コンパクトな但馬空港ターミナルの施設とカフェ、展望デッキ

前回の記事【コウノトリ但馬空港から大阪伊丹へ!】からの続きです。今回は但馬空港ターミナル内部を見てみる事にします。出発口と到着口が十数メートルしか離れていないほどコンパクトな空港ターミナルは、国内だけでもそう数えるくらいしか無いと思います。

コウノトリ但馬空港の施設

ターミナルビルは3階建て。この内2階は事務所になっているので、実際に搭乗客が利用出来るのは1階および屋上の展望デッキのみです。前回の記事にも書きましたが、これだけコンパクトな施設ながらきちんと出発口と到着口とが分かれている点は凄いですよね。

では実際に中へ入ってみましょう!

多目的ホール併設のターミナル

コウノトリ但馬空港の施設

ターミナルへ入ると、出発エリアから到着エリアまで一続きとなった空間に、物販スペースが置かれただけのシンプルな造り。それでも天井が高いので広く感じます。

コウノトリ但馬空港の施設

出発口から入ると、目の前にすぐJACのチェックインカウンターがあるので、導線としてはとても便利で分かり易いですね。搭乗手続き等に関しては次の記事でご紹介したいと思います。

コウノトリ但馬空港の施設

尚、出発口より更に右側へ行くと、なにやらホールのドアーの様なものがあります。調べてみると、このコウノトリ但馬空港には「多目的ホール」が併設されていて、普通の文化会館のホール等と同じ様に一般向けに貸し出しも行われているのだそう。なにもこんな交通の不便な所に作らなくても良いのではと思うのですが、スペースの有効活用としては最適な方法かもしれませんね。

物販スペースとベンチ

コウノトリ但馬空港の施設

フロアの中央には物販スペース、そして到着口付近には喫茶スペースがあります。

コウノトリ但馬空港の施設

ロビー内のベンチ総数はおよそ30席分。数としては少ないですが、この但馬空港を発着する機材(サーブ340B)が36席しかない事を考えると、まずまずの席数ではないでしょうか。フロア中央部にはTVの置かれたスペースもありました。

コウノトリ但馬空港の施設

その横には「豊岡かばん」の展示・販売スペース。豊岡の鞄には旅行用のスーツケースもありますが、お値段7万円越えの高級品…。でもそれだけ出すならRimowaやProtecaの方に目が行ってしまいます。

尚、豊岡駅の構内には「カバンの自販機」たるものまであるそうで、巾着袋程度のサイズで1つ1,500円なんだとか…。話題づくりには良いかもしれませんね。

コウノトリ但馬空港の施設

物販は他に乾物など定番品が置いてある所が2箇所。お土産コーナーは一般的に出発口付近に並べた方が売り上げに繋がると思うのですが、ここではいずれも到着口付近にあるのが疑問です。

カフェで飲んだアーモンドオレの味…

コウノトリ但馬空港のカフェ

さて、到着口横にはターミナル内唯一のカフェが営業していました。フロアの片隅にありながら座席数は結構多く、20数席はあったかと思います。

コウノトリ但馬空港のカフェ

メニューはソフトドリンクが中心ですが、おにぎりセットやカレーライスなどの軽食も10種類ほど用意されていました。こんな所で飲食しても、期待したものが出てくる事は無いとは思いますが、ここは後学の為に「アイスアーモンドオレ\500」を注文してみる事にします。

コウノトリ但馬空港のカフェ

店内の椅子は昭和感満載(笑)!でも出発口付近のベンチと違ってここは搭乗客で混雑する事は無く、ゆったり過ごせるのは利点かもしれません。

コウノトリ但馬空港のカフェ

肝心のアーモンドオレですが、やっぱり味は予想通り…。“アイス”なのに冷たくもなく、そもそもアーモンドの味が殆どしません。甘ったるいものよりはマシですが、何だか食欲も沸かずに半分以上残しました。

余計な出費でしたが、ここは人も少なく落ち着いてPC作業をする事が出来ますので、まぁラウンジ代わりの場所代と思えば高くは無いと思います。

展望デッキでこれから乗る飛行機を撮影

コウノトリ但馬空港の施設

最後に、3階の展望デッキの様子です。管制塔の真下に出入り口があって、空港周辺を一望出来ます。ターミナルビルの敷地分の広さがあるので、結構広いです。

コウノトリ但馬空港の施設

眺望は遠くの山々が望めるものの、あまりにも何も無い所なのですぐ飽きてしまいます。

コウノトリ但馬空港の展望デッキ

しかしこの展望デッキの醍醐味は、これから搭乗する飛行機の着陸シーンを気軽に見る事が出来る事。伊丹空港から飛んで来た飛行機が乗客を降ろし、搭乗が開始されるまでに20分ほどかかりますので、ここで到着を見届けてから保安検査を通過しても十分間に合います。

コウノトリ但馬空港の展望デッキ

小型機ながら、プロペラ轟音が凄まじいです!でも考えてみれば、たかだか30数名を運ぶ為に、物凄いエネルギーを消費しているんですよね。そんな点からも鉄道がエコだと言われる理由が分かります。

コウノトリ但馬空港の展望デッキ

それでは、次回はいよいよこのプロペラ機へ搭乗します!