マレーシア・クアラルンプールに新規開業したMRT。私がKLを訪れた今年5月の時点では部分的にしか運行されていませんでしたが、この夏に無事全線開通を果たした様です。
これにより、これまでKLモノレールでしか行けなかったBukit Bintang(ブキッ・ビンタン)へのアクセスが劇的に変わり、利便性が格段に向上する事と思いますが、KLモノレールで行くのとどれ程の差があるのか?今回は、KLセントラルからKLモノレールでBukit Bintangへ行く場合の所要時間や混雑状況などをお伝えしようと思います。
※この記事は2017年執筆のものです。現在では既にMRTが開業しアクセスが飛躍的に向上!MRTの車両についてはコチラの記事をご覧下さい→クアラルンプール【MRT】新規開業!Sungai Bulohから乗ってみた!
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KLセントラルからKLモノレールに乗る
KLセントラル駅のモノレール乗り場は、駅直結のSC「NU Sentral」を通って行くのですが、その他の鉄道各線の乗り場から離れているのでちょっと不便…。
KLモノレールの乗り方は、クラナ・ジャヤ線などと全く一緒。券売機でコイン式の切符を買って、改札機にかざせばゲートが開きます。
もちろんTouch’n GOカードの利用もOK!このチャージして使うICカードについては、「Touch’n GOカード購入場所でおススメはココ!トップアップも同時に楽々!」の記事をご覧下さい。
稼動していないホームドア
KLモノレールのKLセントラル駅は、2面1線の頭端式ホーム。乗車ホームと降車ホームに分かれている点は、東京モノレールの浜松町駅と同じですね。モノレールは2両編成なのに、4両分のホームドアが設置されています。
しかしホームドアは稼動しておらず、乗降りがされる箇所は開いたままになっていました。これはKLセントラルだけではなく、ホームドアが設置された駅は全てそういう扱いだったので、まだ本格的に運用されていないのだと思います。
そして車内は常に混雑!所によっては、ラッシュアワー並に詰め込み状態になります。2両しか無いので当たり前ですよね。かと言って、モノレールの運行本数は概ね8分間隔と少なく、時に混雑の影響で遅れるなどして10分以上待たされる事もしばしば。車内も薄暗いですし、とても乗り心地の良い乗り物じゃありませんね。
MRT開業で変わるアクセス
ふぅ~、やっとの思いでBukit Bintangへ到着。モノレールはスピードが遅いので、KLセントラルから実に20分を要します。運賃は安いものの、これならば多少高くてもタクシーを利用する方が、早くて快適でしょう。
ただ、「クアラルンプールMRT新規開業!Sungai Bulohから乗ってみた!」の記事でお伝えした通り、2017年の夏にMRTが予定通り全線開通してBukit Bintangまで繋がりました。これによって、KLセントラルから直結のMuzium Negara駅よりたったの3駅で繁華街の中心部へ行ける様になった訳です。
これで、モノレールの混雑もだいぶ和らぐのではないでしょうか?これまで交通が不便でちょっと躊躇していたブキッ・ビンタンへのアクセスですが、これからは積極的に遊びに行けそうです。
でもこれでモノレールの利用者が減ってしまえば、せっかく実現しそうだった4両編成化も夢の話になってしまうかも?少なくとも、ホームドアは早く稼動する様になってもらいたいですね。
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