少なめですが、ウィスキーはなんと「山崎12年」が置いてありました!

シングル1杯1200円、現在の価格高騰を考えると、なかなか手ごろな値段ですよね。

ビール/屋台おかもと

まずはビールで乾杯!ただ、この店の「生」は泡の木目が粗くて残念…。これは空港ラウンジで飲む方が断然上です。

屋台料理を味わう

酢モツ/屋台おかもと

さて、“屋台の味”という事で、アラカルトメニューから幾つか試してみました。こちらは「酢モツ」、モツのポン酢漬けですが、アッサリめの味付けは夏にピッタリ!

私は普段モツは噛み切り難いのであまり好んで食べませんが、これは食べ易くてGood!

牛さがりの炭火焼/屋台おかもと

焼き具合/屋台おかもと

「牛さがりの炭火焼」、こちらも焼き目が良い感じ!肉料理に力を入れているという事もあって、さすが肉の質は上々です。

こういう焼き方で悪い肉だとグニャグニャして噛みきれない事もありますが、こちらはその様な事は無く程よい歯応えで美味!

エリンギの串焼き/屋台おかもと

「エリンギの串焼き」は1本200円。こちらも風味があってGood!

福岡の酒とシメの“麺”

日本酒/屋台おかもと

3種類しかメニューに書かれていない日本酒ですが、その内のひとつ「杜の蔵」を頂いてみました。1杯700円もする福岡の純米酒、飲んでみると後から辛味がじわじわとやって来る感じ。

すごく美味しいという訳ではありませんが、この長めの余韻はなかなか楽しめそうです。

ちゃんぽん/屋台おかもと

ラーメン/屋台おかもと

忘れちゃいけないのがシメの麺!チャンポン850円とラーメン600円を試してみましたが、チャンポンはすごくミルキーで具沢山!ラーメンはすごくサッパリしているものの、魚介の風味が引き立ちます。

どちらも居酒屋のいちメニューとは思えないほど本格的で美味!やはりこういう所が屋台の店の良い所なんでしょうか。

やっぱ有名所は高い…

会計/屋台おかもと

今回のお会計は、2人でなんと15,620円!一人8千円弱とは、なんとも高級な飲み会です。お酒も一人3~4杯程度だったのですが、想定していたより一人2,000円も高かった…。

地元産の美味しい料理が東京よりも安く食べられるというのが地方都市の良い所だったはずですが、最近はそうもいかないのかな…

屋台おかもと

ちょっと観光客向けのプライスな所は否めませんが、家庭的な雰囲気の中で頂ける屋台料理は味も良く、観光客として福岡を尋ねる者にとってはなかなか行く価値のある店だと思います。

いつか、本家である屋台の店も挑戦してみたいものですね!

「屋台おかもと中洲店」の店情報

  • 住所:福岡市博多区中洲2丁目6-3
  • 営業時間:18:00~翌5:00(日曜祝日は翌3:00迄)