衛生面に不安も…「バトゥ洞窟」は“神秘”を感じる鍾乳洞(マレーシア・クアラルンプール)

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先週より「クアラルンプール」の話題をお伝えしていますが、今回はクアラルンプール北部「Batu Caves」にある「バトゥ洞窟」への訪問レポートです。ここはヒンドゥー教の聖地で、年1回「タイプーサム」と呼ばれる祭りが開催される場所だそうです。

私は「洞窟」好きでもあり、これまで岡山県の新見地方や山口県の秋吉台などの他、沖縄本島や石垣島の鍾乳洞にも訪問した経験があり、以前は日本各地の有名所を巡った経験があります。この度クアラルンプールを訪れるにあたって、手軽に行ける鍾乳洞がある事を知り、気軽な気持ちで訪れてみました。

KLの北部 Bath Cavesへ

バトゥ洞窟 (20)

場所はクアラルンプール北部、KLセントラル駅からKTMコミューターで終点「Batu Caves」駅まで行きます。セントラル駅から10kmほど、駅数にして数駅ですが、列車はスピードが遅く、30分程かかります。

バトゥ洞窟 (1)

列車を降りた所から、そこはもう大きな崖が迫っていました。「井倉洞」のある岡山県の「井倉」駅もそうでしたが、鍾乳洞のある街は駅を出たところから、こういった岩山が連なっている景色を臨む所が多いです。

バトゥ洞窟 (2)

駅周辺に賑わいは無く、代わりにゴミの散乱が目立ちました。駅の出口からゴミを踏み分けて出てくる程!バトゥ洞窟への徒歩5分程のアプローチには、露店が出された後が残っていましたが、そこもとにかくゴミの山!しかも生ゴミが主の為、所々悪臭を漂わせています。人気もまばらな上にゴミの山、何かとんでもない場違いな所へ足を踏み入れてしまったのかと、恐ろしくなりました。

バトゥ洞窟 (5)

洞窟の入口近くになると、観光客も次第に増えてホッとします。特徴的な装飾の寺院がある事から、ここはヒンドゥー教の聖地である事を確認しました。

バトゥ洞窟 (3)

こういった像もヒンドゥーに見られる大きな特徴ですね。

洞窟へ通じる急階段をひた登る

バトゥ洞窟 (4)

そしてこれが、バトゥ洞窟へ通じる272段の階段です。段数はもとい、その急勾配がお分かり頂けるでしょうか?

バトゥ洞窟 (6)

それにしても、ヒンドゥーの装飾は不思議なものですね。スカイブルーと朱色が成す独特の世界観は、「美」とはまた違った魅力を感じます。

バトゥ洞窟 (7)

黄金像を横に見上げながら…

バトゥ洞窟 (8)

さぁ、それでは登ってみましょう。上を見上げるとゾッとします。当然ながら、女性のスカートは避けた方が良さそうです(笑)。急な階段には手すりが付いていますが、衛生上の心配がありますので、緊急用として心得ておいた方が良いでしょう。その理由はこの先で分かります。

バトゥ洞窟 (10)

1/3くらい登って来ました。こうして見て見ると、洞窟入口の正面には賑わった広場があって、ここがメインのエントランスなのだと思います。私が歩いてきた「Batu Caves」駅は写真の右方面ですが、本当にいつどこから狙われているか分からない様な雰囲気でしたので、バトゥ洞窟への訪問の際はタクシーを使うなどして、この正面に直接乗りつけるのが吉でしょう。

バトゥ洞窟 (9)バトゥ洞窟 (12)

中間辺りまで来ると、黄金像の後姿が拝見できます。そして登るに従って、鍾乳石らしき姿が間近に迫って来ました。

バトゥ洞窟 (13)

頂上に到着です。流石に高いですね、ちょとした高層ビルくらいの高さはあると思います。

悪臭漂う洞窟と不衛生なサルたち

バトゥ洞窟 (11)

さて、階段を登っている途中から、この様なサルを多く見かけますが、これが先ほど申し上げた通り“衛生面”での心配の種となっています。と言うのも…

バトゥ洞窟 (15)

階段や洞窟内の至る所に生ゴミが落ちており、「Batu Caves」駅の周辺ほどではないものの、この様にサルがゴミを漁っているのを良く見かけます。そしてこのサル達が、観光客を掻き分けながら手すり等を駆け回るのです。中には、自ら口へ運んだ物をポロっと落とす場面も…流石にちょっと青ざめてしまいました。

バトゥ洞窟 (14)

サルに加えてニワトリも多く見かけます。サルもニワトリも、単体では別に汚いイメージはありませんが、生ゴミの散乱とその悪臭が、その不潔さに拍車をかけます。

迫力と神秘の大空間!

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さて、肝心の洞窟はと言うと、そのとてつもない大空間に驚きました。それこそ天井の高さは、登ってきた階段横の黄金像が2体分重なるくらいの感じに見えます。この時は平日の午前中という事もあって閑散としていましたが、話によると「タイプーサム祭」の時にはこの広い洞窟内が人で埋め尽くされるのだとか。

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洞窟の奥には日の差す一角があり、そこにはヒンドゥーの神様たちが祀られていました。あちこちにゴミが散らばる洞窟内も、ここだけは神秘的です。

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あとから知りましたが、タイプーサム祭は1月の終わり頃の開催で、私がバトゥ洞窟を訪れた春節前の時期は、ちょうど祭が終わった直後だった様です。「Batu Caves」駅前の露店の後やゴミの散乱は、大量に人が押し寄せた名残だったのかもしれませんね。

バトゥ洞窟に関して正直な感想を言うと、ちょっと残念…というのが正直なところ。272段もの階段を上がった先に待ち構える巨大な空間は、それだけで一見の価値はありますが、周りの不衛生な側面がそれを台無しにしていたのも事実です。せめて“匂い”だけでも何とかして欲しかった…。

以上、ヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」をお伝えしました。

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