シンガポールの新スポット!CapitaSpringへ行ってみた/営業時間・屋上園庭・ホーカーなど

シンガポールでは、CapitaSpring(キャピタスプリング)という名の超高層ビルが2021年にオープン!これはレストラン、オフィス、サービスレジデンス、屋上庭園などが入った複合施設で、観光客も無料で入場出来ます。

アフターコロナの新スポットとして話題を集めているそうで、どの様な所なのか?早速行ってみる事にしました!

都心に建つ超高層ビル

CapitaSpringの場所はここ。MRTのRaffles Place駅とTelok Ayer駅の間くらいにあって、マーライオンパークからも程近い所です。

この辺りはシンガポール都心部の中枢とあって、周りは空も隠れる程に超高層ビルが乱立。その中に佇むシルバー色のビルがキャピタスプリングです。周りを超高層ビルに囲まれている為、その全景を写すのもなかなか大変…。

2021年に開業したキャピタスプリングは、地上51階建て。高さは280mあって、開業時点ではシンガポールで最も高いビルになるのだとか。

この斬新なビルのデザインは“バイオフィリック”と言う自然と趣味を掛け合わせたものがコンセプトになっているのだそう。中層階に植えられた樹木がむき出しになっていて、これぞまさに都市と自然の融合を象徴するシンガポールらしいデザインですね。

エレベーターで上階の庭園へ

エントランスはビルの東側にあって、ここは“シティルーム”と呼ばれる天井の高い吹き抜けの空間になっています。

エントランスホールに入ると、屋上庭園へ向かう為のエレベーターが2機。その横には総合受付の他、オフィス用のエントランス(自動改札)もこのフロアにあります。

このエレベーターはビジター専用なので、特に許可を得る事なく勝手に乗ることが可能。観光客が入れる屋上庭園は17~20階のGreen Oasisと51階のSky Gardenの2箇所。

入場無料で平日は毎日営業していますが、ランチタイム前後の10:30~14:30は入場不可。また最終エントリーが17:30と早いので、夜景を見る事は出来ません。

1720階「グリーンオアシス」

それではまず「Green Oasis」から。ここは4つのフロアに跨って亜熱帯植物が植えられた庭園で、17階から20階まで一つの回廊で繋がっています。エレベーターの出入り口は各階にあって、どの階でも自由に乗り降りする事が可能。

回廊は17階から20階までほぼ一本道になっていて、吹き抜けの開放的な空間に様々な亜熱帯植物が植えられています。屋上のスカイガーデンも合わせると、植物の数は計8万本にもなるのだとか。

ただ、木々が“生い茂る”というよりは“草むらに生えた”程度の所が殆どで、ジャングルの様に全面木々に覆われた様な所は一切無し。まぁまだ出来たばかりの施設なので、これから徐々に成長していくのかとは思いますが、ちょっとインパクトには欠けるかなと…。

回廊の途中にはビル群を見下ろせる所や、鳥かごの様な休憩スペースもあります。冷房はあまり効いていませんが、風が通って気持ち良いです。

51階「スカイガーデン」

続いて最上階51階のSky Gardenへ。ここは屋上庭園になっていて、Cloud TrailやSky Cubeと呼ばれる展望所、Sky Restaurantという名のカフェがあります。

Sky Restaurantはエレベーターを出て左側にありますが、特に展望カフェという訳ではない様で、この時は誰も利用していませんでした…。

屋根の無い吹きさらしの屋上ガーデンは明るく開放的で、ビルの淵に沿って亜熱帯植物の遊歩道が設けられています。

グリーンオアシスでは殆ど見なかったカラフルな花も咲いていて、雰囲気はまぁまぁ良し!ただ、歩けるスペースはさほど広くはないので、ドっと人が押し寄せるとかなり窮屈になりそうです。

超高層ビルの屋上という事で一番の狙いは眺望ですが、独特のデザインの外壁が邪魔をしてあまり良く見渡す事は出来ません。

風対策なのかデザイン重視なのかは分かりませんが、もう少し展望に配慮して欲しかったなと…。

ホーカーセンターもある

尚、このビルの中にはホーカーがあって、観光客も入る事が出来ます。場所は2階と3階ですが、ここへ行くには一旦ビルの外に出て、別の入り口から入る必要があります。

Hawker Centreと書かれた案内表示に従って進み、この様な何の変哲も無い扉から入ると中に専用のエレベーターがあるので、これを使って2階又は3階へ。

チャンギ空港T1の地下にあるホーカーもそうですが、こういう庶民向けの施設には洒落た装飾など一切施さないのがシンガポール流なのかもしれません。

ホーカーセンターの中はこんな感じ。まだ真新しい事もあって椅子やテーブルは綺麗ですし、床のギトギト感も無く清潔です。

屋台の数は2階と3階合わせて56あって、昼時はかなり混む様ですが、この時は午後3時だった事もあって、およそ半分の店はシャッターが閉まっていました。

2階も3階も内装は同じ造りで、双方の階はエスカレーターで行き来する事が出来ます。

ここで食べられるメニューは他のホーカーと遜色無く、価格は概ね1品5ドル~6ドル前後。チャンギ空港T1地下よりは高いですが、マリーナベイサンズのフードコートと比べたらべらぼうに安いです。

ちょっとした息抜きに

と言う訳で、シンガポールのNewスポットとして注目が集まっているキャピタスプリング。摩天楼に囲まれた亜熱帯植物の回廊は、特に驚く様な感動はありませんでしたが、手軽にシンガポールらしさを感じるには丁度良い施設だと感じました。

風が通って気持ち良いですし、マーライオンパークへ行ったついでにちょっと立ち寄ってみるのも良いかもしれません。

Green Oasis & Sky Gerden

  • 営業日:月曜〜金曜(祝日を除く)
  • 営業時間:8:30~10:30、14:30~18:00(最終入場は17:30)

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