鉄道網の発達したマレーシア・クアラルンプールですが、唯一不便だなと感じているのがブキッビンタン-KLCC間のアクセス。この区間には鉄道が通っておらず、以前はタクシーを利用した事もありましたが、ここぞとばかりにメーターの2~3倍の料金を吹っかけられるのがオチ!
そんな中、この間を結ぶWalkwayという歩道橋がある事を知り、使ってみたところ、これがメチャクチャ便利で快適!タクシーの利用なんて必要無い、そんなWalkwayについてお伝えしたいと思います。
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鉄道が通っていない
クアラルンプール随一の繁華街「Bukit Bintang(ブキッビンタン)」と、ペトロナスツインタワーでお馴染みKLCC。どちらもKL観光には欠かせないスポットで、両方を行き来する人も多いかと思います。
しかしBukit BintangとKLCCとの間に鉄道は通っておらず、鉄道で移動するにはモノレールのBukit Nanas駅からクラナジャヤ線(Dang Wangi駅)へ乗り換えるか、MRTを利用してPasar Seni駅から同じくクラナジャヤ線に乗り換えるか、この2つの方法がありますが、何れも遠回りな上、乗り換え導線が長いので、とても時間がかかります。
よって、自ずとタクシーの利用が選択肢に挙がってきますが、ブキッビンタン駅前に停まっているタクシーがメーターで走る事は100%無く、必ず交渉制となってメーターの2~3倍の運賃を取られます。
距離にしておよそ2km程度の道のりですが、私が以前利用した際に提示された金額は、なんとRM20(≠540円)!交渉の末RM13まで値切りましたが、初乗りRM3で乗れるはずのタクシーなのに、ボッタクリもいいところ!マレーシアのタクシーについては「マレーシアでお得なメータータクシーに乗る方法!交渉制との差を検証」の記事に詳しく記載しています。
パビリオンSCから延びる歩道橋
そんなボッタクリタクシーを避けるべく、今回は徒歩で向かう事にしましたが、何ゆえマレーシアの道路は歩道が途中から突然無くなってしまう場合があるなど、歩行者にとっては不便な所も多いですし、如何せん歩くと暑い!
ところが今回、ブキッビンタンにある大型SC「パビリオン」の所に、とっても便利な歩道橋を見つけました!名前を「KLCC-BUKIT BINTANG WALKWAY」と言うそうで、このままクラナジャヤ線のKLCC駅までも行く事が出来るらしい。
この歩道橋のある場所は、パビリオンの3階(レベル3)。正面エントランスから見て左方、飲食店の立ち並ぶ通路の一番奥に入口があります。
途中、分かれ道もありますが、KLCCの表示に従って進めば全く問題なし!警備員もいたる所で見かけますし、治安の面でも安心です。
エアコン付きで涼しい~
あとはひたすら歩くだけ!途中エスカレーターの部分もありますが、殆どがこの様なフラットな道のりとなっています。
そしてこの歩道橋は、なんとエアコン付き!これが数メートル間隔に設置されているので、百貨店の中と同じ様な涼しさの中を歩く事が出来ます。※コロナ騒動後、節電の為かエアコンの効きが悪くなっています。
また道中には清掃係も居て、床はチリ一つ落ちておらずピッカピカ!こういう点でも、治安の面で安心できますよね。
KLCC公園に着く
パビリオンから歩道橋を歩く事7~8分、Walkwayの終点に着きました。
辿り着いたのはCONVENTION CENTREと書かれた建物。これはKLCC公園の南側にある建物で、KLCC水族館も入っている所です。
ここから更に建物の中を進んで行きます。ペトロナスツインタワーのマークが目印。
そして外へ出ると、ツインタワーの麓付近へ到着!ここはKLCC公園の周りを取り囲む遊歩道の西側の部分で、このままツインタワーへ向かって真っ直ぐ行くと、SURIA KLCCの噴水広場へと辿り着きます。
ここまで掛かった時間は、合計15分。モノレールのBukit Bintang駅からだと20分程ですが、電車で行くと30分は掛かってしまいますから、かなり時短です!車道を横断する事もないので安全ですし、これは使わない手は無いですね!
利用は23時まで
尚、このWalkwayは通行できる時間に制限があって、朝6時から夜23時(入場は5分前まで)と定められています。まぁ治安の面から言っても、夜間の閉鎖はやむを得ないのかもしれませんね。
それでも、エアコン付きの涼しい中を安全かつスムーズに移動できるのはGood!ブキッビンタンとKLCC間の移動の際は、是非このWalkwayを利用してみて頂ければと思います。
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