行列必至!美味しいナシレマをシンガポールのオフィス街で食べる

ココナッツミルクで炊いたライスに様々な具が乗ったマレー地方の郷土料理「ナシレマ」。私はこのナシレマが大好きで、今回のシンガポール旅行では色々な店を巡ってみましたが、マーライオンパークにも程近い超高層ビル群の足元にお得な価格で食べられるナシレマの店を発見!

意外な所で食べられる、安くて美味しいナシレマをレポートしたいと思います。

オフィス街にあるフードコート

今回私がナシレマを食べに行ったのはココ。マーライオンパークからも程近い、MRTダウンタウン線Telok Ayer駅からすぐの所にある飲食店街の集まるエリアです。

この辺りは超高層ビルの建ち並ぶ摩天楼の足元にあって、昼時は周辺で働くビジネスマンで大賑わい!こういう所には味の良い隠れた名店があると、何かの本で読んだ事があります。

そんな街中の一角、Telok Ayer St.とBoon Tat St.との交差点の所にあるのが「Telok Ayer Coffee Shop」と言う名の飲食店街。コーヒーショップとは名ばかりで、建物の中はホーカースタイルの飲食店が数軒入ったフードコートになっています。

店内は特に装飾もなくシンプルな内装に、所狭しと並べられた椅子とテーブル。ローカル店とはいえ清掃は行き届いている様で、椅子もテーブルも床も綺麗です。

食べ終わった容器は一番奥にある「RETURN TRAY」と書かれたところへ戻すシステムで、ここにはトイレもあります。

人気店は行列必至!席を確保してから並ぶ

こちらのフードコート、飲食店の数は少なく10軒も無い位ですが、この時まだ11:30になる前だと言うのに物凄い混雑!店によっては外の歩道にまで行列が伸びている所もありました。

この中で最も長い行列が出来ていたのが「素食Veggie121」という店。ラクサやナシレマなど、この地のローカルフードが豊富に揃っていて、価格はなんと1品$3.5~という超お値打ち!そりゃ人気出ますわなw!

行列が出来ている店は味も美味しいと聞きますが、逆に誰も並んでいない店もあって凄い両極端。店選びは慎重に行いたいものです。

尚、こういった混雑するフードコートでは、予め席の確保は必須!私物をテーブルに置いてから各店舗の行列に並ぶのが暗黙のルールになっている様ですが、皆この様にポイントカードやティッシュなど、万が一盗られても構わない物を置いていました。

ナシレマ専門店Uptown Nasi Lemak

さてさて、私はどの店にするか迷いましたが、行列が2番目に長かった「Uptown Nasi Lemak」というナシレマ専門店に決めました!ここも外まで行列が出来ていましたが、店員の手際が良いのか回転も早く、並び始めからおよそ12分で購入完了。

この店のメニューはA~Fまで6種類のナシレマに、数種類の追加トッピングとサイドメニュー。価格は$7.6~と先程の1番人気の店の2倍しますが、それでも都心のオフィス街である事を考えるとかなりお得!

Googleの口コミも4.4と高評価な為、味も期待できそうです。決済はクレジットカード対応で、テイクアウトも出来ます。

ココナッツライス、ビーフレンダンが美味!

今回はBメニューのBeef Rendang($9.3)にしてみました!ココナッツライスの周りに様々な具が乗った典型的なナシレマ、写真の様にバナナリーフではなく、トレーの上にクッキングペーパーが敷かれた状態で提供されました。

メインのおかずとなるBeef Rendang(レンダン)とは牛肉の煮込みの事ですが、これが甘辛い味付けで美味!細かく刻んだビーフは、繊維質も無くローカルとは思えないほど良質で、見た目以上にボリュームもたっぷり!

素朴な味のココナッツライスとの相性抜群です!このThe東南アジアといった味、日本じゃなかなか食べられないですよ。

赤いサンバルソースは、口に入れると初めに甘みが先行し、後から辛味がじわっと湧いてきます。辛さの度合いは店によってマチマチですが、ここのは一口食べたら5分くらい舌が痺れるほど!ただ、旨味もあって病みつきになる味です。

並んでも食べる価値あり!

なかなか美味しかった!物価高&円安のダブルパンチで財布に厳しいシンガポール旅行ですが、こういう安くて美味しい飯処を上手く活用して乗り切っていきたいものですね。

機会のある方は是非!但し、営業時間は平日のランチタイムだけなのでご注意下さい。

Uptown Nasi Lemak

  • 営業時間:10:00~14:30
  • 定休日:日曜・祝日

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