前回に引き続き、シンガポールのホテル「パーク・ホテル・アレクサンドラ(Park Hotel Alexandra)」の宿泊記です。宿泊者が自由に使えるプールやマシンジムが付いたコスパの良いホテルですが、肝心のゲストルームはどうなのか、見ていきたいと思います。
尚、ホテルのロケーションやプールの様子等は前回記事にまとめています→Park Hotel Alexandra宿泊レポート!シンガポールでプール付きのホテル
♪こちらも合わせてどうぞ→「シンガポール」記事一覧と旅行ガイド
やや反応の鈍いカードキー
パーク・ホテル・アレクサンドラは19階建てのビルですが、低層階は商業施設になっているので客室は8~19階です。ホテルは交通量の多い交差点に面していますが、最低でも8階なので道路の喧騒の心配は無いでしょう。
エレベーターはルームキーをかざさないと当該の階に止まらないシステムです。しかしこのセンサーの感度が悪く、なかなか反応しない事もしばしば…。またエレベーターの速度もあまり速くなく、高層階へ上がるには結構時間がかかる印象です。
尚、7階には昨日の記事でもお伝えしたプールやジムの他レストランがあって、朝食はここで食べる事になります。ちなみに朝食付きプランだと1泊あたり1,000円~1,500円ほど値上がりするので、節約派は街のホーカーズなどへ出かけた方が良いかも?
デラックスルームの全貌
デラックスルームの割り当ては11~16階。今回は15階の部屋を案内されました。
部屋は木目調の壁に囲まれたシンプルな造り。広さは24㎡と標準的ですが、天井が高いので開放感があります。
“デラックスルーム”と言う名前が付いていますが、ごく普通のダブルベッドルームです。ベッドのシーツは毎日新しいものに交換されました。
枕は4つあるのですが、高さ・材質ともに全て同じ。私にとっては高すぎるので、枕を使わずにバスタオルを巻いて枕代わりにしました。
デスク周り。縦長の大きな鏡は使いやすいですが、机がちょっと狭くて不便を感じる事もありました。
デスク周りにコンセントは一つ。他には近くの壁にもう一つと、ベッド横の電話の所にも一つありました。
椅子は、背もたれがメッシュ素材のオフィスチェアー。部屋にある椅子はこの1台のみです。余計にソファ等があっても部屋が狭くなるだけなので、これ一つで十分でしょう。
部屋の空調は、3段階の風量と細かい温度調節が可能です。15度だと寒いが20度だと蒸し暑い…
Wifiと備え付けのスマホ
デスクには備え付けのスマホが置かれています。ネットにも接続出来て、宿泊者はこのスマホを自由に使って良いのだとか。
裏にはカメラまである普通の(本物の)スマホです。
しかし使い方が良く分からず、対応言語も英語やフランス語のみ。しかもメールアドレスの登録が必要の様で、それじゃあ意味無いだろうと思うのですが…。回線速度も3Gしか対応していない様ですし、無理に使う必要は無いでしょう。
因みにWifiは無料です。1泊$20のプレミアムプランもある様ですが、この無料プランだけでスマホとPC両方に接続でき、しかも速度も特に遅さを感じる事は無かったので、プレミアムにする必要は全く無いでしょう。
ミニバーと収納スペース
ベッドの横には冷蔵庫、中はミニバーとなっています。
ミニバーは冷蔵庫の上にもあって、この2本の水も有料なので注意が必要です。
水は2本で$10、横にあった「出前一丁」はなんと$6!およそ500円のカップヌードルとは何とも高級ですよね。尚、無料の水(ウェルカムドリンク)は洗面台の方に置かれていますので、滞在中はそちらを飲むようにしました。
その他、部屋には収納スペースも幾つか。引き出しは、押すと自動でゆっくり閉まる高級仕様です。
間口の大きなスペースもあります。
玄関横のクローゼット。ドライヤーもここに置かれています。
セーフティーボックスも問題なく使えます。暗証番号は9桁まで対応。
水周りとシャワー
続いて水回りを見てみましょう。大きな鏡に拡大鏡、清潔に保たれています。
シャワーブースはバスタブ無し。シャワーの水圧はまぁまぁですが、温度調節がかなりシビアです。自前のシャンプーなど物を置けるスペースがもう少し広ければ使いやすいんですけどね。
レインシャワーもあります。
尚、シャワーブースの扉はスペースの都合上ちょっとしか開きません。これ、大柄な人だと出入りにかなり苦労するのではないでしょうか?
アメニティグッズはご覧の通り。シャンプー・コンディショナー・シャワージェル・ボディクリームの他、木箱を開けると歯ブラシやシャワーキャップなどが入っています。
また、ここに置かれた水は無料です。スーパーで購入した水よりも、こっちの方が美味しかったです。毎日2本もらえますが、滞在中1日だけ3本置かれている日もありました!(たまたまでしょうけど)
因みに、シャワールームはガラス越しとなっていますが、パーティションを下ろす事が出来ます。しかし簡易的なものなので、下ろしても隙間から中が見えてしまいます。この仕様はツインルームでも変わらないと思うので、複数人での宿泊の際は注意が必要ですね。
窓からの景色
最後に、窓からの景色を見てみましょう。15階とあって結構遠くまで見渡せますが、ホテル周辺はマンションや団地が建ち並んでいるだけなので、あまり面白くありません…。今回宿泊したのは市街地に向いた部屋だった為、Raffles Placeの高層ビル街が遠くに望めましたが、シンガポールにはランドマーク的な高層建築がある訳ではないので、あまり意味は無いかも。因みに夜景はこんな感じ。やはりマンションしか見えないですね。こちらもちょっと残念~
シンガポールでコスパの良いホテル
パーク・ホテル・アレクサンドラについて総括すると、
- 1泊11,000円~15,000円ほど(時期による)
- MRT駅からやや遠い(徒歩15分強)
- ホテルのすぐ側にバス停あり
- 部屋は天井が高くて綺麗、Wifi無料
- 自由に使えるプールとマシンジム
その他、隣の部屋の音は結構聞こえる点は否めません。特にカーテンを開ける音や、壁に物が当たる音はすごい響きます。また廊下の声もすごく聞こえますが、これは相当高級なホテルに宿泊しない限り防ぐことは出来ないでしょう。
そういう意味では及第点ですし、価格が高騰しがちなシンガポールでこれだけ安く泊まれるホテルからして見れば、とてもコスパの高いホテルだと思います。部屋は綺麗で天井も高い、駅から遠いことを除けば言うことありません。次回シンガポール滞在の際にも、候補に入れたいと思います。
以上、パーク・ホテル・アレクサンドラ・シンガポールの宿泊記でした。ホテルのアクセスやプール等については、昨日の記事をご覧頂ければと思います→Park Hotel Alexandra宿泊レポート!シンガポールでプール付きのホテル
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