宮古島の居酒屋「眞丑」で食べた、沖縄島料理の食レポをします!一人旅では気軽に食事(特に夕食)できる店を探すのに苦労するものですが、この眞丑には後ろが壁になっているカウンター席があり、気兼ねなく食事をする事が出来ました!
宮古島メインストリートの居酒屋
宮古島のホテルに到着してすぐ、夕食を取ろうと向かったのは宮古島繁華街のメインストリート「西里大通り」。
ここはおよそ400mに渡って飲食店が軒を連ねるエリア。“大通り”とは呼ばれるものの、東から西へ向かう一方通行の細い通りです。昼間は閑散としていますが、夜は観光客(特に若者)で賑わっていました。
今回訪れたのは、一方通行の出口に程近い「眞丑」という居酒屋。宮古島観光フリーペーパーにも掲載されている店です。
オープンしたのは2009年だそうで、まだ比較的新しい店。その為か外装の石垣や装飾品が綺麗に見えますね。この時21時頃の訪問でしたが、店の中から人の声が聞こえるほど賑わっていました。
営業時間は17:00~24:00、定休日は水曜日。
カウンター席は10席
店内へ入ると、パッと見た目は満席。でも入口付近にいた店員さんに声をかけた所、待たされる事なく案内されました。
通されたのはカウンター席。一人での訪問だったので、大衆賑わうテーブルのど真ん中に案内されたらどうしようと少し心配していましたが、カウンター席の一番端をGet!カウンター席は全部で10席ほどありました。
席の後ろはボトルキープの棚。テーブル席のエリアとは壁を隔てているので、視線も殆ど気になりません。一人呑みには最高の席!
メニューとオリオンビール
先ずはメニューを見てみましょう。居酒屋定番の揚げ物に加え、ラフテーや海ぶどう、ミミガーやゴーヤちゃんぷる等、沖縄の島料理の名前が目立ちます。またメニュー表の右下、中華料理にも力を入れている様です。
アグー豚のはるまきを食べてみたかったのですが、既に切らしてしまったとの事…。
ドリンクメニュー、種類はさほど多くはない模様。沖縄定番オリオンビールの他、果実酒とハードリカーが少しずつ、でも何故か酎ハイは11種類もあって、沖縄らしいグァバやシークァーサー、さんぴん茶で割ったのもあります。
ワインもありますが、ボトルのみの模様。
泡盛に関しては、さすが沖縄の居酒屋という事もあって種類も豊富。グラス・ボトルとも用途に応じて色々とやってくれる様ですが、これに関しては後述。
先ずはオリオン生ビールで喉を潤します。相変わらず水臭いオリオンビールですが、ここの生は豊潤な甘みを感じ、最後の一口まで美味しく頂けました。生は1杯480円と、観光地にしてはお手頃です。
ただ、お通しがちょっと残念!ニンジンと、大根?の様なそうで無い様な得体の知れない野菜。グミみたいにグニャグニャした食感で味も無く、ツマミにもなりません。恐らく沖縄の野菜だろうと思いますが。何の野菜だろう…?
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島豆腐の唐揚げと宮古塩焼きそば
続いて料理が運ばれてきました。先ずは「島豆腐の唐揚げ」。本土のものとは若干異なる手順によってつくられた豆腐を使った厚揚げで、普通の木綿豆腐よりも更にしっかりした食感です。タレはかかっておらず、テーブルのしょう油をかけて頂きましたが、いつも食べているスーパーの厚揚げ豆腐となんら変わらぬ味わい。
メイン料理は「宮古塩焼きそば」。一般的なソース焼きそばとは風貌も香りも全く異なります。麺は沖縄そばで使われる柔らかくて白い太麺、具はキャベツ・ニンジン・もやし、それに小さく刻んだベーコンが少し。
食べてみると、皿うどんに近い味わい。“焼き”とは言うものの、焼いた感じは一切なく、ちゃんぽん麺にも似ています。ベーコンが美味しいので、出来ればもっと沢山入れて欲しいと思うところ。塩焼きそばとしては、まぁ普通に美味しいレベルです。
店名の泡盛“眞丑”
さて、沖縄定番の泡盛ですが、店内を見渡すとメニュー表には載っていない銘柄の泡盛が幾つも置いてありました。ボトルキープもあるくらいなので、一見さんには知りえない常連御用達の酒もあるのかもしれません。
ここは色々な銘柄を試してみたいところですが、翌日は朝から泳ぐ予定なので今日は1合だけに留めておきます!注文したのは、店の名前が付いた銘柄「眞丑」。
味はどちらかと言うと辛口。でも甘みがあって、舌への仄かな刺激が心地よく、なかなか美味です!泡盛の度数は25~30度くらいが一般的ですが、これはロックで飲んでもあまりアルコールの強さを感じません。マイルドで飲みやすく、良い選択だったなぁと思います。
タバコの煙が目に染みる…
ところで、この店はタバコOK。居酒屋なので当たり前と言えば当たり前なのですが、宮古島の飲食店は全般的にタバコが吸える店が、都内その他本土に比べても多い様な気がします。愛煙家にとっては嬉しい事と思いますが、吸わない人間にとってはちょっと辛いところ。
今回も、カウンターに同席した隣の人の煙が空調によって全て私の方へ流れて来るので、かなり迷惑しました。これじゃ折角の料理の味や香りも台無し。世界的に禁煙の流れが加速している中、せめて“分煙”にして客が選べる環境を整えて欲しいと願うばかりです。
尚、今回のお会計はビール・泡盛・料理2品で2,500円程でした。クレジットカードもOK、都内で食べるより2割ほど安い印象です。宮古島に来て、“島料理”が食べたい、という場合には、取り合えずこの眞丑へ来れば間違いは無いでしょう。
宮古島でかなりベタな居酒屋かとは思いますが、是非訪れてみて頂ければと思います。宮古島のダイニングレストランについては、以下の記事もご覧下さい。
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