今回は、ドバイ国際空港の制限エリア内にあるホテル「Dubai International Airport Hotel」のレポートをお伝えします。
朝8時半発のエミレーツ航空(羽田行き)への搭乗に向けて、前日の昼から1泊しましたが、搭乗ゲートへすぐ行ける抜群の立地と、空港内とは思えない程の静寂性で快適!しかしその分宿泊費はかなり割高で、なかなか気軽に泊まれるホテルではありません。
制限エリア内にある5つ星ホテル
ドバイ国際空港の制限エリア内にあるホテル「Dubai International Airport Hotel」。場所はエミレーツ航空が発着するターミナル3の内、A、B、Cそれぞれのコンコースにあります。
搭乗ゲートへすぐ行ける所にあるので便利ですが、事前の予約段階では自分の乗る飛行機がA、B、Cのどのコンコースから出発するのか分からないのが難点…。
今回はコンコースBのホテルを予約しましたが、結局のところ8:35発の羽田行きはコンコースCとなって撃沈!
それでも、コンコースBからCは徒歩で移動出来ますし、仮にAになったとしてもシャトルに乗ればすぐ移動出来るので、それほど苦にならないと思います。今回はC5ゲートからの出発でしたが、ホテルから歩いて20分程で到着しました。出発コンコースが分からなければ、取り合えずBのホテルを予約しておけばAにもCにもアクセスが良いので問題無いでしょう。
コンコース5階にレセプション
コンコースBのホテルですが、ホテルの入口はレベル5。出発ゲートのあるレベル3からは、エレベーターを使って上がります。
エレベーターを降りると、目の前に案内表示。このコンコースBのホテルはイーストサイドとウェストサイドに分かれていて、それぞれにレセプションがある模様。
特に指定はされていないので、今回はイーストサイドの方へ行く事にしました。
細い通路をひたすら真っ直ぐ進み、やがて見えて来るタイムレス・スパの入口を過ぎて更に奥、絨毯の敷かれた廊下を進んだ先にレセプションがあります。
ここは既にホテルの客室が並ぶ所ですが、搭乗ゲートからここまで何のチェックも無く来れてしまいました。便利な反面、ちょっとセキュリティ上の心配はあるかも…。
レセプションでは、パスポートとボーディングパスを提示。チェックアウトは、翌朝の出発時刻(8:35)のおよそ1時間半前(午前7時)を言い渡されました。
また、ここへ来るまでの細かな経緯(ドバイ到着日や滞在日数など)も聞かれるという念の入れ様。恐らく不法滞在等を防ぐ目的があるのではないかと予想しますが、あまり気分の良い対応では無いです。
30㎡のデラックスルーム
今回の部屋は「デラックスルーム」。デラックスと言っても、このホテルで一番スタンダード(最低ランク)の部屋ですが、広さは30㎡あって広々!部屋中に香水の匂いが漂っています。
ベッドは180cmのクイーンサイズ。ベッドの固さはやや柔らかめですが、体が沈みこむ様な事は無く睡眠に問題は無し。枕は一見すると高そうですが、頭を乗せると大きく凹み、ちょうど私の好む低い高さになります。
デスク周りにはコンセント(日本のコンセントもそのまま差せます)があって、使い勝手はGood!ただ、Wifiはかなり遅いです。
机の下には戸棚があり、左がセーフティーボックス、右はミニバーの入った冷蔵庫ですが、鍵が閉まっていて使えません。ミニバーは、リクエスト方式だそう。
でも無料の水は別途用意されています。500mlが2本、チェックインの時にレセプションでも無料だと言われたので間違いありません。
バスルームも清潔、充実のアメニティ
バスルームはまずまずの広さがあって、使い勝手は文句ナシ。やや古めかしい部分も見受けられますが、清掃が行き届いていて清潔感があります。
バスタブは無く、シャワーブースのみ。水圧も温度調節も、特にストレス無く使う事が出来ました。
アメニティもしっかり揃っています。水周りがきちんとしているのは、5つ星ホテルの証。
部屋の静寂性は…?
ところで、気になるのが部屋の静寂性。空港内のホテルという事で飛行機等の騒音が心配でしたが、かすかな音すら聞こえず、外気からの防音は完璧!
ただし、隣の部屋の壁の片方はコンクリでしたが、もう片方は叩くと軽い音がするので、かなり薄い壁なんじゃないかと…。実際、隣の部屋と思われる大きなくしゃみの声が聞こえる事もあって、内壁の薄さを物語っています。
窓からは、一つ下の階にあるファーストクラスラウンジが覗けますが、余りにも近いので下から見上げると室内が丸見えです!
宿泊費はかなり割高…
そんなドバイ・インターナショナルホテルですが、宿泊費は1泊2万円超え!流石に手軽に泊まれる金額じゃないですね。※価格は為替レート等により常に変化します。
5つ星ホテルとは言え、サービスの内容や設備を鑑みたら決して満点とは言い難く、市内なら4つ星でも同じ内容、或いはそれ以上のサービスや設備のホテルもあるくらいです。
尚、このホテルには3時間や6時間等のショートステイプランも用意されていますが、3時間でも1万円近く、6時間だと1泊するのとあまり変わらないくらい割高なのでおススメしません…。出発ゲートにすぐ行けるという利便性は文句無いですが、まぁこれは完全に足元見られてますね。
それでも、今回の様に朝早い出発の際にギリギリまで寝ていられるのは嬉しい限り!空港アクセス徒歩0分の恩恵は、一度味わうと病みつきになりそうです。
このホテルへ宿泊する為のチェックインについては、前回の記事をご覧下さい→ドバイ空港でラウンジ巡り!24時間前から入れるチェックイン