シドニーオペラハウス鑑賞記!座席や服装なども詳しくレポート!

シドニーオペラハウス鑑賞記!座席や服装なども詳しくレポート!

オーストラリア・シドニー旅行のメインイベント!先日、5月19日、20日にシドニーオペラハウスで行われたオーケストラコンサートの鑑賞レポートをお伝えします。今回の目玉は、なんと言っても辻井伸行さんのピアノ協奏曲!2009年にヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井さんソリストによるショパン・ピアノ協奏曲第2番が演奏されました。

彼の実力は言わずもがな、その優れたパフォーマンスとそれに湧く聴衆の様子などに加え、客席やホワイエの様子について等、詳しくレポートしていきたいと思います。

場所とアクセス

言わずもがな、シドニー・オペラハウスは世界文化遺産にも登録されているシドニーの象徴的な建物です。この辺りはいつ行っても観光客でごった返していました。

地図で見ると、ポコっと張り出した半島の様な場所に建っています。この辺りは電車や路線バスが通っていませんが、観光客向けのオープントップバスならこの近くに停留所がある様です。電車で行く場合は、Circular Quay(サーキュラーキー)駅で降りて港を見ながら歩けば、10分足らずで着くでしょう。

シドニーオペラハウス大階段

コンサートホールへの入口は1階にあります。オペラハウスの前にある大階段を上がらずに真っ直ぐ進んで行けば辿り着きます。

シドニーオペラハウスの高級レストランに行ける階段

ここから入るとBennelong Restaurantという高級レストランにも行ける様になっています。帰る時に間違って迷い込んでしまいました…。

荷物をクロークへ預ける

シドニーオペラハウスのロビー

コンサートホール入口への階段を上がるとロビーがあり、ここにはチケットを扱うBox Officeがあります。シドニー・オペラハウスのコンサートチケット購入と受取方法 の記事でご紹介したシドニーシンフォニーの事務所でチケットの発券を済ませていない場合は、ここで実券への引換えを行います。

シドニーオペラハウスのクローク

同じフロアにはクロークがあり、大きな荷物はここに預けます。ウィーンの様にチップを支払う必要も無いので安心です。

このシドニー・オペラハウスのコンサートホールは、ホール内への荷物の持ち込みについてかなり厳しい様で、私は初めリュックを背負ったまま入ろうとした所、このクロークに預ける様に注意されてしまいました。別に邪魔になる様な大型のリュックではなく、パリのオペラ座などでは普通に背負って客席まで行けたものですが…。

シドニーオペラハウスの入口から入場

荷物を預けたら、Concert Hallと書かれた階段から入場、ここでチケットチェックが行われます。

ホワイエの社交場とBarのメニュー

シドニーオペラハウスのホワイエ

階段を上がるとそこはホワイエ。この時まだ開演時刻の30分前でしたが、すでに多くの人でごったがえしていました。

シドニーオペラハウスの客層は西洋人と東洋人

客層は8割が西洋人、2割が東洋人(日本人含む)と言った所でしょうか。今回の公演は辻井伸行さんが出演する事から、日本人の姿もよく見かけます。

服装については、正装率は比較的高めですが、ウィーンほどではない模様。しかしシンガポールで見られた様なラフな格好の人はおらず、キレイ目な格好が無難かと思われます。

シドニーオペラハウスのBarカウンター

社交場に欠かせないBarカウンター。この後、曲間の休憩時間には大行列が出来ていましたが、この開演前の時間帯は比較的空いているようです。

シドニーオペラハウスBarのメニュー

メニューを見てみると、ここにあるのはドリンクのみで、赤白のグラスワインが$9.5~$14でボトルは$50前後、スパークリングはシャンドンが$11~12、シャンパンはモエ・エ・シャンドンが$22となっていました。どれも大した銘柄じゃないのに、かなり強気の価格設定ですね…。

シドニーオペラハウスで飲み終わったグラス

飲み終わったグラスは、カウンターに置いておけばOK。尚、ホワイエ内にあるカウンターテーブルの数は少なく、また椅子も少ないので、よほど早く来ない限りは立ち飲み必須でしょう。

夜景が臨める展望デッキ

シドニーオペラハウスで夜景が臨めるところ

このホワイエはサーキュラーキーの港に面しているので、窓からはその夜景が臨めるのですが、ホワイエの一角にはそのまま展望デッキに出られる場所がありました。

シドニーオペラハウスから見る夜景とハーバーブリッジ

デッキからは、港の奥に林立する高層ビル群やハーバーブリッジが一望できます!でもオペラ座に入らなくともこの景色は見えるので、別に特別な感動は無いかな…。周りが紳士淑女ばかりなので、ここにフルートグラスのスパークリングワインを持って来れば、雰囲気は楽しめると思います。

巨大なパイプオルガンを備えた大ホール

シドニーオペラハウス客席への入口

それでは客席へと入って行きましょう!この客席入口でもチケットチェックが行われていましたが、それは開演前だけで休憩時間にはチェックされませんでした。今回私が手配したチケットは1階席ですが、先ずは2階席から会場全体を見てみたいと思います。

シドニーオペラハウスのホール全景

ステージのサイド、そして背面にも客席を備えた大ホール。でも見た感じ、そこまで巨大なホールとは思えませんが、キャパは2,679あって、東京芸術劇場コンサートホールや東京文化会館大ホールよりも広いという事になります。正板に埋め込まれた、世界最大級とも言われるパイプオルガンが印象的です。

シドニーオペラハウスのホール天井にある凹凸デザイン

このホールの完成は1973年という事で長い歴史は感じないものの、天井から続く凹凸のデザインはなかなか美しいですよね。

シドニーオペラハウス2階の客席

2階の客席はこんな感じ。上階へ行くに従って天井がかなり近くなるので、残響の具合は少し心配です。こればかりはここで聴いてみないと分かりませんが…。

座席図と1階席J列の眺望

シドニーオペラハウス座席図

今回の私の席は、1階席の前から6列目(J列)の中央付近。カテゴリーは上から2番目でした。

シドニーオペラハウスの眺望

ココからの眺望はGood!ちょうどこのJ列を境に後ろが段になって高くなっていて、Jより前の席よりもステージが見やすくなっています。しかしオーケストラ全体を見渡す事は出来ず、特に管楽器は何も見えず…。でもソリスト(辻井さん)の姿は足元までしっかり見えますので、今回の観賞目的には最適でしょう。

シドニーオペラハウスの天井を見上げる

天井を見上げると、丸い透明な装飾が目に入ります。これまたかなり斬新ですよね。音にどの様な影響があるのか気になるところ。また、奥にある巨大なパイプオルガンにも圧倒されます。

シドニーオペラハウスの座席は木目調

椅子は明るい色の木目調に赤いクッション。側面が背中を囲う様なデザインです。しかしセンターに通路が無いので、中央付近の座席の場合は出入りに少し苦労します。

シドニーオペラハウスの椅子の座り心地

座り心地は良く、座席幅もしっかりあって快適!

シドニーオペラハウスのシートピッチ

前後のシートピッチも広く、座りながらでも少し膝を横にずらせば人を通せる程です。

公演プログラムと辻井伸行さんの演奏

シドニーオペラハウスのプログラムは無料

公演プログラムは無料!ホワイエで係員が配っていました。今回の演目は次の通り。

  • H.Berlioz / Le Corsaire Overture Op.21
  • F.Chopin / Piano Concerto No.2 in F minor Op.21
  • A.Dvorak / Symphony No.8 in G major Op.88

注目は、何と言っても辻井伸行さんソリストのピアノ協奏曲!2009年にヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝して以来、世界に名を轟かせた彼の演奏は、CDでは何度か聴いた事がありましたが、生では今回が初めてです。

辻井伸行のエキスパートな実力

盲目という事でハンデを背負っている様に見られがちですが、今回の彼の演奏は本当に素晴らしかった!音質、メカニック共にこれだけエキスパートな実力を備えたピアニストは他にいないのではないでしょうか?ショパン/ピアノ協奏曲第2番を弾き終わった後、アンコールに「革命エチュード」を演奏されましたが、これまた完璧なヴィルトゥオーソで聴衆を湧かせていました。

シドニーオペラハウス鑑賞で拍手

私も、手の皮が剥がれるかと思うくらい拍手!これほど興奮した演奏会は過去に記憶がありません。本当にこういう若いピアニストが日本にいるなんて、嬉しい限りです。

この辻井伸行さんの演奏については、また別の記事でたっぷりと語りたいと思います→ヴァン・クライバーンで優勝した辻井伸行さんの演奏を語る。

休憩時間は15

辻井さんの協奏曲が終わった後は休憩時間となりますが、その時間はたったの15分。日本で行われる一般的なコンサートなら15分で十分ですが、ここは西洋人が集う社交場、とても15分で足りるはずがありません。

シドニーオペラハウスのホワイエの社交場

ホワイエの社交場は上階にもあるのですが、それでもこの様に人人人!やはり椅子が少ない為か、階段に腰掛ける人もチラホラいました。皆、こんな短い時間でもしっかりワインを飲んで話し込んでいる姿を見ると、ほんと西洋人ってお喋りが好きだなぁとつくづく思います。

尚、15分の休憩時間中5分おきに「あと10分」「あと5分」のアナウンスと同時にベルが鳴ります。確かパリのオペラ座「ガルニエ」でもこんな感じでしたが、もう少し落ち着いた時間を作ってあげても良いのでは?

世界遺産で聴くオーケストラコンサート

シドニーオペラハウス鑑賞記

今回、シドニー・オペラハウスのコンサートホールで観賞しましたが、とても充実した時間を過ごす事が出来ました。しかしそれは辻井伸行さんの演奏あっての事、決して“世界遺産だから”などという考えは毛頭ありません。確かに音響は良かったですし、内装のデザインも斬新ですが、これと同等に優れたコンサートホールは日本にもありますし、何をもって世界遺産なのかはちょっと疑問…。

次回は、このオペラハウスとは別の会場「City Recital Hall」で行われた、辻井伸行さんのリサイタルの模様をお伝えします→辻井伸行をシドニーで聴く。City Recital Hall鑑賞の記録!

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