シャンゼリゼ通りに向かって堂々と構えるエトワール凱旋門。この上は展望台になっていてシャンゼリゼ通りを一望できる事から、パリ旅行で最もベタな観光スポットの一つになっていると思いますが、私はこの凱旋門に入るのに意外と手間取ってしまいました。と言うのも、ベタな観光地と言えども入口や開館時間など事前の下調べは重要で、日本の観光地の感覚で向かうと苦労するものです…
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入口は地下通路にある
凱旋門をGoogleマップの衛星写真で見ると、周囲を車道が取り囲んでいて、どのように入って行けば良いのか分かりませんでした。
凱旋門への入口は地下通路にあります。メトロ1号線やRER-A線のCharles de Gaulle Étoile駅で降りて地上に出て来た場合は、凱旋門の前後に地下へ通じる階段があるので、そこから降りて行きます。
シャンゼリゼ通り側(凱旋門の東側)の場合、凱旋門を見て右側の歩道上に階段があります。地下通路は一本道で、入口はその中腹です。
行列は2箇所ある
凱旋門が営業している時間は、地下通路を進むとやがて行列が見えて来ます。
私が登った時は確か40名程が列を成していた様に記憶していますが、夏場のピーク時には更に長い列が予想されます。
しかしこの列はチケットを求めるだけの列の為、既に凱旋門へ入場できるなんらかのチケットを持っている場合は列に並ぶ必要は無く、列の右側から勝手に入って問題ありませんでした。私は「ミュージアムパス」を持っていたのでココはスルー!こんな時こそ高額なミュージアムパスの威力を実感するものです。その先の階段を登ると地上に出ます。これでやっと凱旋門の足元に辿り着く事になります。
そしてここには2回目の行列があり、今度は凱旋門への入場およびセキュリティチェックへの行列なので、全員並ぶ必要があります。残念ながら、ヴェルサイユ宮殿の様なミュージアムパス保持者への優先ゲートはありませんでした。
特設のセキュリティチェック
行列の先には特設のプレハブ小屋があって、手荷物検査およびセキュリティゲートの通過が求められます。いかにも“後づけ”した感が否めないプレハブ小屋で、周囲との調和は一切なし…これもテロの影響かと思うと少し残念です。
凱旋門への持込可能な手荷物については、この通り40×40×20という一応明確な規定があるらしく、大型の荷物は持ち込めない様です。と言っても、この先に200段に迫る螺旋階段が待ち受けているので、そもそも大きな鞄など持ち込む人も居ないとは思いますが。
意外と早く閉まる
これ、夏場に夜景を見ようと思っている方は要注意です。凱旋門の営業時間は以外と短く、4月~9月の夏季は23時まで、冬場は22時半まで。しかも入場は45分前までとなる為、夏季は22:15で閉まります。
しかし私が22:07位に訪れた時には既に入口が閉じられていて開かず、入場する事が出来ませんでした。こんな所が日本とは違う点ですよね。
この通り、出口は開いていて人が降りてくるので、展望台にはまだ人が居るという事になります。
私がパリを訪れた6月は日が長く、21時を過ぎても昼間の様で、夜景を見る為には22時を過ぎるのを待つ必要がありました。つまり夏季に凱旋門で夜景を見る為には、まだ明るいうちに入場して展望台で夜景を迎える、という方法をとる必要があり、遅くとも21時代には入場しないと入れてもらえない可能性があるので注意が必要ですね。
今回、凱旋門からの夜景鑑賞は叶いませんでしたが、昼間に登頂してシャンゼリゼ通りを眺める事は出来ました。次回はその模様をお伝えします。→パリ【凱旋門】展望台へ行く階段は何段あるの?登って数えてみた
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