今日ご紹介するのは、宮古島の美しい海を臨む“隠れ家”ホテル「パイベースリゾート」です。
私は以前「冬の沖縄は寒さと荒れた海でお勧めできない」との情報を元に、実際のところ宮古島へ行って確かめようと思って、このホテルに12月の年末休暇で訪れましたが、そのホテルのすぐ脇にある美しい海、そして美しい砂浜に、思わず息を呑みました。
パイ・ベース・リゾートの場所とゲストルーム
場所は宮古島の北部、繁華街から車で30分程です。事前に申し込めば、空港から送迎してもらえます。
部屋は4つのみで、ホテルというよりはコンドミニアムタイプの貸別荘といったところでしょうか。
私は一番南側の部屋が充てられました。十数畳はある程のLDKとベッドルーム、そしてユニットバスがあり、とても広いです。
キッチンや電子レンジの他、脱衣所には洗濯機もある“滞在型”の仕様となっています。
滞在中のハウスキーピングは基本的にありませんが、それが逆にゆったりとした時間を過ごす事ができるポイントとなっている様です。
テラスから行けるプライベートビーチ!
各部屋にテラスがあり、その周りは美しい海が望める宿泊者専用の広い庭となっています。オプションでBBQセットを借りる事が出来るそうで、ちゅら海に沈む夕日をバックにBBQをすれば、さぞ楽しい事と思います。
そして最大のポイントは、この下の砂浜に降りて行ける事です。専用庭の端に階段があり、そこから降りて行くと…
そこには溜め息が出るほ美しいビーチが待っていました!
特に水の透明度には驚かされます。微塵の濁りも無い透明の水、これが宮古の海なのかと、この時初めて知りました。
不思議なのは、波打つ音が「ザバーン」とか「サー」とかいう一般的な音ではなく「キラキラキラ」という何か残響を伴った音でした。
恐らくその正体はこれでしょう。砂浜の大部分をさんご礁の死骸が占める事から、これらが打楽器の様に共鳴して、あの様な音が出るのだと思います。
気温は22~3度でしたが、水温は高く、流石に水着で泳ぐには寒いですが、ウエットスーツ着用なら難なく泳げるのではないでしょうか。
海水温は季節から2ヶ月遅れになると言われますから、宮古諸島ではまだ暑い10月頃の感覚なのでしょう。この時自前のシュノーケルグッズやウェットスーツを持ち合わせてなかった事を後悔しています。
尚、この浜辺はプライベートビーチの様な感覚ではありますが、一応現地の住民(?)と思われる方がたまに通り抜ける事があるそうです。部屋のテラス手前に広がる庭と違って、ここは宿泊者だけの完全なプライベート空間では無い模様です。
夕焼けの浜辺も格別!
あぁ、まさに時が経つのを忘れます。この様にベンチでゆったりとたそがれていると…
あっという間にサンセット!海の先に見えるのは伊良部島です。つい最近、伊良部大橋が完成した為、島までのアクセスが劇的に改善されました。
時刻は17:30。冬至の頃とは思えない程高い太陽に、南国へ来た事を実感させられます。中央に見える梯子を使って、浜辺に下りて来ます。
浜辺の静けさ、波の音はそのままに、オレンジ色の光が波を照らすと、また違った表情を見せてくれます。
年末年始の宮古島
12月の南西諸島は天候が悪いと聞いていましたが、宮古島到着初日は穏やかな天候に恵まれました。しかし翌日から曇天に、最終日は嵐のような暴風雨に苛まれました。やはりこの時期、好天は長続きしない事が多い様です。如何でしたでしょうか?気候の安定はなかなか望めないにしても、本州では決して味わえない温暖な気候と、“何もしない”時間を手に入れるべく、観光地化された「本島」から離れた離島で過ごす年末の休暇も良いものだな、と思いました。
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