シンガポールのリトルインディアでは“手で食べるインドカレー”を堪能した後、近くにあるSC「テッカセンター」を覗いてみました。ここには大きなフードコート(ホーカーズ)があって、メニューの数も豊富!多数のインド系の人が集うこの空間は、異国感を目一杯感じる事ができます。
ここでの人気メニューは「ビリヤニ」。インド料理でお馴染みの屋台料理の食レポも、併せてお伝えしようと思います。
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シンガポールの居空間「リトルインディア」
「Little India」はシンガポールきってのインド人街。MRTのLittle India駅からアクセスできます。
インド人街と言っても、MRTの駅出口は至って普通の外観。飾り気も無くシンプルな造りで、建物も床面も綺麗です(その代わり監視カメラの数がハンパ無い…)。
しかし駅出口から数歩離れると、途端にディープな世界に包まれます。駅前はアーケードの様な商店街になっているのですが、道行く人の殆どがインド系の人。華僑の人達はシンガポール中に分布していますが、インド系の人は極端にこの一帯に集中している様な印象です。
そして駅前の商店街は、どういう訳か金券ショップや格安simを売る店が沢山目立ちます。他の街へ行っても、ここまで集中しているエリアは見た事がありません。
因みに、店頭に掲示してあったsimカードの価格はこんな感じ。
- 2GB/1日=$7
- 10MB/7日=$1
- 1GB/7日=$7
- 15GB/7日=$30
- 1GB/30日=$10
- 3GB/30日=$20
- 5GB/30日=$30
※価格は社会情勢により随時変動します。
私自身、旅行先でsimカードは使わない派なのでこれがどの程度お得なのかは判りかねますが、グローバルWifiなどをレンタルするよりは遙かに安いでしょうか。今や世界どこへ行っても“ギガバイトの量り売り”は健在ですね。
南国フルーツ満載の市場「テッカセンター」
さて本題、リトルインディア駅前には「Tekka Centre(テッカセンター)」というSCがあって、多くの人で賑わっていますが、ここも他の街には無い独特の雰囲気が漂っています。
MRTの駅出口を出てほんの30秒。SCとは言え華やかな感じではなく、オレンジ一色の素朴な建物です。
中へ入ると先ずあるのはフードコート。その奥に市場があって、2階は雑貨などが売られています。初めに市場の方を覗いてみましょう。
この市場で特に目立つのはフルーツ!南国ならではのフルーツが沢山揃っています。
ドラゴンフルーツは3切れで$4。かなりデカイですね。以前、沖縄・那覇の牧志公設市場で見たものより大きいかも。
こちらはジャックフルーツ。パラミツとも呼ぶそうで、熟れていればクリーミーで甘い味なんだとか。でも胃への刺激が強いらしく、水と一緒に摂取しないと大変な事になるらしいです…。
バナナも然り。でもここのはかなり黒ずんでいますね…。一般的には少し黒くなった方が熟れて甘くて美味しいのですが、墨の様に黒いのはちょっと…。
フードコートで人気のメニュー「ビリヤニ」
続いてフードコートの方を巡ってみます。時刻はお昼時を過ぎた14時頃ですが、空席が殆ど見当たらないほど人が多いです。
店の数はかなり多く、また食事だけでなくスイーツやドリンクを売る店や、アルコールを扱う所もありました。
ここはインド人街ですが、食事のラインナップは他のホーカーズとあまり遜色無く、ヌードルやナシゴレンといった中華やマレー系のメニューも多く見られます。
ネットを見ていると、このフードコートでは“ビリヤニ”が美味い、という口コミ情報をよく目にします。“ビリヤニ”とはインド由来の米料理で、カレー風味のピラフの様な料理ですが、さすがインド人街とあってビリヤニを扱う店は多く、選ぶ店を迷うほど。
私は前回訪れた際に、ここで「チキンビリヤニ」を食べました。どの店で注文したかは忘れてしまいましたが、価格は$5前後だったと思います。味はピリ辛ですが食べ易く、まぁまぁイケるお味。決して味わい深くは無いですが、パラパラのライスで私の好きな食感です。ちなみに、ここではスプーンとフォークが提供されるので、指先が黄色くなる心配はありません(笑)。
手軽に味わえるインドの街
という訳で、シンガポール・リトルインディアにあるテッカセンターを散策してみました。インドと言えば、女性が性的暴行を受ける等あまり良い話を聞かないですし、男の私でもなかなか個人旅行をするには勇気の要る国ですが、ここへ来れば手軽に(しかも安全に)インドらしい雰囲気を味わえると思います。
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