結局、5月7日まで継続される事になった帰国前PCR検査。ワクチン接種3回未満の人はこれが無いと帰りの飛行機に乗せてもらえず、この事がネックになって未だ海外旅行へ行けないという方も少なくないのではないかと思います。
しかし今回私がマレーシア・クアラルンプールで利用した病院は、唾液での検査が可能な上に日本語対応で安心! スムーズに陰性証明を受ける事が出来ました!
今回はその予約から受信、陰性証明の受け取りまで、その過程を詳しく解説していきたいと思います。※日本への帰国ルールはコロコロ変わる為、政府HPなどのこまめなチェックをおススメします。
日本語対応の病院「ひばりクリニック」
今回私が利用したのは「ひばりクリニック」。クアラルンプールを中心にマレーシア国内に幾つか分院を持つ病院で、日本人街として知られるモントキアラ(KL郊外)に本院を持ち、普段から内科・小児科・歯科など様々な診療が行われています。
このひばりクリニックには新型コロナPCR検査の専用ページがあって、受診方法や料金など詳細が書かれています。※ここ最近サイトが繋がらない場合が多い為、詳細はLINE(下記)でお問合せ下さい。
帰国前PCR検査は350RM、初診の場合はこれに50RMが加算されて400RM(≒12,000円)。通常は検査結果が出るまでに24時間を要しますが、時間が無い場合は「超特急」のプランも用意されています(その場合は唾液での検査は不可)。
マレーシアは物価が安い為、他を探せば1回数千円で陰性証明を出してくれる所もありますが、日本での検疫に対応したフォーマットによる陰性証明が確実に手に入る事を鑑みれば、決して高いものでは無いでしょう。
LINEで予約
ひばりクリニックへの予約はLINEで行います。初めに友達登録を済ませた後、トーク画面から必要事項を日本語で送信、すると予約完了の通知が届きます。下記は私が送信した内容の一例です。
日本への帰国前PCR検査の予約を次の通り希望します。
- IMC ※検査を希望する診療所名
- 氏名 ※ローマ字および漢字
- 生年月日
- 希望日時
- 帰国前PCR検査「唾液」希望
- 携帯番号 ※+81-~
- 特記事項 ※帰国のフライト便名を記入
宜しくお願い致します。
私の場合、予約完了の返信まで15分程度でしたが、希望するクリニックの診療時間によっては更に時間を要する事もある模様。
尚、PCR検査後の陰性証明もこのトーク画面で受け取ります。その他、不明な点があれば相談に乗ってもらえますし、なにより全て日本語でOKというのが有り難い所。
旅行者に便利なIMC(KLCC)への行き方
ひばりクリニックの診療所はKL市内に幾つかありますが、私が利用したのはIMC(Facebookページ)。
モノレールのBukit Nanas駅から徒歩3分の所にあって、KLCCやブキビンタン界隈からも徒歩で行けるので大変便利ですが、土日祝日は休みなので注意が必要。
クリニックはIMCという名前のビルの3階にあるのですが、勝手に入る事は出来ません。
まず初めにグランドフロアにあるビルの総合受付でパスポートを提示し、ひばりクリニックへ行く旨を伝えると入館用のICカードを渡されるので、これを使って横の自動改札を通り、奥のエレベーターで3階へ向かいます。
このエレベーターがちょっと曲者で、エレベーター内で階数のボタンを押しても反応しません。予め外で階数のボタンを押し、その対応するエレベーターに乗り込む必要があります。
3階の奥へ進むとひばりクリニックの入口があります。
受付→検査→支払い
中へ入ると待合室があり、受付で予約名を告げてパスポートを提示(全て日本語でOK)。PCR検査の申込用紙を記入して待つ事5分、すぐに名前を呼ばれて診察室(検査場)へ案内されました。
診察室では唾液検査用のカップを渡され、そこに規定の量に達するまで唾液を入れ続けます。検査に必要な唾液の量が20ml位あるので結構大変ですが…、これが出来ない場合は鼻咽頭ぬぐい検査へ切替となるので注意が必要。
私はすっぱいレモンを想像したり、上を向いたりと色々工夫しながら15分位かけてゆっくり抽出しました。
検査が終わったら受付で決済(クレジットカード対応、JCBもOK)して、この日は終了。翌日のちょうど検査の24時間後位に、陰性証明のPDFがLINEで届きました。
陰性証明書は誤字脱字が無いかどうかよく確認。私の場合、自分で記入した生年月日の年号の数字が違っていたので修正を依頼した所、およそ1時間で修正した物を発行してくれたので、少しでも不明瞭な所があれば遠慮無く申し出ると良いと思います。
VJWへの登録、空港での提示
届いた陰性証明PDFを早速Visit Japan Webに登録した所、ものの30秒で青色に変わって手続き完了!本当にちゃんとチェックしてるのか甚だ疑問ですが…、これで晴れて日本への入国が可能となりました。
日本への帰国当日は、空港のチェックインカウンターでこの陰性証明を提示。
私(マレーシア航空)の場合はスマホに保存したPDFを見せるだけでOKでしたが、航空会社やカウンターのスタッフの裁量によって対応が変わるとの口コミもある為、原本(検査をした診療所へ行くと貰えます)または紙に印刷した物を持っていった方が安心かもしれません。
日本へ到着後は、入国審査前の検疫でVisit Japan Webの青色画面を提示。しかし4月8日現在この行程は既に廃止されていて、提示を求められる事は無いとの事。
こういった細かなルールは日本政府のさじ加減によって日に日に変わってゆくので、小まめにチェックする事を強くおススメします。
絶対に「陰性」を出す為に…
と言う訳で、思ったよりも簡単だった帰国前PCR検査。しかしここで万が一「陽性」が出てしまうと一大時なので、何が何でも「陰性」を出す為に私が使ったのがコレ!
そう、あの吉村大阪府知事で話題になった“イソジン”です(笑)。実際に効果があるかどうかは不明ですが…、取り合えず口の中を無菌状態にしておけば安心かなと…。
唾液検査の場合、検査の2時間前からは水も含めて飲食はNGとされていますが、目には目を歯には歯を。どんな健康体の人でも偽陽性になる可能性のある茶番検査には、こちらもそれ相応の対応をしていかないとやってられませんよ!
こんな無駄に時間と金の掛かる茶番劇に付き合わされるのも、あと1ヶ月。GWまでにマレーシアへ渡航される方の参考になれば幸いです。