茨城県のご当地グルメとして名高い“納豆”ですが、県庁所在地の水戸へ行くと、周辺には納豆を使ったアレンジメニューを出しているレストランが林立していました。今回は、その内の一軒で中華料理屋がアレンジしたメニューを試してみました。
納豆1~2パックを毎日欠かさず食べるほど納豆好きな私ですが、普段ご飯にのせて普通に食べるだけで、そのアレンジメニューというのはこれまで食べた事がありません。各店が工夫を凝らした納豆料理がどういうものか、興味がありました。
※こちらの店は既に閉店しています。
水戸の中華料理店「金龍菜館」
訪れたのは、中華料理「金龍菜館」。水戸駅から南へ3kmほど車を走らせた所にあります。
水戸の中心地からは少し離れていますが、周辺一帯はレストランなどが点在するエリアになっています。
店舗の敷地は結構広く、30台ほど停められる駐車場があるので、車を入れやすくて良いですね。水戸駅周辺に行ってしまうと、コインパーキングに入れなければならなくなります。
入口にはランチメニューの掲示が。
店内は6人がけくらいのテーブル席が10組くらいと、奥には座敷があったと思います。昼時を少し過ぎた時間でしたので、お客さんは3~4組ほど。
豊富なメニューの数
チリチリと音を立てて少しべた付く感じのメニュー表は、いかにも“中華屋”という感じです。メニューの種類は結構豊富で、大概の中華料理は揃っていました。
この「納豆汁なし味噌ラーメン」を注文します。特に目立つ様な掲示やキャッチフレーズは無く、メニュー表の片隅に紛れて表示されていたので、特別“看板メニュー”という訳ではないのかも…?
注文者にはサービスドリンクが付くそうです。アイスウーロン茶をお願いした所、100mlくらいの小さなコップに入って出てきました(笑)
「納豆汁なし味噌ラーメン」の感想は…
注文から待つこと10分程、お目当ての品が運ばれて来ました。春雨サラダとデザートが付いています。テーブルに置かれた瞬間、納豆の匂いが…
しかもこの匂い、昨日ご紹介した「そぼろ納豆」やスーパーのパック納豆などとは少し違い、私がまだ納豆が嫌いだった幼い頃にかいだ匂いと似ていました。普段から品種改良によって匂いを抑えた納豆に慣れていると、結構鼻につきます。「初めによく混ぜてから召し上がって下さい」との事でしたが、これを混ぜるとグジャグジャのネチャネチャになるので、ちょっと敬遠…。
橋ですくってみると“あん”自体がドロッとしているので、納豆の粘り気は殆ど見られなくなっています。味はピリ辛。後に口の中がヒリヒリとするくらいです。そして喉が渇く…。この辛味が勝っているからなのか、納豆の味が殆どしません。普通のジャージャー麺を食べている感じ…。
重たい食感と臭みのある香りに、箸があまり進みません。私は完食しましたが、付け合せの大根やキュウリ、オクラが入っていなければ食べ切れなかったかも。決して不味くはないですが、納豆好きな私とて、その風味を楽しみながら食べられる一品ではありませんでした。これならば最初から良い香りのする中華を食べた方が良いかもしれません。
セットの春雨が結構美味しかったので、中華レストランとしては悪くないのだと思います。この“変りダネ”メニューが看板商品として大きく掲げられていない理由が、なんとなく分かった様な気がします。
次の機会には、是非他のメニューを食べてみたいです。それと並行して、水戸にあるその他の“納豆アレンジメニュー”も、また試してみようと思います。
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