コウノトリ但馬空港/アクセスとプロペラ機の展示

大阪方面から兵庫県豊岡へドライブをした後は、コウノトリ但馬空港から飛行機で大阪伊丹空港まで戻ります。この但馬から伊丹の間は、現在JAC(日本エアコミューター)が1日2往復運行していて、両空港間をおよそ45分で結んでいます。

何と言ってもこの区間は、JALグループの中で最も小型な機材「サーブ340」というプロペラ機が飛んでいるので、航空ファンとしては一度は乗っておきたいところ。ターミナルの横には、かつて日本の空で活躍していた古いプロペラ機の展示もあります。

空港アクセスはレンタカーの送迎を利用

コウノトリ但馬空港は豊岡駅から数キロの所にありますが、山の上にあるので市街地からはかなり遠いです。タクシーだと豊岡市街地から3,000円ほど、出石からは5,000円ほどかかります。

コウノトリ但馬空港 飛行機展示

また飛行機の発着に合わせてリムジンバス(片道310円)が運行されていて、豊岡駅のほか城崎温泉からも来る事が出来ますが、飛行機1便に対して1台しか運行されないので時刻に予定を合わせるのが億劫です。

トヨタレンタカー

私はトヨタレンタカーを利用して豊岡まで来たので、レンタカー店舗の空港送迎を利用する事が出来ました。勿論無料ですが、事前の予約が必要なので予め店舗に電話をする必要があります。

toyota2

尚、豊岡市街にはトヨタレンタカーの店舗が2軒あるのですが、この内「豊岡駅前店」は何故か空港送迎に対応していません。そこから1キロほど南へ行ったところにある「豊岡店」が空港送迎の対象になります。

トヨタレンタカーでは、出発店舗と同一県内であれば“ワンウェイ”が無料になるので、但馬空港から飛行機に乗る場合はこの「豊岡店」への返却を指定すると良いかと思います。

ターミナル横にはプロペラ機の展示

コウノトリ但馬空港 飛行機展示

但馬空港のターミナル横には、航空機の展示スペースがあります。開門中(8:30~18:00)は誰でも無料で入れるので、ちょっと時間つぶしに覗いてみましょう!

コウノトリ但馬空港 飛行機展示

展示されている飛行機は2つあって、一つは「YS-11A-500R」という機材。これはかつてANAの子会社だった「エアーニッポン」で運行されていたもので、1969年に製造されたものなんだとか。客席は64席という事ですから、これでも今回搭乗するJACのプロペラ機の2倍の大きさを有する事になりますね。

コウノトリ但馬空港 飛行機展示

1999年まで運行されていたとの事ですから、それほど古びた感じはありませんね。小型機ゆえ1200mの滑走路があれば離着陸可能だそうで、丁度この但馬空港が対応している事になります。

コウノトリ但馬空港 飛行機展示

一方コチラは「共立航空」と書かれた小型機。調べてみると、「共立航空撮影株式会社」という会社があって、おもに航空撮影を実施・提供する会社だそうです。

但馬空港 共栄航空

この飛行機の定員は7名で最大速度は330km/hほど、それでも1000kmの飛行が可能なんだとか。尚、但馬空港では年に何回かイベントが開催されていて、そのイベント時にはこの展示機の内部が公開される事もあるそうです。

出発口と到着口

コウノトリ但馬空港 飛行機展示

面白いと思ったのは、こんな小さな空港であっても「出発口」と「到着口」はちゃんと分かれていて、それぞれ別の出入り口が設置されている事です。

コウノトリ但馬空港 飛行機展示

両出入り口間は十数メートルしか離れておらず、それならば一つに統一してもっと広い出入り口を作っても良いのではと思うのですが…。でも搭乗口のある制限エリアは出発と到着で完全に分かれて中で合流できない構造になっていますし、極小ながらその辺は本格的なターミナル運営がなされているのかなと思うところです。

次回は但馬空港のターミナル内を見ていこうと思います。