仲間川マングローブクルーズで見た「サキシマスオウノキ」の姿(西表島)

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

引き続き西表島旅行の話題から。前回の記事では、上原地区の浦内川クルーズのツアーに参加しましたが、今回は島の反対側、大原地区の仲間川クルーズに参加します。ここで見られるのは、板状の根っこが複雑に絡み合う「サキシマスオウノキ」。その世にも珍しいダイナミックな姿を見に行ってきました。

大原港から出発

今回参加したのは「仲間川マングローブクルーズ」。料金は大人一人1,540円で、おおむね9時~15時の間に3~4便運行されています。事前の予約不要で毎日運行されていますが、航路の水位の関係で干潮時はコースが変更になってサキシマスオウノキが見られなくなるので、参加する際はHPの運行予定表をよく確認の上、訪れた方が良いでしょう。

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

船の発着場は、大原港にあります。今回のクルーズ船は、前回の浦内川クルーズのものよりも更に小型。この日の乗客は私達の他に2名のみでしたが、船の定員は60名とあるので繁忙期はかなりの人口密度となりそうです。

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

船は出発すると、仲間川の上流に向かって北上を続けます。初めの内は川幅が100mくらいあって、そこに架かる仲間橋の下を通るのですが。干潮時にはこの部分ですら水が殆ど無くなってしまうので、上流の方は尚更ですよね。

マングローブの林をひた進む

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

上流に進むに連れて川幅が狭まって来ると、マングローブ林の姿が見えて来ます。

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

この“ヒルギ科”の植物がマングローブの大きな特徴ですが、よく見られるのがヤエヤマヒルギ。メヒルギなどと比べて、細い根っこが特徴です。この時期は茶色い幹と緑の葉しか見えませんが、春になると白い星型の花をつけるそうです。

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

オヒルギの姿もありました。ヤエヤマヒルギと比べると、だいぶ背が高いですね。中には20mを越えるものもあるのだそう。

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

オヒルギの花期は初夏との事ですが、赤い種子の様なものが見えます。でもこの花、咲いた時の画像を見ると、かなりグロテスク!

サキシマスオウノキ

大原港を出てからおよそ30分、本ツアーの観賞ポイントに到着しました。ここから400mほど先にあるビューポイントまで、山道を歩いて行きます。

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

ここで見られるのはサキシマスオウノキ。亜熱帯地域にのみ見られる木で、日本では奄美から南の地域で確認されているのだそう。中でもこのツアーで見られるサキシマスオウノキは、高さ3mを越える様な板状の根っこを持つ樹齢400年の大木という事ですが、一体どのような佇まいなのでしょうか?

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

船着場からおよそ5分、ありました!見事なまでの板根!まるで何かに取り憑かれている様ですね。

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

写真で見るとあまり大きく見えませんが、実際に近寄ってみるとその大きさに驚きます。案内板によると、この板根の高さは最大で3.3mもあるそうです。

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

亜熱帯地域では土壌の分解が早く、そのため木が地中深くまで根を伸ばす事が出来ない為、この様に上方向に伸ばして安定性を保つ働きがあるのだとか。

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

迫力の姿は根っこだけに限らず、さすがは樹齢400年というだけあって風格のある姿です。人工的な補強も無くきちんと自立しているのは、3mを越える大きな板根の支えがあっての賜物なんでしょうね。

秘境を感じるなら浦内川よりもベター?

仲間川マングローブクルーズで見たサキシマスオウノキの姿(西表島)

今回参加した仲間川クルーズ、個人的には昨日お伝えした浦内川クルーズよりも、こっちの方がより秘境感を味わう事が出来ました。船から見るマングローブ林の姿も然る事ながら、サキシマスオウノキのある所は、日の光があまり届かない神秘の世界に足を踏み入れる様な気持ちがして、冒険心が沸き立ちます。

価格も若干安めですし、歩く距離も短くて済みますので、家族連れやお年寄りの方でも安心だと思います。西表島へ行く機会のある方は、手軽に楽しめる仲間川クルーズへ参加してみてはいかがでしょうか?

手軽に味わう秘境はどんなものか?西表島の浦内川観光ツアー


カテゴリー

その他おススメの記事