トヨタレンタカーのプリウスに乗って、葛飾区の亀有から日光へやって着ました。中禅寺湖の混雑を避けて、霧降高原の六方沢橋まで来ましたが、時は11月初め。標高1440mの紅葉は既に終わったかの様な静けさに包まれていました。しかしそこから山を少し降りれば、まだまだ満開の紅葉が残っています。
今回は、11月上旬に訪れた日光・霧降高原の紅葉の状況をレポートしたいと思います。
「六方沢橋」手前の駐車場
日光宇都宮道路の日光ICを降りて山道を走る事20分、霧降高原道路の中腹辺りにある「六方沢橋」手前の駐車場まで辿り着きました。
ここはきちんとした施設がある訳ではありませんが、一応仮設トイレが一つ置いてあります。これだけ広いので、繁忙期であっても駐車スペースに困る事は無いでしょう。
この辺りは霧降高原で一番高い所で、標高は1440m。眼下には日光周辺の山々が見渡せて、なかなか景色の良い所です。
周囲の山肌を見ると赤や黄色に色づいている部分もありますが、それにも増して枯れ木の存在が目立ちますね。「日光観光ライブ情報局」の情報によると、この日の前日にはまだ「見頃」のマークが書いてあったのですが、これはどう見ても身頃を過ぎてしまっている様に見えます…
既に寂しい冬の山…
山の方を見てみると、更に悲壮感UP…。色鮮やかな紅葉は期待できませんが、六方沢橋がこちらの方向にあるので、とりあえず行ってみる事にします。
駐車場から六方沢橋までは歩いて2~3分ほど。橋までは歩道も整備されているので安心です。
歩道上にはちょっとした展望スペースが設けられていました。六方沢橋をベストポジションで眺められる絶好の位置ですが、木が邪魔して良く見えない…
その先の歩道からは良く見えました。あぁ~でもやっぱり紅葉は完全に終了してますね。
ほんの僅かには色づいた木々も残っているのですが、山の大部分が灰色と化しています。この六方沢橋が満開の紅葉に包まれたらなんと美しい事かと思うのですが…。やはりちょっと遅すぎました!
まだまだ見頃の「霧降の滝」
続いて向かったのは霧降の滝。霧降高原道路から一本道を入ったところに滝へ続く遊歩道の入口があります。
ここにはレストハウスやお土産屋なども揃った、ちょっとした観光地になっていました。団体のバスも停まっていて、年齢層の高い方々がぞろぞろと降りてきます。
ここから滝まではおよそ350mの遊歩道で繋がっています。天気も良くなってきたので、綺麗な景色が望めそうです。
遊歩道はバリアフリーとまではいきませんが、歩き易く綺麗に整備されています。これならば高齢の方でも心配は無いでしょう。
この地点の標高は750m程。辺りを見渡すと結構綺麗に色づいていますね。
この日は平日だったのでそれほど人は多くありませんでしたが、滝見の展望台が狭いので少しの人数でもすぐ混雑します。2段になっていますが、先端の方まで行かないと滝が木に隠れて見えません。
そして滝の様子がコチラ!色づき具合はまぁまぁと言ったところでしょうか。「日光観光ライブ情報局」の情報では、ここでも同じく「見頃」の表記。しかし先ほどの六方沢橋の寂れた感じとは雲泥の差です。例え紅葉の量は同じでも、それと合わさる景色が枯木と青葉とでは、こんなにも印象が変わるんですね。ドドドッという音は聞こえて来ますが、滝つぼに迸る水しぶきが見えるわけでもなく、滝自体にはそれほど魅力のあるものではないかもしれません。落差85mとの事ですが、迫力のある景観を求めるなら華厳の滝へ行った方が良さそうです。
やはり日光は王道の観光スポットが無難か
人ごみを避けて選んだ霧降高原ですが、やはり中禅寺湖や華厳の滝といった王道には敵う様な景色は臨めませんでした。それでも車で走った霧降高原道路からは、沿道の紅葉と眼下に広がる山々の雄大な景色が見事でしたし、ドライブには良いシーズンだと思います。
日光市街地やいろは坂辺りは、今日の時点でまだまだ見頃となっている様ですから、ドライブに出かけてみては如何でしょうか?