マレーシアKLの「St.Mary’s教会」で発見!宙に浮いたパイプオルガン

今日ご紹介するのは、マレーシア・クアラルンプールにあるSt.Mary’s教会です。再開発著しいKLの街中にありながら、緑に囲まれた落ち着いた雰囲気の教会で、宙に浮いた様に見えるちょっと不可思議なパイプオルガンを見つけました。そんなマレーシアにある“聖マリア教会”とはどの様なものか、見ていきたいと思います。

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St.Mary’s教会の場所

クアラルンプールのSt.Mary’s教会があるのは、市街中心部。市役所やモスク、百貨店など、大きな施設の集まるエリアです。

鉄道で向かう場合は、クラナジャヤ線のMasjid Jamek駅をはじめ、私が乗り換えに利用したBank NegaraおよびBandarayaの両駅も最寄り駅となります(参考→rapid KLからKTMコミューターへ乗り換え!Touch’n GOは使えるか?)。

クアラルンプール市内

周辺は道幅が広く、歩いていて気持ちの良いエリアです!西洋建築とイスラム風の宮殿、それに奥には高層ビル群と、何だか不思議な雰囲気の街ですが、これが今のマレーシアっぽいと言えばそうなのかも?

クアラルンプールの再開発

しかし至る所で道路工事が行われており、車道へ出て歩かざるを得ない所もあるので車には要注意!こういった再開発著しい状況も、新興国であるマレーシアらしさと言えますね。

外観と入場料

クアラルンプールSt.Mary's教会の農薬散布

St.Mary’s教会へ到着…したのは良いのですが、何やら白い煙がモクモクと…。それに加え、巨大なエンジン音と共に強烈な油の臭いが漂ってきます!ほんと尋常じゃないほどの白煙!

マレーシアで農薬散布

何か火事でもあったのかと少し心配しましたが、原因はコレでした。教会の中庭の木々に農薬らしきものを散布していたのだと思われますが、しかしこのドギツイ油の臭い…、環境と身体には悪そうです。

クアラルンプールSt.Mary's教会の外観

気を取り直して、教会の外観をチェック!赤い屋根に白の外壁、緑の芝生の絨毯との相性ピッタリで、なかなか雰囲気良いですね。

クアラルンプールSt.Mary's教会の外壁

ただ教会の規模は小さく、縦の長さも30mほど。また西洋の教会によく見られる2つの塔もついていませんでした。

クアラルンプールSt.Mary's教会の入口

入場は無料、当然ながら受付などは無く、実際に観光客が入って良いかどうかちょっと不安でしたが、エントランスには多数のパンフレットが置いてあったので問題無いでしょう。ミサの時間など、詳細は教会のHPへ。

シーリングファンの付いた講堂

クアラルンプールSt.Mary's教会の講堂

時は平日の正午、教会内にはだれもおらず、ひっそりとしていました。資料によると、この講堂の収容人数は180名ほど。Googleで検索してみると、もっとオシャレで温もりのある内装の写真が沢山出てくるのですが、この様に照明が点いていないと何だかもの寂しい感じがしますね…

クアラルンプールSt.Mary's教会の多目的ホール

この教会は元々1894年シンガポールの聖職者によって築かれたものですが、20世紀半ば頃までに何度か改修・増築が行われており、現在はこの講堂の隣にオフィススペースや多目的ホールまであるのだそう。

クアラルンプールSt.Mary's教会のシーリングファン

天井の高さはおよそ28フィート(約8.5m)との事ですが、小規模な教会にしては高く感じました。東南アジアの教会らしくシーリングファンがありますが動いておらず、また館内に幾つかエアコンも見られましたが、同様についていない為、外の日陰と同じくらいの暑さです。

おまけに先ほどの農薬?散布の影響からか、館内にまで油の強烈な臭いが充満しており、あまり居心地良くありませんでした…。

祭壇とステンドグラス、パイプオルガン

クアラルンプールSt.Mary's教会の祭壇

祭壇はこんな感じ。小規模ながら細かな装飾と洗練された配置、なかなか繊細な造りだと思います。これに照明がついた美しい祭壇の様子をGoogleで見ていたのですが、今回は照明がついておらずに残念…

クアラルンプールSt.Mary's教会のステンドグラス

ステンドグラスに描かれているのは、聖母マリアを初めとする3人の聖人。写真はカメラのズームで寄っているので大きく写っていますが、実際はステンドグラス自体が小さい上に祭壇があって近寄れないので、あまり良く見えませんでした。

クアラルンプールSt.Mary's教会のパイプオルガン

祭壇の左側にはパイプオルガン。なんだか宙に浮いている様で、違和感がありますよね。

20世紀初頭に設置されたというこのオルガン、元々はもっと低い位置にあったそうですが、1925年頃に起こった大洪水によって損傷してしまった為、修復後に今の高い位置に移設されたのだそう。こんな所にあって音がどの様に響き渡るのか、一度聴いてみたいものです。

照明の点く時間帯に訪れたい

セントマリー教会

同じ「St.Mary’s」の名のつく教会でも、この後に見たシドニーの大聖堂と比べるとかなり見劣りしてしまいますよね(参考→シドニーSt.Mary’s大聖堂で聴いたパイプオルガンの生演奏!)。でも緑の芝に囲まれた教会は雰囲気良いですし、ミサの前後など、照明の点いた時間帯に訪れると良いと思います。

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