日光・宇都宮訪問のシメは、餃子の食べ比べです!
餃子の激戦区として知られている栃木県・宇都宮。今回はJR宇都宮駅前および駅構内に出店している3店舗「みんみん」「清原」「宇都宮餃子館」で、餃子の食べ比べをしてみました!どの店も工夫を凝らしたオリジナル餃子が目白押しですが、果たしてその味は…?
目次
広い駐車場と大行列「みんみん」
先ずは超超有名どころ「みんみん」から。私は数年前にも一度訪れた事があります。
みんみんは宇都宮市内に数店舗構えていますが、この「駅東口店」の凄い所は宇都宮駅前に広大な敷地の駐車場を設けている事です。※こちらの店舗は再開発によりリニューアルされました。以下はリニューアル前の様子です。
駐車場の利用は1時間無料。もちろん無料化するには、みんみんで食事をして駐車券を貰わないといけないのですが、この日は出入り口のバーが調整中という事で、駐車券なしで出る事が出来ました。それにしても新幹線の止まる県庁所在地の中心駅、その駅前に60台も駐車可能な広大な敷地を持っているというのは凄い事ですよね!
この日、私が訪れたのは17:50頃。まだ夕食時でもないのに、店前には行列が出来ていました。テントと椅子が設置されているので座って待つ事が出来ますが、吹きさらしの屋外なので寒い~!
10名の行列に対し、およそ15分待って入店。客層はサラリーマンのグループが多いですね。私の様な個人客も数名いました。尚、散々待たされた割には、店を出る時には数席の空席があったのはどうしてか…?
スタンダードな焼き餃子と水餃子
さて、この店舗で食べられる餃子は2種類のみ。揚げ餃子は現在休止中とのことなので、焼き餃子と水餃子を一人前づつ注文する事にします。
注文から5分、先ずは「焼き餃子」が運ばれてきました。
食べてみると、裏面の焦げ目がパリッとサクッとした食感、そして香ばしい風味があってGood。しかし皮のモチッと感はありません。味はニラやニンニクのしつこさが際立って、かなりクセのある味わい。本格的な餃子はこういう味なのか?と思うようにしました。
続いて「水餃子」。こちらは注文から8分で到着。にんにく臭さが無く、焼き餃子に比べても食べ易いです。身が凄く柔らかいので、箸で持つ間もなく崩れてしまいます。
尚、“水”の部分はダシの効いたスープかと思って飲んでみたのですが、味がしません…、ただのお湯でしょうか?
「みんみん」の感想としては、ちょっと微妙かな…。あまりにも普通過ぎて特徴が見出せないと言うか、感動が無い…というのが正直な感想です。
駅ビルPASEOの1階「清原」
続いてやって来たのはJR宇都宮駅の駅ビルPASEO。この中に幾つか餃子店が入っているので、ここでもハシゴしてみようと思います。
先ずは、駅改札のある階から一つ下へ。1階の食料品売り場前にある「清原」へ潜入します。
先ほどのみんみんと違って店内は小さく、テーブル席が16名分とカウンターが8席のみ。ほぼ満席でしたが、カウンターが空いていたので待たずに入る事が出来ました。
肝心の味噌味は…?
ここの看板メニューは特製味噌タレを使った「ネギ味噌焼餃子」。みんみん程ではありませんが、ここもメニューの数は大分限られているので、迷う事なくこの看板メニューを注文。一人前420円とやや割高なだけに、特別な美味しさを期待していました。
待つ事15分(結構時間かかる…)。こんもりと青ネギが乗せられた姿はインパクトあります。
食べてみると、先ほどのみんみんと比べても更にニンニクやニラ臭さが口の中に残り、大分しつこい味わい。そして肝心の味噌味が全くと言って良いほど感じられません。
試しにテーブルに置いてある清原特製の味噌タレを追加してみたのですが、何か腑に落ちない感じ…。ニラ臭さかタレの味か、そのどちらかでしかなく、味が上手い事合わさっていませんね。これはちょっと期待ハズレ!
「宇都宮餃子館」
最後に、同じPASEO内にある「宇都宮餃子館」へ行ってみました。この店の隣に「宇味屋」という中華屋が並んでいますが、外観がほぼ一緒なので一瞬戸惑いました。
店内はテーブル席が20、カウンターが8。清原より若干広いです。一人客が多いのか、カウンターは満席なのにテーブル席はガラスキ。カウンターには若い女性のお一人様も見られました。
ここは餃子の種類が豊富です。とは言ってもトッピングを変えただけのバリエーションに過ぎず、焼き・水・揚げ の基本は変わりありませんね。価格も少し高めなのが気になる所。
同じ“ネギ”でも違う味わい
種類が多くてちょっと迷いましたが、「ネギ塩お肉餃子」を試してみる事にしました。先ほどの清原で食べたネギを比べる意味でもちょうど良いかと思います。
待つ事10分。510円もする割りには若干小ぶりの餃子。しかし食べてみると、先ほどの様なニンニク・ニラの臭さは少なく、ネギの甘みを感じます。
後味に若干ネギの辛味が残りますが、塩ダレがそれに合わせた味に調整されているのか嫌な残り方ではありません。“お肉餃子”というだけに中身のボリュームもありますし、一応今日食べた中では一番の内容でした。
結局どこが一番美味しかったか?
3店舗の餃子を食べ比べてみた感想は、どの店もあまり大して変わり無い、というのが正直な感想です。個人的には、ニンニクやニラ臭さが抑えられた、具材の旨味がたっぷりと引き立つ餃子を期待していたのですが、所詮はB級グルメ、創作料理の様な味を期待しては駄目なんですね。
大人気の「みんみん」も行列に並ぶ割には……と言った感想です。しかしワンコインで焼きたてパリパリの餃子が二皿食べられるというのはお得かもしれません。餃子を酒の肴にビールを一杯、そんな手軽な晩酌を求めるサラリーマンのニーズにピッタリ合っているのかもしませんね。
いつか、浜松の餃子も試してみようと思います。
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