ビクトリアピークと言えば、香港島に聳える小高い山の上にある景観地。香港きっての観光スポットになっていますが、行こうと思ったら何とこのビクトリアピークへのアクセスに欠かせないケーブルカー「ピークトラム」が、現在改良工事の為運休中…。
代行バスが出ているのですが、その乗り場が少し判り難い所にあるので、少々迷ってしまいました…。今回は、そんなビクトリアピークへの代行バスの乗り場や運賃など、詳しく見ていきたいと思います。
ピークトラムの工事は2020年頃まで
ピークトラムは、香港島の中環エリアとビクトリアピークを結ぶケーブルカー。所要時間は10分、普段は15分間隔で走っています。
ピークトラムの乗り場は、MTRやトラムの駅方面から坂を登って来た所にあります。人気の観光スポットの割に、かなり小じんまりとした駅舎ですよね。ピーク時には2時間待ちの行列が出来る事もあるのだとか。
何も知らずに乗り場へ行ってみると、がらんどうのエントランス…。ここにあった掲示によると、ピークトラムは4月23日から2~3ヶ月の間運休する予定との事。
しかし話によると、その後も2回目の工事が予定されていて、その期間は2020年の後半になるという事なので、これから暫くの間は運行情報に注意しておいた方が良さそうです。
代行バス「X15」の乗り場
ピークトラムは運休中ですが、ビクトリアピークへは代行バスで行く事が可能です。案内によると「X15」という系統のバスがビクトリアピークまで行くそうですが、そのバスの乗り場はここには無く、金鐘(Admiralty)駅の方へ行く必要があるとの事。
私の様にピークトラムの乗り場まで来てしまった場合は、近くのバス停から路線バスに乗って金鐘へ向かい、そこから「X15」へ乗り換える必要があります。
金鐘へは23番又は40番のバス、或いは12Mに乗って添馬街(Tamar St)という停留所で降りても行けるそうです。
ただ、実際に乗り換えてみると場所が結構複雑で、かなり時間を要してしまいました!でも金鐘駅バスターミナルの至る所に「X15」への矢印が書かれているので、これに従って進めばそれほど迷う事は無いと思います。
漸く辿り着いたバス停。観光客が列を成しているので、一目で分かりますね。
このバス停の場所をMAPで見ると、大体この辺り。MTR金鐘駅から向かう場合、B出口から出るとすぐに行けるので便利です。
ノンストップ、運賃は$12.4
X15のバスは、大型のダブルデッカー仕様。本数も多く、この時は大体10分弱おきに出発していました。殆ど待たされる事なく、ある意味ピークトラムより便利かもしれません。
ビクトリアピークまではノンストップ、運賃は$12.4。普通の路線バスと一緒で、乗車の際に運転手に支払います。Octpusカードの利用も勿論OK!
日本円にして僅か170円、観光地へ向かうバスの運賃としてはかなりお得ですよね!
バスはほぼ満席。でも立ち客が出る事は無く、見ていると大体席が9割ほど埋まった段階で発車させている模様。2階席の先頭が一番の人気の様で、中にはこの席に座る為にバスを2~3本見送っている人もいました。
バスはビル群を抜けると間もなくして山岳地帯へ。いろは坂の様な山道を登って行くと、山のすぐ横にビルが建ち並ぶ香港独特の景色を存分に眺める事が出来ます。
ビクトリアピークまでの所要時間は25分ほど。今回は渋滞も無くスムーズに着きましたが、帰る時に反対車線を見たら少し渋滞していたので、その場合は更に時間が掛かる事を考えておく必要があります。
復路は中環にも停車、しかし停車順には要注意!
尚、帰りのバスも往路と同じターミナルから出発します。乗り場は、往路で降りた所からバスの前方へ数十メートル移動した所。
帰りのバスは金鐘の他、中環にも停車するので便利なのですが、問題なのは停車する順番。バスの電光掲示板にはあたかも中環へ先に停車する様に表示されていますが、どういう訳か実際には金鐘→中環の順で停車した為、金鐘で降りれなかった人が続出!
私はスマホのGPSを見ていたので間違えずに済みましたが、何のアナウンスも無かったですし、これは余りにも不親切ですよね。利用の際は、十分に注意しておいた方が良いと思います。
ピークトラムは210人乗りへ
尚、現在改修工事中のピークトラムですが、ニュースによると工事完了後は車体が120人乗りから210人乗りへ大幅UP、また駅舎もリニューアルされるのだとか。
最終的な工事完了は早くても2020年の末頃になる事が予想されますが、どの様な形になるのか完成が待ち遠しいですね!ピークトラムのHPはコチラ
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