東京スカイツリーのお膝元“スカイツリータウン”内にあるビアレストラン「世界のビール博物館」へ行ってきました。
スカイツリーのある「押上」は、4路線が乗り入れているとは言え、都心部からちょっと離れた位置にあって、なかなか行き難い場所にありますが、新宿や渋谷の様な激しい混雑も無く、雨に濡れる心配も無い事から、私の仲間内では飲み会でよく利用しています。
特に、家族連れなどの客層が多く、ホンワカしているのが良いですね。都心部の繁華街へ行くと、ガラの悪い強モテのお兄さんが声をかけてくるなど、あまり良い気分ではありませんから。
大賑わいのレストラン
「世界のビール博物館」は、東側(押上駅側)の7階にあります。午後6時ごろは既に行列が出来ていました。
ただ、私達はもっと早めに来ていたので、難なく入店する事が出来ました。ちなみに、2時間や3時間で追い出される事もなく、良心的な店です。
世界のビールを味わう
メニューを見ると、さすが多種のビールが揃っていますね。ビール好きにはたまらないと思います。でも、チェコへ行った時、スーパーマーケットで500mlの「Kozel」が10.5 czk(≠¥50)で買えた事を考えると、ちょっとここでボトルを注文する気にはなれません…
やはりレストランで飲むのは、自宅では味わえない「生」のグラスビールに限ります!先ずは友人が勧めてくれた「カスティール・ドゥンケル」を頂きます。
口に含んでみると、はじめは香り高くて良いものの、次の瞬間、独特の“刺激”が広がって来ました。これは“しつこさ”が際立っていますね。ちょっと好きにはなれないかも…。ただ、アルコール度数が高いので、すぐ酔えます。
続いて「セントルイス・フルーツランビック」。最近“甘い”系のビールはあまり飲まない様にしていましたが、フレッシュな果実という事で頂いてみます。
甘ったるさも無く、スッキリした味わいで好印象、アルコール度数も低いので、なんだかジュースを飲んでいる様です。もう少し香り高ければ更に評価は上がりますが、まぁこんなもんでしょう。
生演奏のサービス
暫くすると、ヴァイオリンの演奏が始まりました。欧州でもたまに見かける光景ですが、そこと違ってチップを要求されないのが日本の良い所ですね(笑)。腕前はなかなかのもので、定番の≪チャールダーシュ≫や≪情熱大陸≫を演奏されていました。皆シャイな日本人なので、最初は大人しく聴いていましたが、徐々に店内は盛り上がって、最後には歓声と拍手喝采に沸きました。なかなか良い雰囲気だったと思います。ただ、演奏中は伴奏部のBGMも含めて大音量の為、同席の人の話し声が聞こえなくなります(笑)。
料理はおつまみ程度の注文で、会計は一人¥4,700ほど。安くはないですが、最近の飲み屋事情を鑑みると妥当なプライスかと思います。それでも混雑ピーク時の新宿で飲んで2時間で追い出されるよりかは、余程良いでしょう。
店を出る頃、まだまだ店内は大賑わいでしたが、館内に人はまばら。レストラン以外は21時で閉まる事もあって、ショッピングゾーンは既にシャッターが下りていました。その甲斐もあって、駅まで人ごみを掻き分ける事もなく、悠々と帰路につく事が出来ました。
飲み会終わりに、ゆったりとした気分に浸れるのは良いですね。これが渋谷だとそうは行きません…次の機会にも、また利用したいと思います。
「世界のビール博物館」の店情報
- 場所:東京スカイツリータウン・ソラマチ7F
- 電話:03-5610-2648
- 営業時間:11:00~23:00(22:00LO)