昨日に引き続き、オーストリア･ザルツブルグの旅行記から、今回はホーエン･ザルツブルグ城の話題です。小高い丘の上に佇むザルツブルグ城の中は、中世から残るローマ教皇に関した資料が展示された博物館になっていますが、城のバルコニーから眺める雄大な景色は文句なしの絶景！併設のレストランではカフェや軽食も楽しめて、優雅なひと時を過ごす事が出来ました。
尚、この話題はトラベル.jp＜たびねす＞の記事にも記載していますので、併せてご覧頂ければと思います。
街のシンボル「ザルツブルグ城塞」へ
ザルツブルグ駅から南へ1.5kmほど、旧市街エリアの南側は小高い丘になっていて、その上に街のシンボルとなっている「ホーエン･ザルツブルグ城塞」が建っています。
城の麓、旧市街から見上げると結構迫力があります。丘と言うより断崖絶壁に建てられているので、近づいて行くとほぼ真下から見上げる形になります。
私は市内の観光施設への入場が無料になるザルツブルグカードを持っていたので、ケーブルカーも含めてこれ1枚で済みました。
真新しく高性能なケーブルカー
ザルツブルグ城への往路か復路どちらかを徒歩にして、ゆっくりと景色を堪能するのもアリかなとも思いましたが、結局往復ともケーブルカーを利用する事にしました。せっかく無料になるカードを持っているのだから、少しでも使わないとモッタイナイですからね。
ケーブルカーは近代的なデザインの新型車両。マレーシア･ペナン島のペナンヒルへ向かうケーブルカーもそうでしたが、海外の観光施設はこういう所がとても進んでいますよね。
徒歩だと40分かかるはずの距離ですが、ケーブルカーの運行区間はとても短く、この様に終点が目と鼻の先に見えてしまいます。実際、発車から到着までジャスト60秒で着いてしまいました。
日本の観光施設でケーブルカーと言えば、ちょっと古めかしい車体がギシギシと音をたてて山間の情緒ある風景をゆっくりと登って行くイメージを持ちますが、このケーブルカーはそんな事を微塵も感じさせないほどスムーズ！
車内はシースルーの天井になっているので、走行中も市内の景色がよく見えて良いです。
市街地の眺めと城塞内部
ケーブルカーを降りて階段を上がって行くと、城壁内部への入口がありますが、ここで振り返るとザルツブルグの市内が一望できます。高さがそれ程ではない為、あまり遠くまで見渡せる訳ではありませんが、手前に広がる旧市街とザルツァハ川のコラボが印象的、なかなか美しいです。
城塞内部は砲台などの武器の展示が主。戦争や動乱といった闘いに備えた設備の保管庫でもあった所なので地味な展示品が多いですが、黄金の装飾が散りばめられた「大司教の居室」など豪華な見所もありました。
展示品も然る事ながら、石造りの建物も見ごたえあって良いですね。やや迷路の様な導線は、冒険心をくすぐります。
パノラマレストラン･ホーエンザルツブルグ城塞
それでは本題、美しい景色が望めるパノラマレストランは、城内の南側にあります。ケーブルカーを降りて城壁内へ入り、博物館がある建物とは反対方向へ歩いて行くとレストランが見えて来ますが、城内を見学した後でもアクセス出来ます。
レストランの名前は「Panorama Restaurant zur Festung Hohensalzburg」。屋外ですが、夏の季節には大型のパラソルが開きます。食事のメニューはウインナーやプレッツェル、ビールなどドイツ系の料理が中心ですが、カフェメニューも充実。
このパノラマレストランについては、コチラでも詳しくご紹介しています→ザルツブルク城で【イチオシ】の絶景ポイント！展望台とPanorama Restaurant
雄大な景色にうっとり！
このカフェから眺められる景色がコチラ！遙か彼方に望む山々、そして眼下に広がる可愛らしいデザインの家も魅力的ですね。申し分なしの絶景です！
レストランの外には展望スペースもあるので、食事をしなくても大丈夫です。城内を見学してからアクセスする場合は、こっちの方から出てくる事になります。
この展望スペースから見る、城壁の断崖絶壁上にあるレストランの姿もなかなかイケてますね。尚、レストランで景色が見えやすい壁際の席は人気が高い為、なかなか席が空かない事もあるかと思いますが、そんな場合はここから状況をチェックして空くのを待つのも良作です。
夜景に生えるザルツブルグ城の姿もまた素敵！ザルツブルグへは、ウィーンから日帰りで手軽に来る事も出来ますし、ミュンヘンを経由してドイツ各所へ向かう途中に訪れるのもアリでしょう。
オーストリア旅行やドイツの南部を旅行の際には、是非ザルツブルグへ足を運んで頂ければと思います。
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