昨日の日光東照宮に続き、華厳の滝も見てきました。何だか修学旅行の様な行程となってしまいましたが、早春の雪解けの滝の観賞と変り種グルメを堪能、なかなか充実した内容だったと思います。
季節は3月ですが、標高の高い奥日光はまだまだ冬。極寒に耐えながら観賞した華厳の滝は、水量がちょっと少なめで迫力に欠けました。
3月の日光は寒い!
東照宮のあるエリアから、いろは坂を上って中禅寺湖エリアへとやって来ました。私自身、3年前の同じ3月にいろは坂を上った際には路面が凍結していた部分もあった為、一応スタッドレスタイヤを装備して来たのですが、この日は路面の凍結はありませんでした。
それでも中禅寺湖エリアの標高は1274m、薄着でも寒くなかった東照宮とは打って変わって極寒です!しかも風が強く、カメラを持つ手の感覚が無くなる程。
自宅を出る時に「ちょっと厚着しすぎたかな…」と思いましたが、逆にこれでも寒いくらいです。やはり早春の奥日光の寒さを舐めちゃいけませんね。
時期による水量の違いを見比べる
さて、華厳の滝へと到着しました。午後4時半だというのに駐車場は混雑!たまたま空いた所へすんなりと入れましたが、やはり連休中日というのはなかなか侮れませんね。
華厳の滝を見る為の展望台は2箇所あって、一つは駐車場のすぐ近くにある所で入場は無料。広さはそれ程でもありませんが、2階層になっています。
ここから見た滝の様子がコチラ。華厳の滝の落差は97m、日本三名瀑の一つに数えられるほどの迫力で知られていますが、パンフレット等の写真と比べると、少し水量が少ない感じがしますね。
華厳の滝は下流に水力発電所がある関係で、電力需要によって水量をコンピューターで調節している他、観光客の居ない夜間は水量を半減させているのだそう。季節や時間帯によって異なる姿が見られるのも、華厳の滝の魅力の一つなのでしょう。
因みに、私が3年前に個人で訪れた時の様子がコチラ。同じ3月も上旬だった事から雪解けがあまり進んでいませんが、水量は同じ感じがします。
華厳の滝の放水量が通常の約10倍(毎秒30t)です。迫力ある華厳の滝を見にいらしてください。 pic.twitter.com/LW0ZajVr3J
— 日光自然博物館 (@nikkonsm) 2014年8月11日
尚、ツイッターにはこんなすごい光景が投稿されていました。季節は夏、大雨で増水した時などは最大で毎秒100tもの放水をする場合もあるのだとか。大量の水しぶきを上げる光景もそうですが、何よりこの音を聞いてみたいものです。
「観瀑台」行きエレベーターは550円
華厳の滝のもう一つの展望台は、有料のエレベーターに乗って行く100m下の「観瀑台」です。550円という値段はちょっと高い気もしますが、閉館時刻の17時まで30分を切る時間にも関わらず、券売所には行列が出来るほどです。
100mを1分かけて降りて行きます。エレベーターは2台しかないので、ピーク時間帯は結構待つかもしれません。
観瀑台から見た華厳の滝。先ほどよりも「ドドドッ」と滝つぼに打たれる水の音が聞こえてきます。確かに上で見るよりは迫力ありますが、この水量ではそんなに変わらないかな…。滝つぼが見えなくなる程の水しぶきは見られませんね。
ただ、滝から流れる川がより近くで見られるのは言うまでもありません。所々、清流の様な水色が見えて、意外と綺麗でした。
下の階にある売店の味
尚、この観瀑台も2階層に分かれていて、下の階には店舗もあります。下の階の方がより一層滝に近づける感じがするのでお勧めかもしれません。
ここの売店のイチオシメニューは「高原牧場牛乳」。HotとIceがあって、濃厚でミルキーな味わいがウリなんだとか。
友人が買って飲んでいましたが、濃厚でまぁまぁイケるとの事。一口もらいましたが、確かに普通の牛乳よりも濃口で臭みも少なく良いと思います。
私は「かりんとう饅頭」を試してみました。一つ130円、カリッとした外皮と中身の紫芋っぽい餡がよく合います。以前、宇都宮市街の和菓子屋で買った事のあるかりんとう饅頭よりも美味しいかな。ただ、表面が油ギトギトで少し触るだけでも手がべた付くのが難点…。写真撮影に手こずりました。意外な美味しさ「餃子コロッケ」
華厳の滝を見終わった後、駐車場付近にある売店で目に入ったのが「餃子コロッケ」。
そう言えば、日光のある栃木県は宇都宮の餃子で有名ですが、以前宇都宮駅前で食べ比べをした時にあまり美味しい餃子に出会えなかったので、これも大した事ないだろうと期待はしませんでした。→宇都宮駅前で餃子を食べ比べ!「みんみん」「清原」「餃子館」美味しいのはどこ?
しかし友人が食べるというので、私も買ってみる事に。コロッケ一つに330円というのはかなり高額だと思いますが、手に持ってみるとズッシリ、丸々と太ったボリュームのあるコロッケです。
食べてみると意外や意外、なかなか美味しいではありませんか!コロッケの中に餃子が丸ごと入ったものではなく、餃子の餡が詰められているものなのですが、餃子特有の“しつこさ”を上手い具合にコロッケのポテトが打ち消しており、その甘みがちょうど良い塩梅を作り出しています。
ネットで「餃子コロッケ」をググッてみると結構出てくるので、既にメジャー化しているメニューなのでしょうか?(知らなかった…)、これは他の店舗でも是非食べてみたいですね。
という訳で、昨日の記事「日光東照宮」と今回の「華厳の滝」。あまりにもベタな観光地なので今更行ってもしょうがない、と初めの内は思っていましたが、行ってみると意外な発見と感動があり、充実した旅行となりました。
次の機会は、大量の水が放出されるであろう夏の時期にも訪れてみたいと思います。
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