今回のKL旅行の最後は、香港発成田行きのキャセイパシフィック航空。エコノミークラスは満員御礼ですが、JGC(プレミア)の私はどうしてもインボラUPを期待してしまうもの!
しかし、残念ながらそれは叶わず、また往路ではあったCAさんの挨拶や個別の案内などのサービスも無く…。満席便になるとこんなにもサービスが変わるのかと、ちょっと意外でした。
そんな過酷な満席エコノミークラス深夜便のシートや機内食について、レポートしたいと思います。
※他の航空会社で実際にインボラになった事例についてはコチラ→S7航空ビジネスクラス搭乗記!奇跡のインボラUPグレード!IKT~DME
3-3-3なのにシートが狭い!
香港から成田までのフライトは、1:00発のCX524便。成田までたった4時間しか無いのに深夜便だなんて、睡眠を取るには短すぎ!とても過酷なフライトです…。
この機材はB777-200。エコノミークラスは3-3-3の標準的な配置ですが、往路に乗ったシェル型のシートではなく、リクライニングをすると普通に座席が倒れてくるタイプのもの。
今回は、足元の広い最前列の窓側をアサイン!それは良いのですが、何だか座席幅がすごく狭い気がします。
目方で計ってみましたが、肘掛間はおよそ44cm。3-4-3の詰め込み式なら分かりますが、何で3-3-3の配列でこんなにも狭いのか…?
せめて隣席だけでも空席にしたいと思ってCAさんに空いている席を尋ねてみましたが、残念ながらエコノミークラスは満席との事…。
隣は運よく女性で助かりましたが、それでも肘の動きには常に注意していないとすぐ触れてしまいます。肘や肩に力が入って肩は凝るし、ほんとこんな激狭シートは止めてほしい…。
機内食は最初に出てくる
さて、離陸して安定飛行に入ると機内の電気が点き、「おはようございます」という挨拶と共に「食事をお持ちします」とのアナウンスが流れます。JALの深夜便だと機内食は着陸の2時間前に提供されるものですが、キャセイはどういう訳か離陸直後に提供されるのが一般的らしい。
深夜の1時や2時で何がおはようございますだよ、と思いながらも、撮影と試食の為いちおう受け取った機内食。箱に入った簡易的なもので、パックのジュースが一緒に渡されました。
中身は、サンドイッチとマフィン、クッキー、フルーツ盛り合わせ。何年も前に同じ香港→成田を利用した時は、通常の機内食と同じ様なプレートでホットミールが提供されていましたが、流石に時間が掛かり過ぎると判断したのか、この様な簡易的な食事に変更された模様です。
サンドイッチの中身は、ハムとチーズとレタス。パンは冷え冷えですが、そんなに悪いパンではなく、またハムも厚みがあって味も悪くないですし、軽食としては良いのかも。
フルーツはパイン、スイカ、そして恐怖のドラゴンフルーツ(笑)!好き嫌いは人それぞれですが、お腹が弱い人は絶対食べない様に!(参考→JALビジネスクラス機内食で腹を壊した件…南国フルーツには要注意!)
エメラルドなのにインボラが無かった…
ところで、ワンワールドの上級会員に対する手厚い対応で有名なキャセイパシフィック航空ですが、今回はインボラ(無料で勝手にビジネスクラスへUPする事)はおろか、CAさんによる個別の挨拶、またペットボトル水のサービスもありませんでした。
この便はビジネスクラスも満席だった様で、そういう意味ではインボラが無いのは仕方ないですし、個別のサービスに関しても手が回らなかったのかもしれませんね。
まぁ+αのサービスというのは、初めから期待して受けるものでは無いですが、何も無かったら無かったでちょっと寂しいかも…?
と言う訳で、久々に乗った満席エコノミーの深夜便。もちろん一睡も出来ませんでしたが、肩の凝りや尻の痛みが思いのほか少なかったのは、シートが良かったせい?激狭シートでも、クッション性は確かなのかもしれません。まぁこういう過酷なフライトもたまには経験しておかないと、ビジネスやファーストの有り難味が分からなくなってしまいますからね。ある意味、良い経験になりました(笑)。
キャセイパシフィック航空の上級会員に対する対応については、次の記事にも記載しています。