前回に引き続き、シンガポール~イスタンブールで利用したターキッシュエアラインズ・ビジネスクラスの模様から、今回は機内食をレポートします!
個室感の無い旧式シートにテンション下がり気味の中、せめて機内食だけでも美味しいものが出てくればと期待していたのですが…。
目次
SIN~ISTの機内食メニュー
機内食のメニューは搭乗後すぐに配られ、後にCAがメイン料理等のセレクトを尋ねに来ます。
特徴的な形をした三つ折りの冊子にドリンクリスト、更にワインリストが別紙で付いてくるという豪華なメニュー!いずれも綺麗な厚紙で出来た立派なメニュー表です。
メニューのリストはトルコ語と英語で書かれていて、選択肢は前菜とメイン料理の2箇所。前菜は別途スープを付ける事も出来ます。
ワインのメニューはかなり豊富で、3種の白ワインに5種の赤ワイン、それにロゼ、ポート、シャンパンが1種類ずつ用意。ウィスキーやブランデーも数種類揃っている等、アルコールの品揃えに関しては抜かりは無い模様。
朝食が食べられなかった理由…
尚、この便は長距離路線なので機内食は2回。離陸後すぐに提供される夕食の他、到着2時間前の朝食もあります。
朝食はリクエスト制になっていて、機内食メニューに挟みこまれた別紙の朝食メニューの中から好きなメニューをチェックし、CAに渡せばOK。メニューはオムレツやパンケーキ等の他、コーヒー紅茶等のドリンク、更にはそれらに入れるミルクやレモン等に至るまで細かく指定できる様になっています。
しかしながら、今回私はこの朝食を食べる事が出来なかった…。と言うのも、朝食タイムが始まる時に起こしてもらえず、その後30分程してから起きて待っていたのですが、誰も食事を運んで来る気配は無く、そうこうしている間にサービス時間が終わってしまいました…。せめて一言声を掛けるくらいあっても良いじゃないかと思うのですが…。ちょっとサービス悪過ぎですよね。他の航空会社のビジネスクラスでは有り得ない事です。
残念な味のシャンパンとナッツ…
そういう事情もあって、今回は長距離路線ながら機内食は1回のみ…(泣)。
初めの機内食(夕食)、先ずはテーブルクロスが敷かれてドリンクのサービスが始まります。ドリンクのお供にはナッツのセレクト。
アーモンドにカシューナッツ、マカダミアなど3~4種類のセレクトですが、味は全然ダメ…。塩気が全く効いてないですし、どのナッツも乾燥しきっていて風味も全く引き立ってきません。
同じビジネスクラスでも、カタール航空の美味しいナッツとは雲泥の差です(→機内食が美味!ウィーン発【B787-8】カタール航空ビジネスクラス搭乗記!)
ドリンクはシャンパンをオーダーしましたが、これまた味が全然引き立ってこない…。シャンパンと言うよりも、中堅レベルのスパークリング程度の味わい。特に辛口という感じでも無いし、主張が全くありません。
このシャンパン、メニュー表によると銘柄は「テタンジェ・ブリュット・レゼルヴ(Taittinger Brut Reserve)」という割と有名なシャンパンなのですが、ここまで主張が無い味というのはちょっと驚き!
もしかしたら保存状態が悪いのかも?
期待はずれのアミューズと前菜
ドリンクサービスに続いてはアミューズブーシュ。これはメニュー表には載っていない料理ですが、ミニトマトにチキンサテー、サーモンの3品。
ナイフやフォークはリクエストしないと貰えないという、ちょっとお粗末なCA達…。
彩りはまぁまぁですが、味はどの品もイマイチ…。カレー味のチキンサテーはマレーシア航空の方がずっと美味しいですし、サーモンも特に新鮮さを感じません。
この前夜、ANAの美味しいアミューズを食べた後なだけに、これはテンション下がりますね…(参考→欧米路線のメニューをアジア路線で選択可能!ANA機内食【事前予約】レポート!NRT~SIN)
前菜は「Best of Turkish Mezze」をチョイス。中東エアラインでもお馴染み、フムスやタブーリが乗ったプレートですが、ピタパンはついていません。
中東エアラインの“メゼ”は美味しい料理も多いですが、このターキッシュ・メゼは特に期待した程の味は無し。タブーリ一つとっても、素材にみずみずしさが感じられません。
エミレーツ航空やカタール航空には到底及ばないです。
メインは固い肉、パンも風味なし
メインは「Beef Brochette」。“Brochette”とはフランス語で串焼きの意味ですが、これには串が付いておらず大き目カットのサイコロステーキが3切れ。
ビジネスクラスの肉なので大して期待はしていませんでしたが、やはり味も固さも想像通り。固さはギリギリ許容範囲と言った所ですが、可も無く不可も無い何とも言えない味のソースに、こちらもテンションは下がり気味…。
尚、パンはバスケットから選ぶ事が出来、種類は4つほど。モチっとした食感の物もありましたが、特筆する様な美味しさのパンは無し。付け合わせのバターも全然風味が無いし、何だか泣けてきそう…。
暗がりで食べるデザートの味…
メインの後はデザートですが、デザートも運ばれて来ないまま早くも機内が消灯してしまいました!周りの席を見渡すと、早食いの欧米人達は既に就寝モード…、それに合わせた形なのでしょうけど、こっちはまだディナータイムだってのに…。
デザートは“Turkish Desserts”と題されたケーキやタルト、そしてチーズのセレクト。種類豊富なのは良いですが、割とマシなマフィンを除いてはいずれもただ砂糖を固めただけのお菓子という感じで、旨味やフルーティーさは皆無。
チーズは、唯一カマンベールに限っては程良いクセがあってGood!その他はただの乳製品の塊り!まぁこれでも2切れしか出てこないJALよりはマシですけどね…。
シート×、サービス×、機内食×
ん~何だかとってもガッカリ!前回の記事の通り、個室感ゼロの落ち着かないシートに加え、味のレベルの低い機内食。こんなにテンションの下がったビジネスクラスは初めてです。
CAのサービスも悪く、常に走り回って落ち着かない上、ナイフやフォークの配膳すら忘れてしまう程。客の事を考えずに自分たちの仕事を早く終わらせる事だけを考えているという良い例ですよこれは。口コミでは割と良い評価もあったターキッシュエアラインズ、このフライトがたまたま悪かったのであれば良いですけど…。
と言う訳で、心が浮かないままイスタンブールへ到着!このフライトのシートについては前回の記事をご覧下さい→期待はずれ!ターキッシュエアラインズB777ビジネスクラス搭乗レポートSIN~IST
次回はイスタンブール新空港のラウンジをレポートします!→イスタンブール新空港ラウンジ MILES & SMILES 美食と魅惑の宝庫へ!
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