ロシア横断の旅、ハバロフスクの次はシベリア鉄道でバイカル湖近くの街「イルクーツク」を目指します!今回は、乗車駅となるハバロフスク駅のレポート。駅の外観や駅舎の中、待合室などチェックしていきたいと思います。
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1897年開業のハバロフスク駅
今回出発するハバロフスク駅は、極東ロシア・ハバロフスク地方の中心となるターミナル駅。「Khabarovsk 1」と「Khabarovsk 2」の2つの駅がありますが、メインとなる中央駅は「1」の方です。
「2」はそれよりも7~8km南にある駅ですが、シベリア鉄道(オケアン号やロシア号など)も殆ど停車しないですし、観光で使う事はまず無いと思います。
Khabarovsk 1駅は1897年開業、元々は今と異なるデザインだったそうですが、2007年に修復されて今の姿に。駅前広場もその時に整備されたのだそう。
シベリア鉄道の主要駅の中でも、これだけ立派な駅舎はなかなか見ないですよね。
駅前広場には、この駅名の由来となった探検家エロフェイ・ハバロフ(Yerofey. P. Khabarov)の銅像が建っています。広場の奥にはバス停、そして道路を挟んだ向かい側にトラムの停留所があります。
因みに、夜は駅舎がライトアップされて幻想的な美しさに!
駅前にスーパーがある
ところで、ハバロフスク駅は繁華街から離れているので、駅前に商業施設は殆ど無いですが、唯一あるのがこちらの商業ビル。中にはスーパーが入っているので、シベリア鉄道車内へ持ち込む食料などの買い出しに便利です。
大して大きいスーパーでは無いですが、品揃えはなかなかの充実ぶり!惣菜コーナーもあって、サラダが100gあたり40円程度から買う事が出来ます。
水などはシベリア鉄道の途中駅でも買えますが、かなり割高なのでなるべくここで買っておくのが吉。私もここで1.5ℓペットボトル5本買って、スーツケースに積み込みました(参考:シベリア鉄道で途中下車!駅ホームの売店で何が買える?)駅構内の施設、カフェなど
駅舎への入場は、正面エントランス右側の扉から。中へ入るとセキュリティゲートがありますが、荷物を持ったまま通過してOKです。
駅舎の中へ入ってみると、やや天井の高いコンコースに、ちょっと洒落たシャンデリア風の照明。2007年に改修されたとあって、内壁がかなり新しく綺麗ですね。でも昼間は照明が点いていないので薄暗い…。
案内図によると、この駅舎は3層構造になっていて、このグランドフロアが1階で上階が3階。チケット売場は1階と地下階にあって、シベリア鉄道などの長距離路線のチケットは1階、近郊へ行く端距離路線の列車チケット売場は地下階という風に分かれている様です。
1階には、キオスクが3軒とカフェが1つ。他にインフォメーションカウンターやトイレもある他、1番線ホームへの入口もあります。
カフェは一応営業している様ですが、誰も利用していない様なのでちょっと入り難い…。
待合室とVIPラウンジ
上階(3階)は、この様に椅子がズラリと並べられた待合室。椅子の数も沢山あって広々としています。
逆に1階には椅子が全く設置されていないので、座る為にはわざわざこの階へ上がって来なければなりません。
このフロアには“VIP”と書かれたビジネスラウンジもあります。恐らくシベリア鉄道の特等車チケットで利用できると思いますが、私が今回乗車する1等車チケットでは利用できるかどうかは不明。大した案内表示も無く、また何故かこのラウンジ周辺には警棒を持った警備員がうようよ居て、迂闊に近づく事が出来ませんでした(笑)。
案内放送が鳴ったらプラットホームへ
さて、今回乗車するのは10:34発の007号。9:40頃にロシア語で館内アナウンスが入り、乗客が一斉にホームへ移動を始めました。出発番線は、電光掲示板の時刻の横に表示されていて、007号は4番線ホーム。
2番線~4番線ホームへ行くには、一旦地下へ降りてから連絡通路を通って行く必要があります。3階から地下階へはエレベーターが使えますが、1基しか無いので行列必至!
プラットホームへ上がり、電光掲示板に007号の表示を確認。ホームの長さがおよそ500mもある為、あまりホームの端へ行くと列車が止まらないので、乗車の際は注意が必要です。
またホームの端の方は、電光掲示板の表示も別のものになっていました。
ほぼ定刻の9:54、007号が入線!ハバロフスク駅では30分間停車するので、余裕を持って乗車できるのが嬉しいところ。
と言う訳で、次回よりシベリア鉄道007号(1等車)の乗車レポートをお伝えします!→シベリア鉄道【1等車】乗車レポート!一人で独占、個室シートと車内設備
シベリア鉄道の予約・手配については、こちらの記事で詳しく解説しています→シベリア鉄道【個人手配】の手引き!チケット購入から車内設備まで
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