オーストリア・ウィーンには、「パラチンケン(ドイツ語でパンケーキの意味)」というクレープ状のスイーツがあって、若者の間で人気を博しているそうです。ウィーンにあるPalatschinkenkuchlというレストランでは、スイーツだけではない料理として頂けるパラチンケンのメニューがあるという事なので、ランチに訪れてみました。
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旧市街にあるパラチンケン・レストラン
今回ランチで訪れたPalatschinkenkuchlは、ウィーン旧市街の少し北の方、ドナウ川に程近い所にあるレストランです。
営業時間は10時~24時、定休日は書かれていないので基本的に無休かと思われます。店舗ホームページはコチラ。
店内は、キッチンを囲む様にテーブル席があって、収容人数は20人強。いずれもハイチェアなので、ちょっと座りにくいかも。でも他にも一人客がいて、とても気楽な雰囲気です。
尚、入口横に階段があって地下にも客席がありますが、ランチタイムのこの時は利用されていませんでした。ただ、地下にあるトイレは利用する事が出来ます。
“パラチンケン”のメニュー
Palatschinkenkuchlのメニューですが、店名にあるとおり“パラチンケン”がメイン。しかしメニュー表を見ると、“ウィナー・シュニッツェル”などの料理も提供されている様です。
“Palatschinken”とはドイツ語でパンケーキの事。その為、英語メニューにはパラチンケンとは書かれておらず“Pancake”となっているので要注意です。
パラチンケンのメニューは、食事物が18種類、スイーツ系は30種類を超える豊富なメニューが用意されています。No.が書かれているので注文もし易いのが有り難いですね。
尚、この時は特に気にしませんでしたが、この店には日本語メニューもある様です。店舗ホームページを見てみると、多言語に対応したメニュー表があるのですが、何故か日本語の所に中国語メニューが!まぁ西洋人にとっては、日本語も中国語も似た様なものなんでしょうけど…。コーヒーの茶菓子が意外と美味!
任意の席に着くと店員がやってきて、まず初めにドリンクを聞かれました。このPalatschinkenkuchlはカフェとしてもメニューが充実していて、各種コーヒーやジュース、アルコールも揃っています。
注文したのは“White Coffee with Milk Froth”。名前からしてミルクタップリのコーヒーですが、飲んでみるとしっかりした苦味と若干の酸味。逆にミルクのまろやかさが少なくて、ちょっと想像していたミルクコーヒーとは違っていました。
ただ、茶菓子として一緒に出てきたこのビスケット、ミルク風味で美味しいです!パッケージにコーヒーの写真が記載されているので、茶菓子に特化したビスケットなんでしょう。
この「RIOBA BISCUIT」というビスケット、調べてみると1.2kgの箱入りが€8ほどで売られている様です。もしかしたら、ウィーンのスーパーで手に入るのかも?
ラザニア風?パラチンケンの味
注文から10分強、注文したパラチンケンが運ばれて着ました!こちらは“No.8 Meat Mushroom Pancake(英語表記)”というメニュー、お値段はサラダ付きで€11.6です。※価格は為替レート等により常に変化します。
“Pancake”とは言うものの、見た感じは完全なクレープ。そのクレープが隠れるほどタップリかかったマッシュルームのソテー、辛味などは無く至ってフツーの味です。
クレープの中はトマト風味のラザニア風。味もラザニアそのもの、これにマッシュルームのソテーが加わるとややしつこい感じもしますが、ソテー自体が薄味なのであまり気にならず。
感想としては「まぁ普通に美味しく頂きました」という程度かなと。
そこそこの味、そこそこの安さ…
今回のお会計は、€14.8。ウィーンにしては比較的リーズナブルな価格ですが、ランチメニューとしては平均的かもしれません。特別な美味しさはありませんでしたが、気軽にランチが楽しめる、そんなレストランだと感じました。
でもまぁ、コーヒーの味は先日お伝えしたL.Heinerには遠く及ばないですし、パラチンケン料理の味もそこそこ。やはりクレープの店はスイーツを食べるべきなのかもしれませんね。ドリンクと種類豊富なスイーツがあるので、カフェとしての利用が一番かもしれません。
以上、ウィーンにあるパラチンケンのレストランPalatschinkenkuchlのレポートでした!
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