4年前のJMB FLY ON Program冊子から見るマイレージ特典の改悪

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今年の春頃からちょくちょくJALやマレーシア航空を使って国内外を旅行した結果、久々にJGCクリスタルに到達しました。実に4年ぶりの獲得となりますが、JALから送られてきたJMB FLY ON Programの冊子に目を通してみた所、以前と比べて記載内容に大きな変化は無いものの、この4年間における特典制度の改悪が幾つも見受けられました。

その変化を見ながら、今後の上級会員制度について考えていきたいと思います。

デザインの変化と紙質の劣化

JALおよびワンワールド・アライアンス航空便に乗って、年間30000 Fly Onポイント以上を獲得すると獲得できるJMBクリスタル会員。既にグローバルクラブへ入っている人間にとっては、クリスタルやサファイアを獲った所でサービスに殆ど何のプラスも無く、マイル積算数が若干増える程度でしかありません。

JMBクリスタル2017と2013

ステータスを獲得すると送られてくるステータスカード。そのカードについてくる冊子を4年前のものと比べると、随分デザインが変わった事が分かりますね。国内線のSky Nextに合わせたのか、黒を基調としたシックなカラーです。

jmb-flyon-program冊子の冒頭文

中身を見ても、基本的に書いてある事は一緒。冒頭のあいさつ文も一言一句変わらず…と思いきや、若干言い回しの異なる箇所がありました。

jmb-flyon-program冊子の紙質

大きく変わったのは紙質。しっかりした厚紙で出来た2013年版に比べて、今年の2017年版はヨレヨレ!手にとって見ても明らかにその違いが分かる程、紙の斤量が落ちています。こういう所でコスト削減が見られると、ちょっと先行きが不安になってきますよね…。

国際線積算マイルの改定

2013フライオンプログラムのリニューアル

2013年版の一番のトピックスは、このFly Onプログラムのリニューアル。東南アジア線のFly Onポイントが1倍から1.5倍にUPするなど改善が見られた一方、エコノミークラスのマイル積算率が70%から50%に低下するなど、庶民の愛好家にとっては痛い改悪も見られました。

jmb-flyon-programマイルUPボーナス

そして極めつけはコレ!Fly On会員最大の改悪は、上級会員のマイルUPボーナスでさえも、安い運賃だとマイルが減額される仕組みに変わってしまった事。

以前はプレミアステータスでヨーロッパへ飛ぶと、エコノミークラスの最安値(現Sever S)であっても往復で25000マイルくらい入ったものですが、今では17000~18000が限度。これじゃぁ他よりも高い運賃を払ってJALに乗る意味が薄れてしまいますよね。

アップグレードパッケージの大幅な改悪

マイレージ制度の改定はこれだけに留まりません。続いて見るのは、アップグレードパッケージの大幅な改悪。

jmb-flyonアップグレードパッケージ2017

これは国際線に搭乗の際、購入したチケットにマイルをプラスすると上級クラスへアップグレード出来るものですが、今年2017年版の特典を見てみると“マイルバックキャンペーン”という形で一般客より優遇されていて、その差引必要マイル数はヨーロッパのプレミアムエコノミーで片道17000マイル、ビジネスクラスで24000マイル。東南アジアだとそれぞれ12000マイル・17000マイル必要となっています。

jmb-flyonアップグレードパッケージ2014

しかし、この数字はかなり改悪されたものでした。これは2014年版のアップグレードパッケージですが、ヨーロッパへのビジネスクラスは17500マイル。プレミアムエコノミーに至っては僅か5000マイルです!昨年より、特典航空券の必要マイル数が大幅に改悪されているので、それに合わせたUPだとは思いますが、それにしても平均2倍から3倍と増えすぎ!

そもそもJALにはアップグレードポイントが無く、その分代わりとしてこういった優待アップグレードがある訳ですから、本来ならタダ同然でUP出来て然るべきですよね。まぁアップグレードポイントが貰えたところで、高額なアップグレード対応運賃が払えるのは大企業の出張族くらいなものですけど…。

改悪の歴史、次は何が来る?

こうして見て見ると、この4年間でかなり改悪されたJALの上級会員制度。細かな部分にまで次々にメスが入れられて来たので、もうこれ以上の改悪はカンベンして欲しいと願うばかり。

jmb-flyon-programクリスタル2017

しかし最近では、国際線へ乗り継ぐ国内線区間が片道1区間に制限される等、Fly Onプログラムに限らず制度の改悪は続いていますし、国内線の乗り継ぎ運賃に関してはANAが積算マイル数を国際線の運賃に合わせる様改定するとの報道が出ましたから、JALもそれに追随する可能性は大です。

結局は好景気になって大企業の出張利用が旺盛になると、こうやって個人客が蚊帳の外に追い出されるものなんですよね。再び日経平均株価が大暴落して円高になった時、次こそは選びませんよJALさん!


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