シンガポールのマリーナ湾沿いに佇むエスプラネード。観光の中心地としてマーライオンパークからも近い所ですが、MRTの駅からは微妙に離れていてちょっと不便。しかしエスプラネードの地下からはMRTのCity Hall駅と直結しているので、暑い外を歩かずに済む他、その道中にはちょっと面白い仕掛けのある通路もあってGood!
そんな地下通路を使ったエスプラネードへのアクセスについて、ご紹介したいと思います。
♪こちらも合わせてどうぞ→「シンガポール」記事一覧と旅行ガイド
エスプラネードからCity Hall駅へ
まずは「エスプラネード」について、ここで少しおさらい。エスプラネード(Esplanade)はシアターやコンサートホール等が入った建物で、マリーナ湾に面した複合施設です。シンガポール交響楽団の公演もここで行われます(参考→エスプラネード・コンサートホール観賞記!)。観光客で賑わうマーライオンパークから見える“トゲトゲ頭”の建物。この辺りはMRTの駅から少し離れているのですが、このエスプラネードのからCity Hall駅までは地下通路で繋がっています。マーライオンの観光を終えてMRTの駅へ向かう時など、この地下通路を通れば暑い外を歩かずに済むという訳です。
エスプラネード周辺は、マーライオンパークに比べて人も少ないですし、緑もあって広々しています。ベンチもあるので、ちょっとした休憩にも良いですね。
エントランスから入って地下へ
エスプラネードのエントランスから中へ入ると、右手にコンサートホール。コンサートが無い時間帯は、誰もおらずにヒッソリとしています。このコンサートホールの内部については エスプラネード・コンサートホール観賞記!‐シンガポール交響楽団 の記事をご覧下さい。
このフロアには、下の階へ繋がるエスカレーターがあります。“MRT”の表示に従って降りて行きましょう。
一つ下の階にはBox Officeがあって、コンサートホールでの公演チケット等を取り扱っています。
このフロアにはトイレもあります。利用してみましたが、綺麗に清掃されていて清潔感は問題ありませんでした。
そこから更に地下へ降りると、地下駐車場に出ます。ちょっと出るところ間違えたかな~と思いながらも、そのまま先へ進んで行きます。
すると再び館内への入り口があって、ここを入って進んで行くとCity Hall駅に繋がるSC「ラッフェルズ・シティ」へと入って行きます。まだまだ道のりは長いですが、SCまではまっすぐの道のりなので、迷う心配は無いでしょう。
地下通路のおもしろ映画
この通路には、ちょっと面白い仕掛けが用意されていました。歩いていると、突如通路の壁に映像が映し出されて、音楽が鳴り始めます。
同時に、遠くから“カッコンカッコンカッコン”と人が走ってくる足音が聞こえ、映像を見ると実際に太った青年が息を切らしながら走って近づいて来ました。
複数のスクリーンと効果音は連動していて、この太っちょ青年が私の所から離れて行くと音も同時に小さくなっていき、その姿は遠くのスクリーンへと移動していきます。
横にはカウントが表示され、一幕は10分程で終了。これが何をモチーフにした映画なのか、ググッてもちょっと分かりませんでしたが、文化の発信地であるエスプラネードに相応しい演出である事は確かです。
ちょっとユルイ感じの楽団による演奏も雰囲気出てます。この通路は冷房が効いていて涼しいので、暫く眺めていると面白いですよ。
City Hall駅まで歩いて15分
おもしろ映画の通路を抜けると、Raffles Cityのショッピングセンターへたどり着きます。エスプラネードの入り口からゆっくり歩いて、ここまでおよそ10分(上記の鑑賞時間は除く)、ここからMRTの改札まではおよそ5分程度、計15分の道のりでした。冷房が効いていて涼しく、トイレもあるので休憩にも適していますし、マーライオンパークやマリーナ湾沿いでの観光を終えてMRTの駅へ向かう導線としては、ピッタリなのではないかと思います。機会のある方は、是非試してみて頂ければと思います。
「シンガポール」記事一覧と旅行ガイドはこちら↓