シンガポール入国カードが完全電子化!書き方と注意点

シンガポール入国の際に、氏名や滞在先などを申請する為の入国カード(アライバルカード)。以前は飛行機の機内で配布されたカードに手書きで書いて申請していましたが、これが2022年頃より完全電子化。紙の申請書は撤廃され、全て事前にオンライン上で申請する必要があります。

今回は、私が行った申請手順をご紹介。入国審査まで詳しくレポートしたいと思います。

申請は公式サイトから。詐欺サイトに注意

シンガポール入国に必要なアライバルカード「SG ARRIVAL CARD」、申請は シンガポール入国管理局(ICA)の公式HPから行います。スマホアプリのダウンロードは必要無くWeb上で申請可能、申請料は無料です。

このアライバルカードに関しては、申請代行を謳って途中から支払いを促す画面が出てくる詐欺サイトがいくつも存在するのでご注意を。繰り返しになりますが、この申請において費用は一切かかりません完全無料です。

在シンガポール日本国大使館公式ウェブサイト

尚2023年4月現在、シンガポール入国に際してのコロナ規制は全て撤廃済み。観光目的での入国の場合は、2019年までと同様にビザ無しで入国出来ます。

※今後の社会情勢によっては突如変更になる可能性もあるので、大使館や政府HP等をよくご確認下さい。

SG ARRIVAL CARDの書き方

それでは実際に申請書の書き方について解説していきます。申請書はシンガポールへ入国の3日前から提出可能ですが、正確に72時間前という訳では無い様で、2日前位にならないと入力出来ない場合もあります。

シンガポール入国管理局HPのトップページからFor Foreige Visitors、続いてIndividual Submission(個人申請)をクリック。すると入力画面が出てくるので、下記を参考に入力していきます(スマホでも同様)。

画面右上の翻訳で日本語へ切り替えると分かり易いです(一部は英語のまま翻訳されません)。

入力が終わったら最後にプレビューで確認し、提出したら入力した内容の控えをPDFにプリントアウトして手続き完了。

追って登録したメールアドレスにバーコードとDEナンバーが記載された申請内容が送信されるので、この受信メールとプリントアウトした申請書控えの2つをスマホへ保存し、いつでも提示出来る様にしておきます。

氏名(アルファベット)、パスポート番号など、記載されている内容に間違いが無いかどうか再度チェック!修正が必要な場合は、トップページ2頁目の「申請の更新(Update Submission)」から行う事が出来ます。

入国審査はパスポートのみ

申請が完了すれば、後はパスポートを持ってシンガポールへ向かうだけ。シンガポールの入国審査では、プリントアウトした申請書控えや受信したメールの提示を求められる事も無く、パスポートの提示と指紋採取のみで完了しました(滞在日数を聞かれる場合があります)。

ただ日本出発の際、成田空港のチェックインカウンターでは、確認の為という名目で申請書控えの提示を求められたのですが、日本語に翻訳された申請書控えを提示した所、英語で記載された物でないと入国審査で受け付けられない可能性がある、と脅されました…。

上記のICAのサイトで日本に切り替えて申請した場合、注意書きや質問の項目は全て日本語で出力されますが、DE番号やバーコードはきちんと記載されていますし、届いたメールの方は全て英語表記なので何ら問題は無いはず。

恐らくまだ制度が変わって間もない為か、この係員の知識不足なのだと思いますが、最悪申請した内容が受理されていない場合は、その場で入力させられるだけで入国出来なくなるという事は無いので、過度に心配する必要は無いと思います。

どうしても心配な方は、申請書控えを英語に直してプリントアウトするか、初めから日本語へ翻訳せずに申請されると良いでしょう。

入国審査完了のメールを受信

入国審査完了後、何時間か経つと申請時に登録したアドレスに入国審査完了のメールが届きます。これが入国スタンプの代わりになるので大切に保管(パスポートのスタンプは廃止されています)。

ここには入国の日時と共に、滞在可能日数が記載されているので要確認。ビザ無しの観光目的での入国の場合、最大で30日間となります。

と言う訳で、新しくなったシンガポールの入国カード。事前に少し手間は掛かりますが、以前の様に揺れる飛行機の中で入国カードを記載する手間も無くなったので、私としては良い傾向かなと思っています。

ただ、旅の記念となる入国スタンプが貰えないというのはちょっと寂しいものですが…。