パリでの食事は本当に経費が嵩みました!レストランで食事をすると、ランチで4,000円、ディナーで6,000円くらいが相場。これでもアルコールは殆ど飲んでいませんから、これでワインを数杯注文したらそれこそ目も当てられない程高くついてしまいます。
そんな経緯もあり、パリ旅行の最後の夜はエキナカのショップやスーパーで買い込んだパンやインスタント食品で済ませる事にしました。〆て1,000円もかからない格安ディナーはどのくらいの味が期待できるのか、レポートしたいと思います。
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La DéfenseのエキナカMARKS & SPENCER FOOD
パリ旅行で頻繁に訪れたLa Défense駅。その構内に食料品を扱うMARKS & SPENCER FOODが入っていました。
家庭用の雑貨などを扱うマークス&スペンサー(MARKS & SPENCER)はイギリスの小売店ですが、パリ市内にも多数見受けられます。特に駅構内に入っている店舗は食料品専門の「MARKS & SPENCER FOOD」になっていて、ちょうど日本の“成城石井”的な感じのショップになっていました(ロンドンのSt.パンクラス駅にもありましたね)。
入り口は差ほどでもないですが、中は結構広いです。食料品は乾物だけではなく生野菜なども豊富。エキナカのミニスーパーと言った感じです。
果物も充実。リンゴは数種あるという充実ぶり!
お菓子類はM&Sのプライベートブランドのものが多数を占めています。よく目にするのがこのチョコレート菓子のシリーズ。
どんなものかと2種類ほど買って食べてみましたが、ちょっとしつこさの残る甘さ…。因みにこれをパリで買ってもフランス土産にはならないのでご留意を!
パンのコーナーでの商品の取り方
さて、夕飯にホテルで食べられる手ごろな食材を探していたところ、目に付いたのがパンのコーナー。
ざっと見で30種類くらいのパンが並べられていました。シナモンアップルやレーズンの入ったものの他、クルミやチーズ、ベーコン、そして定番のクロワッサンもあります。
価格はどれも1€台前半です。ドイツのパン「プレッツェル」は1.39€。
ここのフランスパンはスーパー等で見かけるものよりも小ぶりです。少人数で食べるにはピッタリですね。
ところで、ここでのパンの買い方は至って簡単!側に置いてある白い袋に、自分で購入するパンを取って入れていきます。
一つの袋に複数のパンを入れてもOKですが、袋が小さいので2つが限界。会計は他の商品とまとめて一緒にレジで行います。尚、パンを取る時には陳列棚の上に置いてあるトングを使用するのが基本ですが、中には手で取って入れている人も見かけました…。
購入したパンの味は…?
さぁそれでは購入したパンを試食してみましょう!この時ちょうどオペラ座のソワレ公演後で日付が変わるくらいの遅い時間だった為、軽食程度に済ませます。
ここで活躍するのが電子レンジ。私の宿泊したホテルMercure Paris La Défense Grande Archeのアパートメントルームには、キッチンのほか調理器具も揃っていたので助かりました。
使い勝手も日本で使うものとなんら変わりありません。パン3つ程度でしたら数十秒でアッツアツ!
このクロワッサン、お値段99セントでしたがとても美味!レンジで暖めたのに外のサクッとした食感が残っていて、加えて中身もモチモチ!程よい塩気と甘みで本当に美味しいです!こんなに美味しいなら幾つか買っておけば良かったと後悔~。
しかしその他のパンはパッとしません。このレーズンの入ったものは、普通のフルーツグラノーラ的な味・・・、パサついていて喉が渇きます。
そしてアーモンドがまぶしてあるコチラの白いパンは、一口でギブ!独特の香辛料で食えたもんじゃありません…。一般的に欧州のパンってこんな味わいが多いものですが、それがパリにも健在だったとは…。
最後にブルーベリーのマフィン。本体が異様に柔らかくてもろく、すぐボロボロと崩れてきてしまいます。味は中の下…、ブルーベリーの味も日本人にはちょっと合わない甘さです。これも期待外れ~
スーパーで買ったラザニア
パンだけでは腹が空くので、レンジ調理向けのラザニアも頂いてみます。これは【パリのスーパーでお土産探し~】の記事でご紹介したLa DéfenseのSCで購入したものです。
レンジで2分!独特の香辛料で吐き捨てたパンを食べた後だけに、その味わいには心配が絶えませんでしたが、封を開けた時の香りは悪くない模様。
パッケージ写真で見る様な、3段の綺麗な姿は見られませんが、味は悪いものではありません。勿論インスタントとしての感想ではありますが、鼻につくしつこさやミートの生臭さも無く、ペロリとたいらげます。
このシリーズには他にもパエリアやポトフなどもあったので、長期滞在には長方しそうですね。今回せっかく電子レンジのあるアパートメントルームに宿泊したのに、こういったものをあまり活用できずにいました。パリでの節約旅行には最適かもしれません。
物価高のパリ。シャンゼリゼ通りの観光客向けのレストランに入って6,000円もする会計をしても、どうせ大した味わいは期待できませんから、それならばこういったインスタント食品で腹を満たす格安ディナーの日を作っても良いかもしれませんね。今回は訪れませんでしたが、パリにはバゲットコンクールで入賞する様な美味しいパンが手に入るブーランジュリーも沢山ありますし、色々な食事の方法を模索してみると良いかもしれません。
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