スペイン・バルセロナにある「カタルーニャ音楽堂」ですが、この施設の中には近年になって新たに造られたホールが幾つかある事をご存知ですか?
今回は、この中にある「Petit Palau」という小ホールでコンサートを観賞!どの様なホールなのか、レポートしたいと思います。
カタルーニャ音楽堂の小ホール
カタルーニャ音楽堂の施設の中には、モデルニスモ建築の美しいコンサートホールの他にも幾つかホールがあって、そのうちの一つがPetit Palau(プチ・パラオ)。
こちらは室内楽などの為の小ホールで、2004年に出来た新しいホールです。HPによると、座席アレンジによってフラットな多目的ホールにする事も可能だそうで、オケのリハーサル等でも使えそうですね。
今回こちらのホールで行われた公演は、世界的に有名な指揮者サイモン・ラトル氏率いるアンサンブルと、合唱団とのコラボ公演。前回の記事でお伝えしたコンサートホール(大ホール)での公演に先立って行われたプチコンサートです。チケット購入時にはMain Hall(Concert Hall)と記載されていたのに、当日になっていきなり今回のPetit Palauへと変更になってしまいました!本公演前に美しい大ホールへ入れると思って期待していたのに…、ちょっと残念!
Petit Palauのエントランス
Petit Palauはカタルーニャ音楽堂の地下にありますが、会場へ行くには建物の西側にある広場の方から入って行きます。音楽堂の正面エントランスは、コンサートホールの開場時刻近くにならないと入れません。
建物に入って右の奥の方へ進むと地下へ降りる階段があって、その手前でチケットチェック。表から直接入って来られないので、私以外にも迷っている人が沢山見受けられました。
多目的ホール仕様の客席
Petit Palauの客席ですが、2004年に造られたとあってモダンなデザインです。側面は片方が石の壁でもう片方が反響板になっている等、音響を考えた配置が見て取れますが、見た感じクラシック専門のホールではなさそうですね。
客席の中央から後方にかけては、この様に急な階段になっているので、どの席でも眺望は比較的良さそうです。
座席は、多目的ホールにありがちな簡易式のもので、取り外しも可能な仕様になっています。でもシートピッチは十分ですし、簡易式にしてはちゃんとした椅子です。
25分のショートプログラム
今回の公演プログラムはコチラ。合計5曲、演奏時間25分の超ショートコンサートでした!サイモン・ラトル指揮という事で期待していましたが、演奏はかなり残念なものでガッカリ…。
編成は、金管アンサンブル(Tp3、Tb3、Tuba1)とオルガン、ティンパニ、それに合唱団が80名くらい居て、音量自体はとても大きくて迫力があります。ただ、演奏は完全な学生オケレベル…。
€28という安いチケットなので仕方ないかもしれませんが、もうちょっと人を選んで欲しいなぁと…。
演奏は残念でしたが、カタルーニャ音楽堂にはこんなコンサートホールもあったのかという事が知れて良かったです。世界遺産にもなっているカタルーニャ音楽堂の歴史的建築の中に、こんな現代的なホールがあるなんてビックリ!以上、カタルーニャ音楽堂の小ホールPetit Palauでの観賞レポートでした!本家、美しいコンサートホールでの観賞記録はコチラ→「カタルーニャ音楽堂」鑑賞レポ!美しい講堂と客席の眺望を詳しく!
スペイン・バルセロナに関する情報、観光スポットについては「スペイン・バルセロナの観光ガイドと“一人旅”体験レポート!」も併せてご覧下さい。
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