西表島のシメは、島料理の食レポです。沖縄地方は、本州には無い独特の食文化があって、旅行の醍醐味でもありますよね。沖縄の島料理と言うと、初めは独特の味わいで食べ難いイメージを持ちましたが、西表島ではどのレストランに入って何を食べても美味しい料理ばかり!意外にも、西表島は美食の宝庫でした。
今回は、西表島で訪れたレストランから2店採択し、有名なご当地料理を食レポしていきたいと思います。
キッチンinaba
先ずは「キッチンinaba」。上原地区にあって、宿泊した「ホテルニラカナイ西表島」から徒歩で行ける距離にあった為、滞在中は2回訪れました。車に乗らずに食事が出来ると、お酒が飲めるのが良いですよね。
店内は4人がけテーブルが5~6個と、カウンターが数席。2回ともディナーで訪れましたが、途中で生演奏のサービスがありました。
HPを見ると“民謡ライブレストラン”と書かれているのはこの事なのでしょう。でも演奏を聴いていると、やはりここでも≪なだそうそう≫と≪島人ぬ宝≫は欠かさず(笑)。この選曲が一番喜ばれるのかもしれませんね。
質の高い島料理の数々
このレストランで食べられるのは、八重山地方のご当地料理の数々。まずは「イノシシのタタキ」から頂きます。これはリュウキュウイノシシという八重山地方固有のイノシシで、一般的なニホンイノシシと比べて体が小さいのが特徴。
食べてみると、臭みなどは全然無くてアッサリ。カツオのたたきに似た食感で美味しいです。生姜とニンニクの薬味はお好みで!
続いて「ガサミ汁」。西表島産のノコギリガザミというカニを、味噌汁に仕立てたもの。ダシが良く出ています。これも凄く美味しい!どんぶりに入った味噌汁におにぎり2つと、これだけでも結構なボリュームです。
こちらは「やいま牛串焼き」。やいま牛とは石垣島産の黒毛和牛ですが、“石垣牛”とは異なるブランドで、それよりも安く手に入るそうです。それでもこの串2本で650円もしますが、固くないのに歯応えがあって美味!タレを付けずにレモンの酸味だけで食べるのもおススメです。
尚、このキッチンinabaにはアルコールのメニューも用意されています。カクテルも揃っていて、黒糖を使ったこんな創作カクテルもありました。ディナーの予算は一人3,000円以上しますが、メニューはどれもボリュームがあって美味しく、全く文句はありません。外観もお洒落で雰囲気もGood!なかなか良いレストランだと思います。
居酒屋がじゅまる
2軒目は「居酒屋がじゅまる」。こちらも上原地区にあって、キッチンinabaから1km程の所にあります。ホテルニラカナイから歩けない距離ではありませんが、さすがにここは車で行きました。友人とジャンケンで私が勝ったので、帰りは友人が運転手!
しかしどうやらこの店では、上原地区に限って送迎もしてくれるそうですね。東京では考えられないサービスですが、これなら同行者全員お酒が飲めます。しかしこの時は知らずに車で来てしまったので止む無し…。
居酒屋ならではの一品料理
この店も島料理のラインナップが充実しています。先ずは「グルクンのから揚げ」から。グルクンとは沖縄地方で捕れるスズキの仲間で、アジくらいの大きさの魚。刺身でも食べられるそうですが、淡白な白身魚なだけに揚げるのが一番美味しいのだとか。食べてみると、意外にも中身は肉厚でホクホク、外身のカリッとした食感と合わさって美味!
つづいては「ラフテー」。豚の角煮ですが、ラフテーには泡盛が使われています。アルコール度数の高い焼酎が肉の繊維を柔らかくする働きがあるそうで、食べてみるととろける様な食感で美味しいです。小さいのが4切れしか入っていないので、2つくらい頼むのが良いと思います。
最後は「アーサのてんぷら」。アーサとは沖縄の海の岩場などに生えている緑色の海藻の事で、本州で言う“あおさ”の事です。ワカメの代わりに味噌汁に入れられる事が多いそうですが、ここでは天ぷらになって出て来ました。独特の苦味があって、酒の肴にピッタリ!
西表島は美食の宝庫だった!
西表島では、この他にも幾つかレストランに入りましたが、どこも工夫をこらしたご当地料理で美味しいものばかりでした。たまたま食の好みが合うだけかな…とも思いましたが、同行した友人も同じ様に言っていたので間違いは無いと思います。美しい海と秘境、そして美味しいご当地料理とあれば、また是非とも訪れてみたいものです。以上、西表島のご当地グルメの食レポでした。
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