シュノーケリングツアーに参加した沖縄・西表島。八重山地方は12月と言えども気温25度を越える日もあって、オフシーズンながら美しい海を堪能する事が出来ました。
そんな西表島には空港が無く、アクセスには近くの石垣島から船の利用が必須となりますが、やはり交通が不便だと旅費が嵩むのは止む無し?今回は西表島へのアクセス、および旅行にかかった旅費についてお伝えしようと思います。
新石垣空港から石垣港離島ターミナルへ
西表島へ行くには、先ずは船の発着場となる「石垣港離島ターミナル」へ行く必要があります。この港は石垣市の市街地にあって便利なのですが、空港から遠いのが難点…。
以前の石垣空港は市街地のすぐ近くにあったのですが、滑走路延伸を理由に、2013年に7kmも離れた僻地へと移転してしまいました。市街地までバスで30~40分かかる様になってしまいましたが、その分給油で那覇に立ち寄る事なく羽田まで直行できる様になったので、石垣島での滞在時間が増えるメリットはありました。
羽田から新石垣空港までの直行便は、偏西風の強い冬場ですと3時間半かかります。もはやちょっとした国際線の感覚ですよね。JALとANAがそれぞれ2便/日づつ飛ばしていますが、時刻には一長一短があるので、那覇経由で行くのが現実的かもしれません。
安栄観光の高速船
石垣島から西表島への船は、「安栄観光(あんえいかんこう)」という会社の高速船を利用します。運行時間は朝7:10から16:40まで、1日およそ15往復の便が運行されていて、運賃は片道1,570円~2,060円(到着港による→後述)。一応「往復割引」はありますが、5%程しか割引にならないのが残念なところ。※価格は社会情勢により随時変動します。石垣港離島ターミナルは、西表島意外にも八重山地方に広がる沢山の島々へのアクセスの拠点になっているので、結構な広さがあります。西表島を含め、石垣島から日帰りで行ける島も幾つかあるので便利です。
港を覗いてみると、日本最西端の与那国島まで行ける「フェリーよなくに」が停泊していました。週に2本しか運行されないので、たまたま見られたのは幸運でした。さすがフェリーとあって、貫禄のある外観。
それに引換え…、今回乗る西表島行きの船はかなりsmall…。冬の荒波に耐えられるのか心配になるくらい貧相な身構えですが、まぁ気にしないで乗船!
船中は案外広く、写真のデッキ部分から扉を入ると客室があります。一応トイレもあるので安心です。客室の中は暖かいですが、このデッキ部分はもちろん吹きさらし~
12月と言えども温暖な八重山地方なので凍える様な寒さは全くありませんが、それでも水しぶきがかかると肌寒いです。エンジン音もよく聞こえるのでかなりウルサイ席ですが、開放感を求める人には向いています。
尚、座席は全て自由席ですが、HPからチケットの予約が可能なので、繁忙期には是非とも事前の予約をおススメします。
「大原」へ行くか「上原」へ行くか
西表島には「大原」と「上原」の2つの港があって、石垣島からの船はそれぞれのターミナルへ独立した路線を持っています。2つの港は島の対角線上の反対側に位置しているため、車で走っても45分かかるほど離れていますから、手配したレンタカーやホテルの場所と照らし合わせて、乗る船を間違えない様に注意が必要です。
今回私達が泊まるホテルは「上原」の方にありましたが、船の時刻の関係で「大原」からレンタカーで向かう事にしました。大原到着時の時刻は既に17時を迎えていましたが、冬至の時期とはいえ南国は日が長く、ここから1時間弱のドライブをしてもまだ明るい状態でした。
因みに、小笠原諸島の様な盛大な歓迎はありません(笑)当たり前か…。
4泊5日の旅費は7万越え!
今回の西表島旅行にかかった費用ですが、今回は友人と2名1室で一人75,000円。南西楽園ツーリストのパックですが、今考えるとちょっと高いかな…。※価格は社会情勢により随時変動します。
- 羽田⇔石垣 の飛行機(JAL)
- 石垣⇔西表 の船舶往復チケット
- 西表島内のレンタカーSクラス5日間
- ホテルニラカナイ西表島4泊(朝食つき)
パック旅行を選ぶ際に、レンタカーの存在をつい忘れがちですが、西表島は路線バスが1日に4本しか無い為、レンタカーがないと観光どころではなくなります。飛行機、船舶、車、ホテルの4点に手配漏れが無いかどうか、よく確認される事をおススメします。
次回も西表島の話題をお伝えする予定です。
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