前回に引き続き、UAEにあるドバイオペラ鑑賞レポート!今回は、ホワイエの様子から客席、公演内容まで詳しくお伝えしたいと思います。チケット手配や会場アクセス等については、前回の記事をご覧下さい→ドバイオペラ DUBAI OPERA チケット手配と会場アクセスについて
目次
シャンデリアがある吹き抜けのホワイエ
ドバイオペラのホワイエは3階層に分かれていて、メインとなるのは一番下の階。このフロアは平土間の客席へ繋がる階ですが、ここにはインフォメーションカウンターの他、Barがあってドリンクや軽食が販売されています。
上階のホワイエとは拭きぬけで繋がっていて、天井には大きなシャンデリア!これを写真に収める人も多く見受けられました。
こんな斬新なデザインの照明器具も。全体的にシンプルな内装ながらも、所々に金色の装飾が使われていたりして、ブルジョア感が演出されています。
初めの内は閑散としていたホワイエも、徐々に人が増え初めて賑やかな社交場になってきました!尚、全体的に椅子が少ないので、休憩中にゆっくりするなら客席に居た方が良いかもしれません。
Barの軽食とドリンク
続いてBarをチェック!まだ開演まで時間がタップリあるので、ここで軽くサンドイッチでも注文してみたいと思います。
Barのメニューを見てみると、上から順にソフトドリンク、コーヒー&紅茶、軽食のラインナップ。種類はかなり少なめで、特に軽食はサンドイッチやキッシュなど合わせて5種類しかありません。
今回はRoast Beef SandwichとLemonAid (Blood Orange)をチョイス。合わせて85DH(≠2,550円)もしましたが、その割にはサンドイッチは箱入りだし、ドリンクはプラスチックのカップと、完全にファーストフード状態です…。※価格は為替レート等により常に変化します。
サンドイッチは、何てこと無い普通のハンバーガー。完全に作り置きで冷めていますが、バンズはしっとり、具もそれなりにジューシーで、味は悪くありません。
まぁ冷め切ったハンバーガーというのもちょっと問題ですが…。
ただ、このレモネードはファンタの様な味がして、とてもじゃないけど40DH(≠1,200円)もするジュースじゃないです。これはかなり失敗でした!
アルコール専用のカウンター/価格は超ブルジョア!
尚、ワイン等のアルコールは別のカウンターで売っています。アルコールが別だなんて、いかにもイスラムの国という感じがしますね。
アルコールのメニューを見てみると、シャンパンはモエシャンのイエローとロゼ、ワインはイタリア産やオーストラリア産の銘柄が入っている様ですが、驚くのはその値段。シャンパンはグラス1杯95DH(≠2,850円)、赤・白ワインも55DH(≠1,650円)~という超ブルジョア価格!西洋でもここまで高いのは見た事が無いですよ。優雅にワインでもと思いましたが、ちょっとこれは手が出ない…。
アルコールのカウンターは1階と2階、両方のホワイエにありますが、2階の方が種類が豊富です。1階はワインくらいしか置かれていないので、呑むなら2階の方へ!
この他、ホワイエ内にはこの様な売り子が居て、シャンパンを販売していました。暫く見ていましたが、これが不思議と売れるわ売れるわ!まぁグラス1杯で2,850円も取れれば、そりゃ儲かるでしょうけど(笑)!
赤と木目超の客席
開演時刻の30分前になると、いよいよ客席への入場開始!客席入口で3度目のチケットチェックが行われます。今回は平土間(Stalls)の席を指定、1階のホワイエから入場します。
客席へ入ってみると、ウッド調の壁面と赤のシートが特徴の内装。バルコニーは2階層あって、4席ずつボックスになっているのが特徴です。
会場のキャパは2000あるそうですが、その数字の信憑性を疑うほど小じんまりとした感じがします。一応“馬蹄形”の形をした講堂ですが、平土間からステージを見ると、間口が広い為か普通のコンサートホールの様です。
座席表から見る平土間席
今回私が指定した席は、平土間の後方U列。ここは前方よりも高台になっているので、眺望は抜群!ステージからの距離はちょっと離れますが、それでも全体を見渡せるのでGood!(座席図はコチラからDLできます)
座席は真っ赤な革張りシートで、座り心地はまぁまぁ。シート幅は目方50cm弱と標準的なサイズですが、前後のピッチが広いでの足元のスペースにはかなり余裕があります。
尚、今回指定したU列の席ですが、上階バルコニーの張り出しがギリギリ被るか被らないかの位置。一列でも後ろへ行くと、天井がすぐ頭の上に来てしまうので、座席選びの際は注意が必要です。
また、平土間の一番後方の席は仕様が異なっていて、この様なちょっと簡易的な椅子になっています。位置が固定されていないので前の席の人の頭を避けるには都合が良いですが、座り心地はあまり良くなさそう…。
オペレッタ「The Merry Widow」
さてさて、今回の公演は「The Merry Widow」というオペレッタ。パリの公使館を舞台にした、富豪達による愛と金の物語です。よくありがちな内容ではあるものの、コメディー要素満載なので、言葉が分からなくてもそれなりに楽しめる内容だと思います。
古典派オペラの様な堅苦しさも無く、音楽は親しみ易い和声の曲ばかり。メインキャストの歌は上手いですが、コーラスが入ると途端にハーモニーが乱れてくるという、ちょっと不可解な点は気になる所。
演奏はオーケストラによる生演奏ですが、編成が小さい為かアタック音が極端に少なく迫力に欠けます。Per.も個別の打楽器を置かずにドラムセクションで殆ど全てを賄っていますし、キャパ2000の会場にしては貧弱なオケだなぁというのが正直な感想です。
これが音楽監督の狙いなのか?はたまたコスト削減で人員を減らしていたり…?
服装はキレイめが吉!
と言う訳で、2回に渡ってお伝えしたドバイオペラですが、アジアという地域でありながら、来場客の多くは西洋人。それ故か、服装もかなり畏まった人が多く、男性のジャケット率もウィーンやミュンヘン並に高いので、少し気合を入れてキレイな格好で訪れる事をおススメします!
全体的な感想としては、満足度はまずまず。チケットは1万円前後しますが、それでもウィーンの国立オペラ座よりは安いですし、ドバイにある一般的な観光スポットと比べても決して高い金額では無いので、そういう意味ではお得なスポットなのかもしれません。
以上、ドバイオペラの鑑賞レポートをお伝えしました!ドバイオペラのチケット手配等については前回の記事へ→ドバイオペラ DUBAI OPERA チケット手配と会場アクセスについて
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