桜島の観光スポット「有村溶岩展望所」バスでの行き方と見所

鹿児島港からフェリーに乗って桜島へやって来ました!桜島の観光スポットと言えば、やはり定番は桜島!今回は、桜島が一望できるスポットの一つ「有村溶岩展望所」へ、レンタカーを借りずにバスで向かいましたので、そのアクセス方法や見所についてお伝えしたいと思います。

展望所へのバス乗り場

有村溶岩展望所へのアクセスですが、最寄のバス停は鹿児島交通バスの「溶岩展望所前」。

鹿児島中央駅などを走る“鹿児島市交通局”のバスとは異なり、かなりローカルなバス会社な様で、明確なHPが存在しません。その為、時刻表は「九州のバス時刻表」ページからダウンロードする事になります。

桜島港バス停乗り場

桜島港フェリーターミナル前バス停

展望所へ行くバスの乗り場ですが、桜島フェリーターミナルの改札を出て右へ進み、スロープを降りてそのまま道路をまっすぐ進むとバス停があります。この内、道路を渡った側が展望所方面へ向かうバス停になります。

※桜島フェリーについてはコチラ桜島フェリーは24時間運航・格安運賃でお得!船内設備など詳しく

旬彩館前バス停

停留所の名前は「旬彩館前」。どうせなら“フェリーターミナル前”等としてくれれば分かり易いのに、ちょっと戸惑う名前ですよね。

桜島バス時刻表

バスは1時間~1.5時間に1本程度。桜島フェリーと接続している訳では無いので、時刻表は事前にネットで確認しておいた方が良いと思います。運賃は370円、「垂水港」行き、若しくは「桜島口」行きのいずれかに乗車します。

観光案内所で時刻表をもらいましたが、バス停に掲示してあるものと1分程度の誤差がありました…。

バスは1時間に1本程度

鹿児島交通バス

定刻から2~3分後、バスが到着。都バスとは異なり運賃は後払い方式なので、乗車の際に整理券を取る必要があります。

桜島バス車内

桜島の路線バス

溶岩展望所までの所要時間はおよそ20分。行きは普通の市バスでしたが、帰りに乗った車両はちょっと観光バスちっくな仕様でした。

駐車場と売店、お土産

溶岩展望所前バス停

溶岩展望所の駐車場

溶岩展望所前でバスを降りたら、目の前が有村溶岩展望所の入口。ここには駐車場にレストハウス、売店が少しあります。広いスペースがありながら、駐車スペースは20台分くらいしかありません。

溶岩展望所の売店

売店は3軒ありますが、売られているのはお土産やドリンク、ソフトクリームのみ。いずれも、お爺ちゃんやお婆ちゃんが細々と経営している店です。

溶岩展望所のおみやげ

溶岩の販売

お土産を覗いてみましたが、定番のお菓子類の他、様々な形の溶岩が売られていました。1つ50円から100円、持ってみると意外に軽い石が多いです。

溶岩展望所の食堂

その他、道路を渡った所に食堂の様な建物が一つあるのですが、営業している気配はありません。食事はフェリーターミナルで済ませておくのがベスト!

有村溶岩展望所レストハウス

溶岩展望所レストハウス

続いて、こちらの真新しい建物が「有村溶岩展望所レストハウス」。2016年にリニューアルされたそうです。噴石にも耐えられる様になっているのか、かなり頑丈な建物になっています。

レストハウスの中

中は桜島に関する知識やMAPが掲示された部屋が一つ、その他はトイレがあるのみ。観光案内所や店舗等は一切無く、常駐している人も居ない様です。ベンチが殆ど置かれていないので、休憩するにはちょっと不向きかも…?

4つの見学コース

有村溶岩展望所の見学コース

さて、この有村溶岩展望所ですが、見学コースは4つ。800mの最長コースから150mの車椅子対応コースまで用意されています。

溶岩展望所の遊歩道

今回は最長800mのコースへ行ってみましたが、アップダウンの激しいコースで階段の上り下りが頻繁にあります。所用20分と書かれていますが、眺めを楽しみながらゆっくりと歩いたので40分くらい掛かりました。

溶岩展望所の道

溶岩展望所の岩

道の両側には大きな溶岩がゴロゴロ。本当にこれが降ってきたら、ひとたまりも無いですよね。

展望スポットと退避壕、火山灰も

溶岩展望所のあずま屋

また、道中には“あずま屋”と呼ばれる展望スポットが幾つかあって、屋根のある小屋には椅子も設置されています。高台にあるので、ここから桜島がよく見えます。

桜島を一望

特に最長コースのラストにあるあずま屋からは、桜島の前に広がる広大な裾野も見る事ができるのでGood!

桜島の噴煙

桜島は現在も噴火活動中で、現在の噴火警戒レベルは3。入山規制もされている様で、山を見ていると頻繁に黒煙が上がっていました。

有村溶岩展望所の退避壕

見学コースの途中には、この様な非難壕もあります。トンネルの上に溶岩が積み上げられていますが、これによってトンネルへの衝撃を和らげる効果があるのだとか。まさか過去の噴石の跡ではあるまい…。

火山灰の道

見学コースの出口付近には、この様に黒い火山灰で覆われた所もありました。触ってみると、普通の砂と比べて遥かに固く、また水分を含んでしっとりとしています。

桜島の火山灰

鹿児島市内は度々この火山灰の降灰に悩まされているそうですが、確かにこれが洗濯物なんかに付着したら大変でしょう。こういうのが見られるのも、溶岩スポットならでは。

無料で楽しめる溶岩スポット!

桜島/有村溶岩展望所

と言う訳で、桜島にある有村溶岩展望所へ訪れてみましたが、実物の溶岩や火山灰等なかなか興味深いものが見られて良かったです。もう少し天気が良ければ景色も美しいのだとは思いますが、それでも火口から上がる噴煙は良く見えました。

入場無料ですし、見学コースもそう長くは無いので、お近くに立ち寄りの際は是非!

有村溶岩展望所

  • 住所:鹿児島県鹿児島市有村町952
  • 電話:099-298-5111(観光交流センター)
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