ハルシュタットのマルクト広場にあるレストラン「Zum Salzbaron」割高ランチの味は？

オーストリアのハルシュタットでは、レストランと言えばホテル併設の所ばかり。その為か、どこへ行っても割高な食事を強いられてしまいますが、今回訪れたZum Salzbaronもホテル併設で、ランチとは思えない高級振り！

そんな割高なレストランで食べるランチがどの様なものか、レポートしたいと思います。

ホテルのレストラン「Zum Salzbaron」

今回ランチで訪れたのは、ハルシュタットのマルクト広場にあるこちらのホテル「Seehotel Grüner Baum」。このホテルには併設のレストラン「Zum Salzbaron」があって、誰でも入る事が出来ます。

手軽にランチが食べられるカジュアルレストランを探していたのですが、どうもハルシュタットはどこも割高な店ばかり…。たまたま通がかったこのホテルの前にメニューがあって、€12台で食べられるパスタがあったので、ここに決めた次第です。

中へ入るとエントランスがあり、その正面奥がレストラン入口。ちょっと風格のある内装ですが、超ラフな格好で出入りしている人も沢山いました！

店内は、少し広めのワンフロア。大きな窓からは自然光が入り、晴れていればハルシュタット湖がキレイに見えますが、残念ながらこの日は雨。

店内の装飾などを見るとちょっと格式ありそうなレストランにも見えますが、この時は客の9割が中国人だったので気兼ね無し(笑)。西洋人は僅か1グループだけというから驚きですね。

メニューを見てみると、ランチタイム限定メニュー等は無く、グランドメニューはスープに前菜、パスタの他、メインは魚料理に加えオーストリア料理のカテゴリーがあります。

価格はどれも高く、前菜とパスタは€15前後、メインは€25前後というなんともブルジョアな価格！メインスクエアの前に経つ一等地ならではの価格ですね。※価格は為替レート等により常に変化します。

テーブルには最初からナイフとフォーク、ナプキンがセットされています。メニューのオーダーを取った後、何も言わずに持って来たのがパンのセレクト。

ホームメイドだと言うこちらのパン、白とブラウンの2種類ありますが、ブラウンの方はなかなか良いお味！見た目からして、ウィーンのスーパーで買う様な固いパンかと思っていたので、これは意外！

2つのソースは、パッケージを見る限りこのホテルオリジナルのものですが、白はタルタルソース、オレンジの方はパプリカ風味ですが、唐辛子が入っているのか後からピリッと来ます。

これらはサービス品なので無料かと思いきや、後でレシートを確認したらテーブルチャージとして€2.5しっかり取られていました！でも日本の居酒屋の“お通し”と比べたら遥かに上質ですよね。

注文した料理は1品。ペペロンチーノのスパゲッティ、お値段€12.9と数あるメニューの中では割安ですが、見た目はなかなか手の混んだパスタです。

上に乗ったこのプチトマト、これがフルーツの様に甘くて美味！でもパスタの方は、これでもかと言うくらいニンニクが効いていて、好みの分かれる味。麺もうどんの様に太く、これだけで結構腹が膨れます。

食後にはコーヒーを注文。いつもの通りミルクコーヒーを頼もうとしたら、言葉が通じずカプチーノになってしまいましたが、厚み1cmはあるかと言うくらいフカフカな泡のカプチーノ。自宅でもこんな泡のカプチーノが飲めると良いですけどね。

コーヒーを注文したら、ケーキはどうだ？とメニューを見せられてしまいました！7種類のケーキに加え、“アイスクリームパイ”なんてものもある様です。

店員に乗せられて仕方なく(？)注文したのは、メニューの上から2番目“TRUFFLE CAKE FILLED”。食べてみると、しっとりしたスポンジに甘さ控えめのチョコレート。とても高級感のある味で、日本人好みだと思います。

いつもウィーンで食べるケーキはあまりパッとしませんが、それに比べるとはるかに美味しいです！

お会計は€28、クレジットカードはOKですが、ウィーンでお得なランチと比べると5割増しくらい…、やっぱりホテルのランチは高く付きますよね。

不覚にもチップを記入する欄があったので、しぶしぶ€2加えておきましたが、店員は皆親切ですしサービスは良かったので、まぁこれくらいは良いかと。

かなり高く付いてしまいましたが、雰囲気の良いレストランで店員の対応も良いですし、入って損は無いレストランだと感じました。こういう店は、ランチよりもディナーで訪れた方が利用価値は高いかも？

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