今回は、シンガポールのスーパーマーケットFairPrice(フェアプライス)の模様をお伝えします。海外のスーパーマーケットは、その国の物価水準や庶民生活の実態が分かって興味深く、単にお土産探しをする以外にも色々と魅力がありますよね。シンガポールならではの食材や、贅沢品の価格などを見ていきたいと思います。
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目次
FairPriceの場所と営業時間
シンガポールのスーパーマーケットFairPriceについて調べてみると、NTUCというグループ会社が運営するシンガポール国内最大のチェーン店で、伊勢丹に入っている様な高級スーパーではなく、どちらかと言うと地域に根ざした庶民派のスーパーの様です。HPを拝見すると、ネットから買う事も出来るみたいです。HPには店舗検索機能もあって、シンガポール中のFairPriceの場所や営業時間が調べられます。
私が訪れたのはココ。宿泊したホテルPark Hotel Alexandraの近くで、徒歩5分程のところにあります。
辺りはマンション(団地?)街。ここはマンションの1階部分が店舗になっている形です。
営業時間は朝7時~夜11時、基本的に年中無休との事。それでは早速入ってみたいと思います。
軒下の乾物「出前一丁」が激安!
中へ入ると商品がズラリ。ここは店頭の軒下部分ですが、外からはパーティションで見えないようになっています。
買い物カゴは日本のスーパーと同じです。ヨーロッパの様にキャスター付きのカゴがあったら面白いですけどね。
この軒下は主に日用品と乾物。ヌードルのコーナーにはシンガポールらしいタン麺に混じって日本の「出前一丁」が置かれていました。少し割高ですが、それでも$2.15(≠¥175)と日本で買うより断然安いです。ホテルのミニバーにもあったので、この国では人気なんでしょうか?
カルビーのポテトチップスは$1.5。これは日本より少し割高ですね。※価格は社会情勢により随時変動します。
野菜・果物・肉・卵など
店舗の中へ入ってきました。店の中はかなり狭く、コンビニに毛が生えた程度の広さです。
それでも野菜などの食料品は充実。全体の半分は野菜や果物などで占められていました。
価格は日本のスーパーと同程度。しかし流石は中華圏、チンゲン菜などは安いです。
果物のコーナー。やはり南国のフルーツが目立ちますね。バナナの展示方法が印象的!
バナナは1房1.75kgが$2.99。まぁまぁのお値段でしょうか。原産国はフィリピンんと書かれていました。
肉のコーナー。やはり鶏肉が目立ちますね。チキンライスがシンガポール国民のソウルフードである証拠です。
卵は1パック$2.7。これも日本と同じくらいでしょうか。ただ“鮮度”に関しては日本の卵に勝るものは無いでしょう。これは生では食べられないと思います。
ポッキーが意外に安かった!
続いてやって来たのはお菓子のコーナー。東南アジア諸国では一般的にお菓子や酒などの贅沢品には重税がかけられている場合が多く、日本で買うよりもずっと割高です。このシンガポール滞在中にコンビニアイスを買おうとセブンイレブンへ行ったら、ハーゲンダッツのミニカップが$6.5(≠¥520)で驚きました。
でも意外や意外、ポッキーが安いです。お値段$0.85(≠¥68)なので日本のディスカウントストア並みの安さ!その下にあるクッキーはかなり割高なので、品によってかなり差がある模様。
フェレロのチョコレートもそんなに高くないです。
しかし、やはりアルコールの高さは際立っていますね。ご当地ビールの「タイガービール」は350ml×6で¥15.9(≠¥1,280)ですから、一本辺り¥213。「ハイネケン」は更に割高ですし、数十円で買えるヨーロッパとは雲泥の差です。ビールの酒税は日本のおよそ1.5倍、それでもまだマシな方で、ワインともなると日本の10倍ですから、この国ではお酒は控えた方が良いですね。
FairPriceオリジナル水は美味しくない
続いてドリンクのコーナー。この左上にある「100 PLUS」はマレーシアでお馴染みのスポーツドリンク。炭酸が入っているものとノンガスのものがあって、甘さは控えめです。マレーシアではもう少し安かったと思いますが、ここでは$2.15もします。
水は種類少なめ。海外ではお馴染みエビアンは置いておらず、見た事もないブランドのものばかりです。
今回このFairPriceオリジナルブランドの水を買って飲みましたが、あまり美味しくない…。口当たりが悪く、水なのに口の中がパサ付く感じです。これならホテルのウェルカムドリンクの方がずっとマシ。これはおススメしません。
FairPriceの決済システム
さて、FairPriceでの精算方法ですが、日本のスーパー等と何ら変わりなく、商品をレジに持って行くだけです。
しかし整列方法等に関しては、店によりけりな部分もあるかと思います。この店は小さな店舗なので、コンビニで買い物をする様な感覚でした。
画期的だったのは、この現金自動支払いシステム。レジで店員さんが商品をスキャンし終えると、画面にプライスが表示されて後は機械にお金を入れるだけ。現金は¢5コインまで対応しているので、ジャラジャラと無駄に貯まってしまった小銭を消化するには最適ですね。また上は$100札も対応していますから、両替で高額紙幣を掴まされてしまった場合でも、ここなら睨まれる事なく崩せます。ちなみにクレジットカードも利用可能(JCB以外)。
こういう自動支払いシステムは、最近日本でもイオン等で見られる様になってきましたが、店側だけでなく利用客側にもメリットがある様に感じられます。
尚、購入した商品はレジ袋に入れてくれます。アジアでは比較的どの国でもこのサービスが根付いていますよね。
という訳で、シンガポールのスーパーFairPriceで買い物をしてみました。ここはマンション街の一角にある店舗なのでこの程度でしたが、もっと大型店へ行けば品揃えも豊富でしょうし、色々なお土産探しも出来るのではないでしょうか。
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